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できない、から得たもの

とりあえず何も言わずこれを見てください。

この数ヶ月、とにかく何を撮っても「良い写真だけどあとひとつ」でした。

私の中で納得いっていないものを提供すること自体に、申し訳なさや後ろめたさ、悔しさが常に付き纏っていて苦しい冬でした。

雪も溶けて花が芽吹いた頃、私の心も、目も、頭も、体全部が澄んでいく感覚で満たされていくのを感じています。

先週はスタジオで、今日はロケで。ふたつの場所でそれぞれに感じていた【あとすこし】を、受け入れて形にできたんだと思います。

写真は私にとって、鏡みたいなものなのかもしれません。
常に同じクオリティで出すことはもちろん最低限なのですが、そうではなくて…なんというか自分の中で解が出た時、悩みと向き合ってる時、全部が写真にそのまま出ている気がしていて。

「なんかじめっとしてる?悩んでるから?」
と見透かされるほどに、無意識のうちにありありと私の内面を映してしまうのです。
恐ろしや。

でも、スランプの中で得たものもあります。

鬼滅の刃の善逸みたいに、一つの技だけで戦っていたそれまでの写真ですが、悩んで悩んで苦しい〜〜!!ってなっていたジメジメダウナー写真期に違う視点得たんだと思います。

違う撮り方になったのではなく、一つの技を習熟してさらに強い技を得る善逸のように、基礎は変わらず練磨していくことで得た強化技なんだと思います。霹靂一閃六連みたいなもんです。

きっとこのできない!の波はいずれまた来ます。
呼ばなくても来て欲しくなくても来るので、自分がさらにその先の技を得るための修行なんだな〜と肩肘張らずに一つずつ乗り越えていきたいなと、今はそう思います。

六連ができたから次は八連か〜!!
まだまだ伸び代だらけの私です。

ねじ姉ありがとう〜😚🤍


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