見出し画像

運が良い人になるために

久しぶりに会った友人の第一声が「運が良い人になりたいなぁ。」

私からしたら彼女は仕事も恋もそこそこで順風満帆に見えた。

私も一時期自分で運が悪いと思い込んでいる時期がありました。

しかしこの思い込みがどんどん自分自身の運を下げてしまいます。

簡単に占いや手相で今後の運を良くしようと頼っても良くなるのは「まれ」ですね。

ではどうすれば運を良くすることができるのか。

私はこの3つのポイントを大切にしたことで運が少しずつ良くなりました。

△「自分は運がいいんだ」と思い込む

△誰よりも「自分を大切に扱う」

△自分だけでなく「他人の幸せ」を願う

それぞれ簡単に説明していきましょう。

1.「自分は運がいいんだ」と思い込む

運が良い人も悪い人も、境遇している出来事に大差はありません。起こった出来事に対する考え方、対処法が違っているだけです。

例えば、大事な仕事を任されたのに、失敗しまった時。この時に運が悪い人は「こんなに努力したのに」「努力が無駄になった」「誰も私のことを認めてくれない」と過去ばかりを振り返ります。

しかし、運が良い人は違います。「失敗したのは準備不足が原因かも」「自分に至らないところがあったかも」「次のチャンスに生かそう」と未来につながる考え方をします。

こうして、運が悪い人たちは、ネガティブ思考を積み重ねて、脳内にあるネガティブ神経ネットワークを強化していきます。その結果、どんな出来事が起こっても、ネガティブに考えやすくなるので、どんどん運が悪くなってしまうのです。

反対に、運がいい人たちは、ポジティブな神経ネットワークをどんどん強化していくので、結果として、運が良くなる行動を取りやすくなります。

2.誰よりも「自分を大切に扱う」

「割れ窓理論」を知っていますか?軽微な犯罪がやがて凶悪な犯罪を生み出すという心理の理論で、人はある特定の秩序が乱れると、それに同調してしまう傾向があるというものです。

例えばですが、「ピカピカに磨かれた車」と「汚れて叩かれた跡がある車」があった場合、どちらの車を大切に扱いますか?もちろん「ピカピカに磨かれた車」ですよね。これを自分に置き換えると、どうすれば他人から大切に扱われるかが一目瞭然です。

より具体的にいえば、二つを意識して行動することが「自分を大切に扱う」ことになります。

○自分を変えるのではなく生かす ○常識よりも自分を上におく

私たちの脳には、きらめくような個性があります。それにも関わらず、憧れの誰かを目指したり、マネしたりすると、自分の脳が求めている幸せとは違う幸せを求めることになるので、結果として幸せになれない確率が高まります。

だからこそ、自分を変える努力をするのはやめ、自分を生かす方法を考える必要があります。「同じ失敗を繰り返してしまう」という個性を持っているのであれば、「何度怒られても挑戦できる自分であり続ける」という風に、自分の個性を生かす方法を考えるのです。

また、常識よりも自分の考えを優先することも大切です。あるブラック企業の社長は、「まじめで、人を疑うことを知らない、人の話を素直に聞く、責任感が強い人」を積極的に採用するといいます。なぜなら、使い勝手がいいからです。

このように、自分を大切に扱わなければ、他人からも大切に扱ってもらえません。むしろ、他人にいいように利用されてしまいます。

 私たちは、一人では生きていけません。生き残る確率を高めるためには、他人からも大切にしてもらえる自分である必要があります。だからこそ、誰よりも自分を大切にし、他人からも大切に扱ってもらえるようにしていきましょう。

3.自分だけでなく「他人の幸せ」を願う

同じ目標を立てても、その目標を実現できる人と、実現できない人がいます。この違いはどこにあるのでしょうか。結論からいえば、「他人の幸せ」を願えているかどうかです。

私たちの脳は、他人の幸せを願うと、ベータエンドルフィンやドーパミン、オキシトシンといった脳内快楽物質(脳内で機能する神経物質のうち、多幸感や快楽をもたらす物質)を分泌します。そのため、目標を実現するための行動を取りやすくなります。

 反対に、他人を不幸にするような自分勝手な願いをしたときには、ストレス物質であるコルチゾールが分泌され、行動を起こしにくくなります。

そのため、本気で運がいい人になりたいのであれば、自分の幸せだけでなく、他人の幸せを願っていく必要があります。

自分には運があると思い込み、誰よりも自分を大切にし、他人の幸せを本気で願っていく「運を良くする」ことができます。

もちろん、手相やおみくじ、タロット占いなどを信じて、「自分には運がある」と思い込むこともひとつの方法でしょう。しかし、どのような方法をとっても、最終的には、自らの考え方や行動を変え、運を引き寄せていくしかありません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?