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自分を表すことばを選ぼう!

bioという概念がある。要はプロフィール欄のことだ。
こんなオシャレで流行らせたがりが流行らせたようなすぐ廃れるバズワードの典型みたいなことばなんて、おもしろいから使うに決まってんだろ。
bioとはbiographyの略で略歴紹介や生い立ちのような意味があるらしい。
だが自意識のひねくれた奴、例えば自分、はこんなところにわざわざ過去を書いたりしない。
そうだな。bioに書かれる一般的なことは次のようなものがあるだろう。

  • 出版した本

  • 勤めている会社

  • Youtubeリンク

  • 学校

  • 年齢

  • 性別

  • 肩書

  • 好きなもの

  • 好きな曲(!)

  • 星座

  • 干支

  • 性的マイノリティ表明

  • 発達障害表明

  • 政治的スタンス表明

  • 弱者男性表明

  • 自称鬱病

  • 自称繊細さん

  • 中卒ブロガー

  • レンタルなんかしてるひと

  • VTuber

  • ○○クラスタ所属

  • 凹×凸推し!

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とかね。
だが、そういうことが書けないやつはどうすればいい?
いや、何も我々が過去にひとつも言うべきことがないなどと言っているわけではない。
そうではなく、いったい何が自分を表してくれる言葉なのだろうということにいつも悩みながらしかして未だにその解を見つけられていない者共のことを言っているのだ。
一体、どんなことばを書けば相手にどんな印象を抱いてもらえるのだろう。
このことばを纏うことによって”私”はどのようにふるまうべきとされるのだろう。
そう、そんなことを考え過ぎるがあまりなにも書けなくなった挙句、その人を知りたいと思う訪問者がいのいちばんに目を止める場所にポエム、もしくは怪文書をデデーンと乗っけてしまうことになるのだ。

さて、今回は自分が今まで考えてきた選りすぐりのbioを公開していきたいと思う!
なんなら他人に見せてきっついったぽえむじゃんwwと言われて速攻半泣きになりながら架け替えたこともある。
自意識が煮詰まった末に一体どのような地獄が現れるのか、なんなら解説付きでお届けいたします。


(ここに気の利いたひとこと)

おっと、いきなり来ましたね。少し前から自分のことを知ってくれてる人は多分目にしたことがあるんじゃないかな?

いやー、ずりぃよね。これね。

なにがずるいってこれをbioのど真ん中に、単品で置いてあることなんだよね。つまりこれだけで他人のうまい一言にメタ的なこと言ってマウントとりつつ、これ自体がシンプルでうまいこと言ってやったぜ、的なね。
結構長いことこれを掲げてた気がするけどたぶんこれ以上やってたら別の人とかぶってることが発覚してすごすごと取り下げるようなことが目に見えてたので勝ち逃げ?できたことは素直にうれしい。
…もしかしたら普通にスベってたから誰ともかぶらなかった説が今浮上してきてる。

巳年 留年 休学

去年くらい?にこれを使ってたような気がする。もう結構あれから長い時間が経ったんだな…。
インターネットでは年齢大富豪が行われてるのでこのカードを掲げるだけで大半の相手には勝てる。はず。たまに自分より若いのに文章うまい人間を見つけると嫉妬で死ぬ。酷く醜い生き物。
しかもマウントの取り方が絶妙。干支て。考えたらわかるくらいの匂わせ。いや、あからさますぎるぞと言いたい。きしょい。

ちなみに自分のアイコンの変なモザイク画のモチーフは「巳」だったりする。悩んだ末に干支の漢字などという自意識の拗らせがすごくて笑っちゃう。確かnote始めようとして一番初めに着手したのがアイコンづくりだったから当時はどれだけnoteにビビってたのかよくわかる。

○○大学 n年

やったことはないけど、やろうとしたことはある。
でも別に大学名とか言う必要ない…とか言うことがまためんどくさいんだけど、結局これを公表したところで実名で戦ってる意識高ビジネス勢よりになっちゃって関わるフィールドが変わっちゃうし、何より匿名で言うこと言う方が気楽だから正直本名なんて縛りを持ちながら文章なんてめんどくさいこと続くわけがないと思った。有益なことを書く気なんてさらさらないよ。というかネットに蔓延る有益情報ってもう劣化の劣化しかないから名乗らないほうがマシじゃない?って思ってるんだけどどうだろ。

でも権力持ってる大人に気に入られたいなら匿名じゃだめなんだろうな~ってことはSNSの構造上察したのでいざその時が来たらここで培った✞文章力✞を使って本名垢作ればいいだけさ。
たとえ就活があったとしてこんなもん活動として見せられますかって話ですよ。よほど気に入られた大人とかじゃないといやだ。

実際サークルでも家族にもこんなもん書いてるってこと言ってないしバレたくないしね。なんなら3回りくらい留年休学ニートしてたってことも隠してるし。言えるわけないね!共有してるのは高校からの友達くらいかな?おまえらに関しましては絶対に洩らさないようにしていただきたい。たのむぞ。

自分の余分な部分

来ました、現行bio。
実はこれかなり悩んだ末に考え付いたやつでめっちゃ気に入ってる。カッコいいでしょ!
ここにたどり着く前にかなりプロトタイプを練ってた。そしたら急に『天啓~inspiration~』が舞い降りてきたってワケ。その前にこねくり回してたプロトタイプがこちら。

  • 成長の副作用

  • 四次元連続体断面図

  • かつて自我だった部分

全部、最近ずっと自分が考えてることを端的に表した標語だ。
その考えっていうのが要は「人って書くことで成長できるよね」ってことなんだけど、それは「じゃあ成長しちゃったら過去の自分はどこに行ってしまうの?」ということの裏表でもあるんだよね。
んでそれはnoteの中、文章の中にあるっていうのが結論なんだけどやっぱりそれってさみしいじゃん。だってほんとにあの鬱屈してた時期の方がいい文章をいっぱい書けてたはずなんだからね。
でも重荷を、過去を、感情を、手放して忘れて閉じ込めて、それをようやく成長と呼ぶ。だから、成長っていいことばかりじゃない。少なくとも、かなしいし、くやしいし、大事なものが亡くなっていくような感覚になる。ただの、自分=自己=自我=我への執着なのかもしれないけどね。

という意味での「成長の副作用」であり「かつて自我だった部分」であり「自分の余分な部分」であり(空間+時間連続体としての変わりゆく一つの自分を時間軸に垂直で切った)「四次元連続体断面図」であるというわけ。

長くなったけど、こういう意味が込められているんだぞってことで。
こんなに熱く語るなら別で記事書けばよかった。まぁ自分はいままでそんなこと一回もしたことがないからいいんだけど。
あと似たようなことは前にも言ってるはずだから、俺の観測者さんたちはじゃあ頑張って過去記事全部読んで来よう!いつどこで重要なことが書かれてるかわからないからちゃんと毎日読みに来るんだぞ!

捻くれた知覚の束

いや~、これも長いこと使ってたような気がする。覚えてる?
捻くれものっていうのがもう俺ガイルを読んだ時から好きすぎて使っちゃった。そのうえパスカル?の(今調べたらヒュームだった!ヒュームって誰?)「人間は知覚の束である」っていうことばが好きすぎてそれを安易に組み合わせただけのbio。
知覚の束だって。その通りすぎる。束ってことは細長いな!糸だな!糸と言えば捩じれる撚れる捻くれるだな!

…こうしてこれが生まれたってワケ。

今でも知覚の束というフレーズは好きなのでお気に入りではある。機会があればまた使いたいな。

にんげんのことが知りたい。

たぶん1か月も使ってなかったと思う。でもこれも好き。
人間ってほんまよくわからんですからね。あとお→ま↑え↓も人間やろ!っていうツッコミ待ちでもある。
正直家庭内がめっちゃこじれてた時期で他人から向けられる、頑張れ、期待してたのに、どうしてできないの、みたいなことばを聞きすぎて悩みまくってた時期だったのかな?たぶん。
それとこの時期にたまたま通ってた図書館で世界自閉症啓発デーコーナーがあって発達障害とかについての知見を深めてた時期だったのもあるかも。
あれは人生の攻略本だと思ってる。自キャラのステータス/スキルを把握してないとなにもできませんですからね。こういうことを積極的に名乗りを上げるのはあんま好きじゃないけど今後攻略しなきゃいけないダンジョンがあるならスキルを活かすのはむしろ当然ですらある。うまく使えばめんどくさいやつ扱いされることも少なくなってお得かもね。

うりうりがうりうりにきてうりのこしうりうりかえるうりうりのこえ

最近始めたLINEのひとことはこれにしている。LINEってそういうものでしょ?
こいつnoteでのbioに比べてLINEの扱いが雑すぎるな…
まぁこれから広く使っていくと同時に環境に合わせて洗練されていくことでしょう。今は友達しかいないからね。

ちなみに早口ことばでいちばんすきなのは「あの竹垣に竹立て掛けたのは竹立て掛けたかったからです」です。タイプしてるだけなのに噛みそうになった。

俯いたまま歩くから小銭をよく拾う。

個人的に好きなbioである濡鳥さん

「俯いて歩いてるから靴紐が解けてる人とよく出会う。」

のパクリ疑惑が浮上しているが、確かこれをなんとなくぼやっと頭にあるくらいの時にこれを見つけてうわ~やられた。と、被らなくてよかった…。という複雑な感情を舐めた思い出。あまりに好きすぎてまっったく関係ない場面でボソッと言ってしまって激しく内なる後悔をしたことがある。


いかがでしたか?
まぁいろいろとやかく語ってきたけど、最強のbioはもうもちろん決まってるよね!それはもちろん…






























(無言)

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