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プラハの小地区(マラー・ストラナ)を歩く ~チェコ旅行2023夏(5)

プラハ2日目、音楽博物館を楽しんだあと、小地区を歩きながら名所を見ていきました。

まずは、音楽博物館のすぐ近く、有名なプラハの幼子イエスの像がある教会に寄りました。

Kostel Panny Marie Vítězné a Pražské Jezulátko


わざわざこの像を拝みにくる人がいる、名高い場所です。開いているときには、自由に入ることができます。

この日は、グレー(か銀?)のお洋服を着ていました。

プラハの幼子イエス

このイエス様は衣装持ちで、教会内や周囲のお土産屋さんには、色とりどりのお洋服を着たイエス像のミニチュアや写真やグッズが並んでいます。


幼子イエス像だけでなく、まわりも見ごたえがあります。


このあたりを小地区といいますが、ランドマークは、聖ミクラーシュ教会です。ものすごく大きなドームがあるので、よく目立ちます。

内部も圧倒される豪華な教会で、上息子に見せようと思っていたのですが、なんとなく、また次に、また次に、と言ってて、結局入りませんでした。(^_^;)

以前、下息子を連れていったときに撮った写真をこちらの記事に載せていました。


私がマラー・ストラナで好きなのが、こういう空間。

なんかかわいいのがやってきましたよ。

こういうのは、昔は走っていませんでした。いかにも観光地になったなあ。でも可愛いからよしとする。

あっ、ハベちゃん!! 民主化のリーダー、チェコスロヴァキア最後の大統領、チェコ共和国になって初めての大統領、故ヴァーツラフ・ハヴェル氏の写真が飾ってあります。

だいぶウロウロして、すっかりお昼になっていたのですが、まだ物価に慣れていなくて、どこもかも高くて無理~~とショボンとする母と子。

いろいろ見て回って、一番安価で、でもなぜか空いているお店を見つけて、ようやくお昼ごはんにありつきました。

よくあるメニュー

いかにも冷凍食品って感じのチーズフライ smažený sýr でしたが、おじさんはつかず離れずな感じでよかったし、安いだけあってチップねだったりされなかったし、世界陸上の中継を流していて、日本の選手が金メダルを取ってインタビューを受けているのも見れたし、そよそよそよ~と涼しい風も吹いてきて、悪くはなかった(笑)

ちなみに、ビールが私、ジュースがウエムスです。ウエムス、いまだかつてアルコールを一切口にしようとしないうえに、炭酸も嫌い、といって、お店でまでガスなし水を飲むのも…というので、こういうとき選択肢がほとんどなくて困っていました。

私は、日本ではビールを飲まないし、グラス1杯でも苦しいし、具合が悪くなることもあるのですが、チェコのお店で飲むビールは大丈夫です。添加物とかなにかが違うのでしょうか。

チェコのビールは飲みやすいし、酔わないし、他の飲み物よりも安いので、「とりあえずビール」しちゃいます。

コロンとしたジョッキも可愛い。写真のジョッキは、「小」サイズです。300mlだか330mlだか350mlだか、それくらいです。お店のジョッキやグラスにはたいてい目盛りが入っていて、ちゃんと○○ml入れてますよ、ということを示すようになっています。それがなんとも好きです。

さて、お腹も満たし、足腰の疲れも癒えたところで、再び歩きました。小地区には、大使館や国の機関がいろいろあります。国の諸機関は、ぜんぜん仰々しくないので、プレートをよく見ないとわかりません。そんなところも好き。

たとえば、こちらは財務省。

チェコ財務省の建物

財務省の向かいには、ワルトシュテイン宮殿・庭園がありますが、これもチェコ共和国の上院です。

お城も望める、美しい庭園は、無料で入れます。孔雀が何羽も優雅に歩いていますよ。

ワルトシュテイン庭園

ここで、後日、コンサートが開かれました。その様子はまた別途。


上部にはゴージャスな絵が施されています

この建物のさらに奥にも入れます。建物内部も土曜日に公開されていますが、私のお目当てはこちら。

Františka Plamínková 記念プレート

フランチシュカ・プラミーンコヴァー Františka Plamínková (1875 – 1942) は、チェコスロヴァキアの女性の権利拡大に多大な功績のある女性で、上院議員もつとめました。国際的にも名の知れた著名な女性政治家だったのですが、ナチ占領下で起こった暗殺事件の報復で処刑されてしまいます😢

今回の旅のテーマの一つが、このプラミーンコヴァーに関係のある場所巡りなのです。このあともいろいろ登場します!

と、プラミーンコヴァー記念プレートを無事見つけられてウキウキだったのですが、このあたりから暑さもMAXに。

ブルタバ川畔

あまりの暑さに、傘をさしている人もけっこう見かけました。かつてはまったく見ない光景でしたが、こういう変化はありがたい。(;´∀`) 私たちも遠慮せずに傘をさすようにしました。

わりと新しくできたカフカ博物館にも行ってみました。話題を呼ぶ作品を次々発表しているアーティスト、David Černý の作品が観光客の笑いを誘っています。

カフカ博物館の中庭

この時点でだいぶ疲れてきていたので、カフカ博物館はパスして、ショップだけ入りました。同じ場所にあるジンジャークッキー屋さんでも少し買い物。

いい香りが漂うジンジャークッキー屋さん


カフカ博物館と隣のクッキー屋さんで買ったもの

近くのプラハ一狭い通りという人気スポットも歩きました。この信号機は飾りというかお遊びですけどね。( ´∀` ) 進んでいくとカフェです。

プラハ一狭い通りという触れ込みの路地

このへんまでくると、暑さにクタクタ…でも、この日は夜に教会コンサートを予約していたので、続いてもう一つ行ってしまってから宿に帰って休憩することにして、最後の力を振り絞りました(笑)

つづく。

チェコ旅行2023夏シリーズはこちらからまとめて見ていただけます。


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