日本のSMのAVは、SMではなく、ただのバイオレンス…

SMとバイオレンス(暴力)の違いってなんだろう?

ドメスティック・バイオレンスって、自分の交際相手や結婚したパートナーを自分のものと思い込む日本人の性質…

SMというのは、性欲発散のプレイではなく、精神的支配と相互の信頼関係が保たれる事で成り立つ愛情表現です。

マルキ・ド・サドという変質的性愛を好む趣向であり、支配者と奴隷の関係として、相手を支配する性愛の表現として、相手の自由を奪うことで得られる高揚感を楽しむものです。

それとは別に、マゾヒズムも似て非なるもので、こちらは、女性に服従する男性のナイトだった訳ですが…

実は、サディズムとマゾヒズムは、それぞれ別の男性から生まれた言葉だと理解してない人が多い。

サディズムとマゾヒズムは、同類ではなく全く別に視点で成り立ってるものなんです。

むしろ、どちらも男性が行ってるモノであり、一つは女性への精神的な支配を求める行為であり、一つは、虐げられて傷みを伴なう行為の後の快楽を得るものであるというもの…

現在のAVの内容をみると、単純に性欲丸出しの猿みたいな連中が、罵倒して無理矢理女性に潮吹きさせたり、強制的に浣腸したり、緊縛することで、相手をイジメてるだけの動画なんだよね。

嫌がり、逃げようとする女性に対し、無理矢理体の自由を奪って騙し討ちで動きを封じて、やりたい放題の勘違いプレイを強いてる。

相手が嫌がってるのに、気持ち良い訳ない性感プレイを勝手な思い込みで、「気持ち良いだろう」?って…

それ、女に嫌がられてますけど…

むしろ、男性AVマゾヒストの方が、マゾとしては成り立ってる。

女王様が行うプレイ内容に服従するという意味において、女王様に鞭打(べんだ)される際の悲鳴と最後に涙を流しながらも、女王様に服従する姿は、本当の意味で、マゾッホそのものの姿です。

マゾの語源は、レオポルト・フォン・ザッハー・マゾッホという貴族の小説家であり、サドもマゾも、どちらも貴族だという事です。

ノブレス・オブリージュとサーバントの関係を表すものなので、マゾヒズムはサディズムとは交わらない。

サディズムは、スレイブ(隷属)を寵愛する趣向であって、マゾヒズムはサディズムとは全く別のものだということ…

中世?近代まで、アジアでは、植民地政策が当たり前にあった訳で、西欧諸国のイギリス・オランダ・フランス・スペイン・ポルトガルといったヨーロッパの支配地が、そのまま奴隷制度を生んでいたという事です。

それぞれの家に雇われるサーバント(使用人)の多くが、奴隷だったというだけの話しであり、使用人を寵愛する貴族がサドだったというだけのオチなんですけどね。

サドは、逮捕され拘束される訳ですけど、決して相手に臆することなく、冷徹だったことが分かっており、ある意味、ヴラド・ツェペシュに似た人物だった事が理解できます。

支配する側と支配される側?

マルキ・ド・サドは、支配者層の考えなんですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?