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9月1日だけ休めばいいと思い込ませる記事に物申す

今日は8月29日です。
一般的な2学期の始まりの9月1日まで
あと3日。

今年もいろんな媒体で声高に
「学校行きたくないと子どもが言ったら
休ませましょう!」
ってアホみたいに垂れ流しが始まりました。

いや、いいんですよ、それで。
9/1の自殺率の高さを鑑みれば
それが間違ってるとは思わないし
(8/31の夜に命を絶ち、
9/1の朝になってそれが判明するから
9/1の自殺率が高くなる)
広く世間に認知され始めたので、
とても感謝してます。
アホとか言ってごめんなさい。

でもですよ、本当にまったく!!怒

じゃあ、アンタ何に怒ってるのよ

本当にね。
怒る必要ないじゃんて思いますよね。

でもね、学校休ませたら
「はい、終わり!」
じゃないんですよ。
その前もあるし後もある。

子どもが学校行きたくないって
親に言ってくるのは、
どの段階で言ってると思いますか?
わたしはかなりギリギリの状態で言ってると思います。
「もう我慢できない!無理!」
っていう段階です。

それはやはり、
「学校は行くもの」
という世間のよくわかんない常識を
子どもが良いことだと思い込まされているから
「悪いことをしたいと親に言う」
という感覚に近いのかもしれません。
わたし自身も実は不登校・行き渋りの経験が
少しだけあるのですが、
かなりギリギリの線で親に訴えたし
むすめも長期間の行き渋りを経てからの
訴えでした。

親としてはそんなギリギリじゃなくて
もっと早く言って!
って思うのですが、やっぱり
「悪い(と思い込んでる)ことをしたい」
なんて、よっぽどの状態じゃなきゃ言えないですよね。

そんな背景があることを知らずに
「子どもが学校を休みたいと言ったら休ませましょう」
だけで終わらせる記事に
怒りを覚えつつ辟易しているのです。

その日だけは凌げます

9/1は休ませて、とりあえず事なきを得ることができるかもしれません。

でも、続きがあるんです。
その日休んで氣が済んで
登校できるようになれば良いですが、
できない場合もあるわけです。

その時に話を聞かないで
「学校行きなさい!」
って無理やり登校させたら
子どもにとっては
やっとやり過ごした8/31の夜が
またやって来るのと同じ状態になります。

それを繰り返していたら、
子どもの心が折れてしまい
最悪の事態になることもあるんです。

その日だけ凌げても
その後がなければ意味がありません。

エネルギーや元氣を貯めるって言葉は
もう聞き飽きた

それを防ぐためには
子どもが休みたいと言ったら
その都度休ませればいいのかというと、
それも違います。

正確にはそれだけでは足りません。

子どもがまた動き出せるようになるには
「元氣」や「エネルギー」が必要です。

でも、それって何?どうやって貯めるの?
って思いますよね。

簡単に言ってしまえば、
「自信」
だとわたしは思っています。
自分が自分でいていいと思える、
ありのままの自分を認められる、
そんな状態になれることだと思います。

むすめを見ていても、
自分の経験からしても。

だから、子どもを休ませたら
子どもを否定しない環境が必要です。

でも、全部まるっと言うことを聞けということではありません。
そんなの、親に支障が出るに決まってる。笑

親の軸を決める!


子どもの望むことを親ができる範囲で叶えてやる。
子どもが動くのを待つ。


ここが基本だと思います。
できない時はできないで構わないから、
叶えてあげられそうな時は全力で叶える。
親が先回りすることなく、
子どもからのアクションを待つ。
ここを軸にして物事を考えていけば
ブレることはないと思います。

いろいろと
〇〇するといい!
とか
△△しちゃダメ!
なんて情報が溢れてますが、
その状況にピタリとハマらないと
使えないものが多いです。

それに振り回されて
情報ばかりを追いかけて
子どもを置き去りにしてしまうことなく、
目の前の子どもをしっかりと見ていただきたいです。

ということで、
ここまでしっかり言わなくても
その場凌ぎの9/1欠席だけではないことに
触れてほしいなぁと思ったので
今回の記事を書きました。


2023.08.29

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