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誰が為の文章

最近書く気が起きない。理由は、たぶんわかっていることだった。それでも、それをこの場所に書くには大変まずかった。悩みを文字として発表することの可能なこの媒体に向けて発散することは大変よろしくない問題なのだ。

なぜならば、書けない問題だからである。
それでも書かないでいるわけにはいかない。自分のモチベーションの為にもここを見て見ぬふりをして進めるわけにはいかない。

いや、やはり言うべきではないのかもしれない。こいつはいつもいつも同じようなことで悩んでいる。本当に全く成長のない。

どうして書けないのか。それは過去に自分が犯してきた記録を紐解けば自ずと見えてくるはずだ。

Vtuberを始めた同輩にメンヘラをかまし、コミュニティに参加したせいで発狂し、挙句の果てに信用自傷行為を働く始末であるもんだ。

さて、今回もその類の話である。きわめて見るに堪えないと思うが、ぼくの解消に付き合ってくれ。

最近ある人がいなくなった。
いや、消えたわけではない。ただ、自分に関わってくれなくなった。

その人は自分が…もう2年前?の書き始めた初期の初期から応援してくれてた人だ。たぶんフォロワー最初の数人目とかだったと思う。

その人はずっと自分の記事にスキをしてくれた。どれくらい?
毎回だ。どんなくだらない話だって、どんなに趣味のことだって、どんなに意味不明だって、とにかく毎回スキしてくれていた。

botではない。その人は自分のアカウントで記事を投稿していたし、何なら毎日投稿をしていたことだってある。
コメントもしてくれたし記事を読んで引用やアドバイスをしてくれたことだってある。
自分の記事を最初に褒めてくれたのも、たぶんこの人だ。文章が上手いと言ってくれたから、自分は今までずっと自分は文章が上手いと思い続けられた。
書く意欲のある人は書き続けてたら上手くなる、そう言われたから書き続けられた。

その人がスキを押さなかったのは数文字程度のつぶやきとか、それくらいだった。それ以外のものには大体反応をくれた。

そんな人が来なくなってしまった。まぁ、それだけなんだけど。

たったそれだけで、自分は動揺している。
書くことが怖くなるくらいに。

そう。本来だったらもっとスマートにしているつもりだった。
自分は感情が揺れるとメンヘラみたいになってしまうから。過去の惨状からもそれは自覚しているはずだった。
少し待てばなんとも思わなくなるはずだったし、そう出来ると信じていた。
こんな醜態を晒すつもりはなかった。

それがどうだ。これはこのnoteの話しなのだ。自分がストレス解消に使っているnoteでのストレスはどこに書けばいい。このことをずっと黙っているか、忘れてしまうか、そう出来ればなんとよかったことだろう。

動揺している。動揺している。
自分がつまらなくなったのか。飽きられてしまったのか。やっぱり過去のやつのほうがおもしろかったのか。他の人を見つけたのか。仕事が忙しくなったのか。いやそれはふつうに投稿しているから違うのだろう。じゃあやっぱり俺がつまらなくなったせいか。そうだよな。つらー。

誰が為に書いてきた。そう。ログインボーナスさん。ずっと心でそう呼んできた。何を書いても肯定されたような気がした。なにをしても。どんなことをしても受け入れてくれたんだ。
書く内容に依らず、書く分量に依らず、写真だってイラストだって構やしない。そんな存在が自分にずっと付いてきていたのだ。いや、変換ミスかも。憑いていたのかもしれない。

自分は全肯定されることに慣れ過ぎた。別にそれが甘えだとか弱さだとか強度だとか言うつもりはないし、そうとも思わない。ただ、自分の全てが肯定されているという感覚は常にあった。それのおかげで本来渡れないクレバスへ走り飛び込むという無謀だか勇気だかはもらった気がする。

自分は常に、その人に向けて書いていたような気がする。
そう、だからこんな感情はここでは言わないようにしてたのに。それでもここで言わないと今後に支障しか出ないと思ったから。

感謝を唱えればいいのか、裏切ったなと言えばいいのか、どうしてですかと尋ねればいいのか。本当によくわからない。

もしこんなことを表に出した後に、またふとしたら戻ってきていた、なんてことになっていたらどないしようも無さすぎる。恐怖すぎる、自分が。
誰かに向ける大きすぎる感情。それがどうしようもなくその人を傷つけてしまうことになる。自分はそんなことを何度も繰り返してきた。もうしないと望んだはずなのにできなかったよ。ごめんね。
まぁ、それも全部知ってるか。なんたってぼくの最古参フォロワーなんだからね。俺のことはよく知ってるだろう。

あああ、情けない。捨てられた相手に未練たらたらじゃないか。こんなことを言うはずがなかった。

自分の中で勝手に神格化され過ぎている。神がいないってこんな気分なのかなあ?見ないと決めた通知をずっと確認してしまうぼくがいる。
ごめんよ。神は君だけなんだ。君以外はみんな人間なんだ。彼らには好みもあるし、気分もある。だから適度なお付き合いなんだ。それでも、神だけは常に自分を見てくれてた。信仰ってこういう気分なのかもしれない。いや、依存だろ、これは。

と、いうわけで。これからぼくは神のいない世界で生きていかなくちゃいけない。クレイジーだな。
正直生きていけるかどうかまだ不安だけど、まぁしばらくしたら何とかなるだろう。
書くとすっきりした。noteに書くのはこれを書いてからって決めてたんだ。我慢できなかったんだね。

これからは、誰のために書けばいいんだろう。

嗚呼、誰が為に俺は書く?