見出し画像

「捨てられるいのちを減らし、猫の笑顔を増やしていく」

「ご飯事業をはじめたきっかけ」についてはこの記事

捕獲された猪や鹿の9割が活用されていない現実

社内でキャットフード開発プロジェクトを発足し、素材について調査をしていると「ジビエ 」というものに出会いました。はじめは、聞き慣れない言葉だな、フランス料理とかで出てくるやつか?と思っていました。しかし、調べていくと、悲しい現実が待っていました。
 ジビエとは野生鳥獣のお肉のことを差します。特に日本では猪、鹿が有害鳥獣として捕獲対象になっています。農産物などの被害を減少させるために、山から降りてきた猪や鹿を捕獲し処分することが法律的に認められており、各自治体も野生鳥獣を捕獲するための支援があります。
 たしかに、山間地に暮らす人の生活を守るためには仕方がないことなのかもしれません。ただ、悲しい現実はここからで、年間で合計120万頭もの鹿と猪が捕獲されていますが、捕獲された猪と鹿のうち”活用されているのはたった1割”で、ほとんどの命が”活用されずに破棄”されているのです。野生鳥獣を捕獲するルールはありますが、活用するルールが存在しなかったのです。

せめて命を循環させたい

 捕獲された猪や鹿が9割も無駄になっていることを知り、悲しい気持ちになりました。私たち人間の暮らしのために命をせめて活用することで、より意味のある捕獲にできないかと思ったのです。
 実は鹿肉は猫にとって最高の食材と言われています。一般に使われている鶏肉などに比べ、必要な栄養価もたかく、上質なタンパク質が得られます。その鹿肉を活用してウエットフードをつくることで、猫も嬉しく、命を活用できる仕組みができるのではないかと考えたのです。

クラウドファンディング実施中
https://camp-fire.jp/projects/view/508207

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?