見出し画像

INFJの長所

私は小泉今日子さんが好きだ。彼女のアイドル時代はリアルタイムでは知らない世代。そんな私がなぜ彼女に惹かれるのか。先日ドラマを見ていたら小泉今日子さんが出演されていて、ふとnoteに書きたくなったので書きたいと思います。

私の母は読書家で、町の小さな図書館に週に一回通い、たくさんの本を読んでいました。
私も小学生の頃から母に着いて行き、毎週数冊の本を借りて読んでいました。私は好きな本があると何回も同じものを借りて繰り返し読んでいたのですが、その中の一冊が小泉今日子さんの著書『パンダのan an』でした。

だいぶ昔の話で本の内容までは覚えてはいないのですが、彼女のポラロイド写真が掲載されており、内容も自然体な飾らない彼女の魅力で溢れていました。
小学生の私は小泉さんのタバコをくわえている写真を見て、「かっこいい…!」と大人の女性に密かに憧れていました。(なんて小学生だ)

今思えば、彼女のエッセイはすごく読みやすく、当時小学生だった私も読むことができたんですよね。それも彼女のエッセイはなんだか読んだ後にほっこりと幸せな気持ちになるんです。その感覚だけは今でもはっきり覚えています。


そんなこともすっかり忘れて、育児に追われ本離れしてしまった私が、子供の歯医者に付き添った時のこと。なんとなく読んだ雑誌に小泉さんの連載が載っていました。

内容は、彼女がまだ10代でアイドルだった頃の話でした。当時トップアイドルだった彼女は、プライベートで一人で喫茶店で読書をしていたそう。すると、喫茶店の店員さんが小さなメモを渡してきました。それは向かいに座っていた自分より少し年上のお姉さんからでした。メモには「あなたにもこんな普通の時間があって安心しました」(ごめんなさいうろ覚えですがこんなニュアンスの言葉だったと思います)と忙しい彼女を気遣う内容が書かれていたそう。

お姉さんの心遣いといい、気の利く店員さんといい、なんてステキな話だ…!と、一人歯医者の待合室で胸熱になったのを覚えています。まだ10代だった頃の出来事を小泉さんが覚えていて、こうして自分の大事なエピソードとして語られているのもステキですよね。



INFJの人って人の感情に流されやすいと思うんです。私も、他人から人の悪口やネガティブな話を聞いたりすると凄く気分が落ち込みます。救いようのないほどの暗い映画を見た後は次の日まで引きずりますし。夕方のニュースでとても悲しい事件があった時は泣いてしまいます。

ただ、共感力が高いからこそポジティブな話にも、自分のことのように喜んだり幸せな気持ちになったりできますよね。

なんだかINFJの短所ばかり見ちゃっていたな、と気付きました。人より些細なことで喜びを感じることができるのに、気付かずにスルーしてたのは自分だったんだ!なんて勿体無い!

早速小泉さんのエッセイを読みたくなり探してみたんですが電子書籍は出版されておらず。近所の本屋さんにも在庫がありませんでした。

久しぶりに図書館へ行ってこようかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?