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Synthesizer Vによるアイドルグループ「花言葉はインフィニティ」を始める理由

はじめに

Synthesizer Vは歌声合成ソフトウェアです。ボーカロイドではその機械的な歌唱が魅力的でしたが、Synthesizer Vでは、いわゆる「調声」をしない「ベタ打ち」でも、まるで人間が歌っているかのように歌ってくれます。
実際、最近の僕のアイドル楽曲などで、仮歌や、コーラスに実戦投入しています。
使っていくに従って、もっと面白いことができるんじゃないかと思うようになりました。
僕のメインワークでもある「ライブアイドル楽曲」、これを複数のSynthesizer Vの音声データベースを組み合わせた、バーチャルなアイドルグループに歌わせることができたら面白いのでは! と。
特に、TOKYO6 ENTERTAINMENTの、夏色花梨、小春六花、花隈千冬は、まさにアイドルグループにうってつけの声とルックスです。この3人でアイドルグループを作ってプロデュースすることに決めました。

自由にプロデュースしたい

通常、アイドル楽曲の制作は、アイドルの所属する事務所からの依頼で行います。ほとんどが、依頼があってから作る、と言う形です。
なので、完全に僕の自由になるわけではありません(もちろん、こちらから曲調を提案させてもらうこともありますが)。
自由にプロデュースしたいのなら、アイドルグループを自分で作って運営してしまえばいいのでは、と何度か考えたことがあります。しかし、アイドルになりたい女の子の人生を背負うのは荷が重すぎます。軽い気持ちでやって良い物ではありません。
しかし、歌声合成ソフトウェアで作るアイドルグループなら、その重い荷物を下ろすことができます。純粋に楽曲を作って歌ってもらう、が可能になります。
楽曲制作チームも、普段アイドル楽曲を制作しているチームで、ガチでやります。

ショーケースとして

依頼されて曲を作ると書きましたが、その依頼のほとんどが「過去に作った僕の曲」のような曲を書いてほしいと言うものなのです。
当然、僕と言う作曲家をその曲で知ってもらって、その曲のような曲が欲しいと思うからこそ、お声がけいただけるわけです。
しかしながら、それを続けていくと、同じような曲を作り続けることになってしまいます。
もっと、いろいろなジャンル、曲調を試してみたくても、なかなか自由に、と言うわけにはいきません。
そのために、同人音楽活動では、できるだけ普段のアイドル曲ではやらないような曲を作ることにしているんですが、そこから、アイドル曲の依頼へとはつながらないのが現状です。
そこで、アイドル曲という縛りの中で、実験や試みを試せる場所が必要だと思ったのです。
「花言葉はインフィニティ」は、僕にとって、アイドル曲のショーケースになると思っています。

これからの活動

「花言葉はインフィニティ」は同人音楽としてやっていきたいと思っています。
4/30の音系・メディアミックス同人即売会M3にてプレデビューを目指しています。ここでは、1曲入りの手焼きCD-Rを頒布します。
そして、10月の秋のM3では3曲入りのEPを頒布する予定です。
M3でCDを頒布すると言うのが基本的な活動になりますが、途中でMVを作成したりなどもしていきたいと思っています。

公式Twitterはじめました

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おわりに

合成音声を組みわせて曲歌わせるだけ、ではあるのですが、グループ名をつけて、オリジナル衣装を着たイラストを作成して、とやっていると、ほんとうにアイドルグループを作っている気がします。
とても、わくわくしています。
ぜひ、僕らの試みを楽しんでください。


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