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いい写真を撮るコツのはなし

一眼カメラを持たない人でも、スマホで手軽に良い写真が撮れるこのご時世。

読んでくださる方はどんな写真が「良い」と思いますか?

彼氏彼女の写真なら、きっと日常の中の思い出が蘇るような、顔が崩れるほど笑っているお互いの写真、でしょうし

普段食べた物を撮る方なら、いつ見てもお腹が空くような美味しかった食べ物を美味しそうに撮れた写真

それぞれがそれぞれの趣味嗜好を持ち、美的感覚があり、撮るものも違います。

カメラマンをしていると、「どうしたら上手く撮れる?」と聞かれることがよくあります。

技術的な面をフォローアップすることは簡単なのですが、それを使って撮る写真はきっと面白くない写真なんじゃないかな。とふと思うことがありました。

きっといい写真、上手い写真って
その時その場面を見た人にしか撮れないし、
技術ではなくて、その人が本当に撮りたい!と思ったものを撮った時に、本当の意味でのいい写真ができるんだろうなぁ、と思うのです。
なんだか突き放すような元も子もない話ですが。


カメラを握ったら人を撮ることが多い私。

その人と会話しながら撮影する中で、男女限らずそのひとの「可愛い面」が見えてくることが多々あります。

あぁ、この人はこういう物が好きなんだな、話してる時の目がキラキラしててすごくかわいい!

この人は彼氏のことすっごく大好きなんだな、照れた表情も見つめてる顔もすっごくかわいい!

そういう一面が見えた時に、私はシャッターが切りたくなります。

私の中の「いい写真」は、「その人の背景や感情が見える写真」なんだと思います。

逆にイメージ重視のポートレートや、被写体が人では無い場合はまた私の中の「いい写真」が変わります。

ただどれも共通して言えるのが、"人の琴線に触れる写真が撮りたい!"

人の家族写真を見てすこしうるっときちゃう
カップルフォトを見て、こっちまで照れちゃう
ポートレートを見て自分の中の「好き」が突き動かされる

見た人が感情を揺さぶられるような、そんな写真が撮りたくて日々奔走しているんだと思います。

改めて考えてみて欲しいのですが、みなさんのカメラフォルダの中の1番いい写真ってどれでしょうか。

きっと、その写真の中に「いい写真を撮るコツ」が隠れているんじゃないかと、
栗城は思うのです。

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