女の「上がり」

午前中、静かなカフェで仕事をする。
赤ちゃんを連れたママ2人組が隣の席でしゃべり続けている。
保育園にどうすれば入れるか、いつから私立に入れるか、いつ戸建てを持つか、どこに住むか・・・

多くの企業では、50代にもなると「上がり」というポジションがある。
楽な仕事、高い給与に加え、もう成長や挑戦も求められない。
”おいしい”聖域だ。

育児ママは女の「上がり」になっている。
会社員の「上がり」と異なり、若くして成ることができ、ネガティブなイメージもなく、むしろ社会全体からケアを受け、大威張りだ。

現実的な選択肢が無かった時代から状況は変わったということを、メディアも教育も伝えるべきだ。
今、どちらの「上がり」も健全でないことに現役世代は薄々気づいている。
その証拠に、それを選択する人たちの顔は醜い。

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