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穀雨

【TIMES】2020/04/19 23:45
穀雨(こくう)Grain Shower

高山は桜が咲き乱れ、春の土用入りです。穀雨になった瞬間に春の大嵐になりましたね。
二十四節気ジャーナル第3回目は春の土用について。

土用は雨が降りやすい季節。春の土用は二十四節気で穀雨と重なり、しっかり雨が入ってます。雨が降り、湿気も多くなる時。

土用は甘酒

土用は胃と脾ですから、それらの役割である消化器系が弱りやすい時期でもあります。この時期の暴飲暴食は一気に免疫力を低下させます。ですから、なるべる小食にし、しっかりと食事間隔を空けて腸での吸収を終えた頃に食べるというのが吉。
また、消化吸収を助けてくれる腸内細菌も元気であれば更に云うことなし!

この時期は甘味のある食材や、黄色い食材が身体を助けてくれます。
発酵食品で消化を助けるのも良いですね。
甘くて発酵食品の代表と言えば糀を使ったものになり、中でも甘酒を土用にオススメしています。
私はスムージーに混ぜたり、料理に使ったりしています。

そこで、春の土用に作ってみたいスープを紹介します。

甘酒入りガスパチョ

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少し先の夏の食材、トマトは胃と脾にも薬膳的な効能があり胃の消化を助けてくれます。酸味も含まれていますから、この時期から夏の盛りまで食べたいですね。ただし、身体に冷えがある方は注意が必要です。加熱して食べた方が良いでしょう。このスープは少し暖かい日のお昼などにおすすめです。

先ほども紹介した甘酒、春の最後を迎えつつある苺も使っています。
苺は酸味があり補血もしてくれますから、春におすすめ。貧血傾向にある女性も感覚で好きな方も多いのでは?!

分量 1〜2人前
トマト150g
苺 45g
バケットなどのシンプルなパン 25g
甘酒(ストレート)100ml
アマニ油(えごま油やオリーブ油でも)小さじ2
塩 小さじ1/4弱

1すべての材料をミキサーに入れて混ぜる
2なめらかになるよう濾す
3冷蔵庫で30−60分休ませる

トマトの青臭さが苺によって消え、ほんのり甘いスープです。
にんにくも入っていないので、やさしい味わい。
パンはかたくなったバケットやカンパーニュなどが向いています。天然酵母パンなら更に良いですね。とろみもあって、お腹も満たされますよ。
ぜひ、お試しください。

それでは、次回は夏の始まり立夏にお届け致します。
ありがとうございました。






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