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聴き始めと終わりでまったく異なる

Tems 「Free Mind」

この曲を聴き終わって、あれ、私1曲だけ聞いたんだよね?と自分を疑いたくなるくらい、入り口と出口が全く違うという不思議な感覚を味わえる素晴らしい1曲です。

この曲を歌っているのはTemsさんという25歳のナイジェリア出身のシンガーソングライター兼レコードプロデューサーさんです。20歳の時に彼女がリリースした最初のシングル「Mr. Rebel」がYoutubeで20万ビューを越え、のちに発表された「Looku Looku」(この曲をレビューしようか迷ったくらい素敵な曲です)というシングルで広く知られるようになります。その後、「Try me」という曲でますます知名度が上がり、2019年Youtubeで200万ビューを獲得するほどの大人気歌手となりました。 

Temsさんの楽曲はかっこよい歌声と包み込んでくれるような壮大なスケール感の曲がたくさんあって、とっても好きです。R&BとAfro Beatの配合のバランスも絶妙でセンスが最高に良い素晴らしいソングライターさん兼プロデューサーさんだなと感じます。

このFree Mindは、自分自身の信念からの解放について歌っている曲です。これは私の意訳ですが、人生のハードルは越えてもまた別のハードルが現れてくるけれども、あきらめずにチャレンジして外側から見る自分という殻に囚われず自由に、内なる自分の声に耳を傾け、自分の生きたい道を生きていこう。という自身に向けて、そして楽曲を聴く私たちに対してのメッセージが込められた歌となっています。

地球の反対側で生きる、こんなにも才能あふれた素晴らしいシンガーさんでも同じような悩みや葛藤を抱え生きてることにシンパシーを感じて、この曲がより好きになりました。

前半と後半で印象が異なる楽曲になってるのもこうしたメッセージを反映させた形なのかしら?と考えると、この「Free Mind」の聴く楽しみ方が広がりますね。こんなおしゃれな背中押しソングを聴いて、なりたい自分になるためのチャレンジを初めてみてはいかがでしょうか?

https://open.spotify.com/track/2mzM4Y0Rnx2BDZqRnhQ5Q6?si=b6005eb663ad4768

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