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【2023冬・中国編】広西チワン族自治区「桂林」へ

中国の桂林をご存じでしょうか??水墨画の世界をそのまま楽しめる観光スポットとして有名なので、その風景を一度は目にした方もいるのではないでしょうか。

12月下旬に、桂林についての知識は皆無に等しい状態で初訪問!今更ですが改めて地図にプロットしながら見どころなど記しておさらいしてみようと思います。

<桂林ってどんなところ?>
下記の地図の赤で囲ったところがベースの街「上海」→目的地「桂林」です。上海からは距離にして1,328km離れており飛行機で2時間ちょっとです。

見ての通り中国南部の「広西チワン族自治区」に位置する著名な観光地で、中国最大の少数民族「チワン族」の原住地となっています。
広西チワン族自治区は、西は雲南省、東は広東省、南はベトナムと隣接。気候は比較的温暖です。

チワン族の美しい民族衣装。トゥチャ族・ミャオ族の衣装に似ている!

地形的には、岩石が雨水や地下水に溶食されることによってできる特殊な「カルスト地形」によってできるタワーカルストが林立し、下記写真のように美しい風景をつくりだします。

珠江の支流である漓江

<見どころ(金曜夜出発→2泊3日)>


■漓江(りこう)川下り

桂林観光目玉の漓江川下り。全長426kmの世界でも有数な川下り観光コース。桂林市内のコース出発地点「竹江碼頭」から終点「陽朔」までは4時間(朝9時出発、ランチ付き)。多くの観光客が四つ星の観覧船で下るようです。

四つ星観覧の船内2階席、広々した席で快適でした!
1階席は中国の学生(大学生かな?)さんなど若者がいっぱい!
お茶のサービスも!
ビュッフェスタイルのランチ、こちらは可もなく不可もなく

川の水は非常に澄んでいます。両岸はこのように荒々しい奇岩や山などが連なり息を飲むような圧倒的なスケールの景色が広がります。

言葉にならない美しい情景を写真で!

険しい岩壁!
美丽的景色!

※船上デッキはずっと出ていると寒いです(当たり前だけど)。フリースの上にダウンジャケットを着こみ正解。夫は油断をして薄着で風邪をひいていた。

■陽朔(ようさく)

漓江下りの終着点、陽朔。中心街である西街を観てみました。

竹排(ツーパイ)と呼ばれる竹筏(竹いかだ)です
漓江では上記のような竹筏で川下りを楽しむ観光客もチラホラ…

西街は過去には多くの西洋人が滞在していていたようで、土産物店や飲食店ホテルなどが軒を連ねていますが、全体的に寂れている感じがしました。

殆ど観光客もなく、閑散としています
街中にはオシャレなカフェも!この店には若者が多くいました

このあと、桂林の街へ戻るバスを探しましたが終了時間をとっくに過ぎていたようでタクシーで帰る羽目に。。
桂林からは南に約65km離れており、車だと1時間程度。タクシー運転手も戸惑う距離でしたが、なんとか戻れたのとタクシー運賃が格安なので◎!

※15時くらいの時点で戻るバスはなかったので、訪問の際は復路バスの最終時間を要チェック!

◆Li River Hotel Guilin · Cloud Restaurant(グルメ)

桂林料理といえば、辛い湖南料理系と薄味の広東料理系が多いそう。名物料理は「桂林ビーフン」「白果ドン老鴨」「桂林田螺(桂林タニシ)」「ビール魚(啤酒魚)」などですが「ビール魚(啤酒魚)」は微妙…との前情報もあったので、ディナーはホテルのレストランでコース料理を食べてみました。

ドリンクは、お米を原料とした桂林産の白酒「三花酒」にトライ。

コクがあって美味しい!

下記は前菜。
謎の果物?野菜?中の種はトロッとしており甘露煮にみたいな感じでした。桂林でしか採れない「羅漢果(らかんか)」かなとも思ったけど違うか…。もっと黒いのかな。
上の白いのは蓮の実でしょうか・・?甘いので辛い物の後に食べると中和されてよかった。

前菜

名物の「白果ドン老鴨(銀杏と鴨のスープ)」美味でした!

白果ドン老鴨(銀杏と鴨のスープ)

酸菜鱼(スアンツァイユー)かな?美味しいけれど辛い!辛いのだけど美味しかった!

デザート

上品な味で非常に美味しかったです。何よりレストランからの夜景が素晴らしく、オススメです!

日月双塔文化公園を一望に

►Li River Hotel Guilin
中国 Guilin, Yang Shuo Xian, 叠翠路33号 邮政编码: 541900

※立地よし。部屋もバスルームも広く清潔で超快適。外観は地味ですが最高。非常におすすめのホテルです!

■七星公園

桂林最大(面積40k㎡)の公園ということで、観光情報にて「オススメスポット」として紹介されていましたが微妙な感じでした。
※グラウンドではバドミントンをしたり幼稚園が運動会を開催するなど、地元市民の憩いの場みたいな感じ。情報がアップデートされていないのかもです。

■象山公園

象鼻山

街の自然公園。前述の七星公園より楽しめました。上記は、象の姿に似ていることから象鼻山と呼ばれるようになったとのこと。

※ここまであちこち観て回ってきましたが、自然が作り出す地形を何かの形になぞらえることが多い気がします。岩山が人間の鼻の形に似ている、帽子に似ている、猿に似ているなどなど…。もう写真におさめても「これなんだっけ?」みたいな感じですw

◆同来米粉(グルメ:桂林ビーフン)

桂林に来たらやっぱりコレ!桂林ビーフン。地元の有名なお店です。
ビーフンは口触りが滑らかで美味しかったです!

スープ、トッピングはセルフスタイルですが、スープは入れないほうが美味しいかもです。

よく混ぜ混ぜして。私はスープなしで最後まで…

►同来米粉
桂林市象山区通泉巷1-3

以下、街中にて。

下記は、お馴染みの貸衣装屋さんです。民族衣装が色彩豊かなデザインでトゥチャ族・ミャオ族のものとそっくりです。

煌びやかな銀製の装飾品もミャオ族とよく似ていますね。

桂林は張家界とはまた違った魅力があって非常に楽しめました。自然が見せる奇跡のような美しい世界をぜひ。
オススメです。

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