ださ森

人生回り道。 公立中→留学→理科大二部→国立大院(中退)→私学教員 Twitter…

ださ森

人生回り道。 公立中→留学→理科大二部→国立大院(中退)→私学教員 Twitterに収まらない、140字以上のものを。

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斯くして私は象牙の塔から逃げ出した。

私は今年度をもって大学院を中退する。 人生において最初でおそらく最大の挫折。それがこんなことになるとは思いもしなかった。 辞める前に今までの記録を残しておこうと思う。 私は元々好奇心が旺盛であり、なんでも「面白そう!楽しそう!」で物事を決める人間であった。 高校も「この学校面白そう!全寮制だって!」の一心で家から離れ、3年間寮生活を送った。 また、大学の学部を選ぶときも「高校の化学めっちゃ楽しかったし、化学科に行こう!」の気持ちだけで1浪して都内の化学科に通った。

    • 更新されない通学定期

        Suicaを自動改札機にかざしたときの音を注意して聞いたことはあるか。 実は3種類の音があるらしい。 私はいつも通学定期を使っているのだが、そのときは「ピッ」といった単音であった。 有効期限を迎える12日以内になると「ピッピッ」といった複音で有効期限が迫っていることを教えてくれるのである。便利。 つい先日から、私のSuicaをかざすと後者の複音を聞くようになった。 以前であれば定期券の更新をしていたのだが、現在は休学中のためする必要がない。 そのためしばらくこの複音を

      • 電話だからこそ。

        私の通っていた高校は全寮制であった。 男子寮と女子寮に別れ各部屋に基本、3年生1人・2年生1人・1年生1人の3人で生活していた。1年生は常に先輩二人に気を使い、2年生は部屋の中間管理職として、3年生は部屋のまとめ役として、生活していた。 各部屋には内線のみ繋がる電話があり、男子寮と女子寮の部屋に電話をかけることができた。 平日であれば授業の班のメンバーに宿題の範囲を聞いたり、次の小テストの日程を聞くのに使っていた。しかし、水曜日や木曜日の夜になると、金土の夜に行くデート

        • 精神科に行って自分は普通じゃないと知った。

          発達障害を疑い、先日精神科に行った。 大人の発達障害にも対応してくれるらしく、20歳を超えた自分にはありがたい病院を見つけた。 その診断中、ASDの診断テストを受けた。 その内容としては、漫画の一コマのようなイラストが書かれており、発言者に対する返事を自分で考えて記入するものであった。 例えば、「車の鍵をなくしてしまった」、「途中で車が故障してしまい、予約した電車に間に合わせることができませんでした。」に対する答えを書いた。 その問題が全部終わったあとに、臨床心理士

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