うしちゃん

㈵子どもNPOセンター福岡事務局長。永遠のダイエット中。

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最近の記事

ウーバーイーツから考える人類の生存戦略

ウーバーイーツが1,500円以上のオーダーで1,500円オフというえげつないクーポンをポストインしてくれたため、夫が出張でいない夜、息子の希望によりケンタッキーをウーバーイーツしてもらった。 スマホでポチるだけで、家にいながら、見ず知らずの他人である配達員さんが店から家まで配達してくれ、ホカホカのチキンが食べられる。洗い物もない。仕事やPTAやがん検診、日々の家事などで疲れた母には沁みるサービスである。 玄関先でチキンを受け取ったのち、思わず「ありがてぇ…」と大きめにつぶ

    • ケアについて考える

      二年に一度、子宮頸がん検診を受けている。 検診当日の朝、大変ゆううつで行きたくない気持ちになり(内診台に乗るのも痛いのもすべてが嫌で面倒だ)、「あー子宮頸がん検診いきたくないーけどちゃんと行くから誰かほめてー」などと仕事仲間のグループLINEに投下する。 すると「あーあれ痛いですよねー」「力抜くと痛くないから!」「終わったあとのご褒美のことを考えて乗り切りましょう」などとみんな様々にリアクションをくれる。そこでやっと、よし、いっちょ行っときますか、という気持ちになり、無事

      • 「文化」不在の留守番禁止条例

        埼玉県議会による「留守番禁止条例」が物議を醸したこの一週間。 現役子育て世帯として、こんなの、うまくいくはずがないだろう、と思ってみていたら案の定、成立前に頓挫したというニュースが流れ、ほっとしている。 以前とある自治体の子ども関連部署にヒアリングをさせてもらった際、担当課の目下の困りごととして伺った話がある。 (少し前の話なので今は状況が変わっているかもしれない) それは、シングルで夜職のお母さんたちが、子どもを夜間家において仕事に出てしまうことで、制度としては夜間

        • 言葉の可能性と限界(JaSPCANふくおか大会にて)

          この週末、国際会議場で行われたJaSPCANふくおか大会。 https://www.jaspcan28.org/ 子どもの野球の送迎が合間に入ったのと、ちょうどピルの休薬期間と重なってしまい体調は最悪だったけれども、それでもとても充実した二日間で、まだなんとなく熱に浮かされたような気持ちが残っている。 しっかり参加できたのは以下の3つのプログラム。 〇S-10「市町村における新たな家庭訪問型の親子関係形成・再構築支援を目指して」山岡佑衣座長 〇特別講演3「子ども虐待対

        ウーバーイーツから考える人類の生存戦略

          生理の話②

          月経困難症治療のため、低用量ピルを処方されて一ヵ月が経過した(とてもとても長文です)。 月経困難症とのこれまで 私の月経困難症は大学在学中あたりから相当にひどくなり、月によっては内臓を捻りあげられるような痛みにのたうち回ることもあったし、痛みを少しでも軽減するため真夏でもカイロをお腹と腰に貼って過ごすこともあった。もちろん頭はぼうっとするし、変な汗もダラダラ出てくるのだが、痛いものはしょうがない。 就職して会社の寮で一人暮らしを始めて数か月経ったころ、生理が来た日の深夜に

          生理の話②

          生理の話。

          結構踏み込んで書きましたので、興味のない方や生々しい話が苦手な方はどうぞスルーしてくださいね。 およそ25日周期で生理が来る。生理に人格があるわけではないので、「来る」というのもよく考えたら変な話なのだけど、その表現になんら違和を感じないくらいには、生理によるホルモンバランスの変化は私の人格の現れ方に影響を及ぼしている、と思う。 生理には、エストロゲンと、プロゲステロンという2つのホルモンが大きく関係している、らしい。エストロゲンはよくわからないけど、私の場合どうやらプロ

          生理の話。

          どれくらい健康でありたいかは本人が決める

          2021年4月19日FB投稿 依存そのものは悪ではない、といいきるのは詭弁だろうか。人は多かれ少なかれ、誰かや何かに依存しながら生きている。そこに孤立が加わったとき、その人が困っているのに助けを求められない状況になったとき、初めてそれは問題化するように思う。 ところで、私は太っている。太るというのは、基本的に摂取カロリーが消費カロリーを上回る状態が続いた結果起こる。 それを防ぐにはどちらかを調整するだけの超絶シンプルな話なのに、人類の永遠のテーマといっても差し支えないく

          どれくらい健康でありたいかは本人が決める

          エンパワメントな関わり

          2021年3月6日FB投稿 その人の中で統一された、ブレない人間観がまずあって、そこに専門知識とか技術とかを撚り合わせていくような、そういうあり方が望ましいと思う。 人間観とはすなわち、人にはそれぞれ、自分をいい方向に導く力が自ずと備わっていて、エンパワメントな関わりによってそれが拓かれていくものだ、という信念だ。概ねの時間は、いいかげんで適当だったとしても。 子育てをしていると、日々の忙しさや、ときに訪れる嵐のようなやり取りのなかで、その信念が吹き飛んでしまうときがある

          エンパワメントな関わり

          やさしさと差別的であること

          2021年2月17日FB投稿 女性蔑視という言葉は、なんだか響きが強すぎて、自分の書きたいことや伝えたいこととあまり相性がよくないのだけど、ほかに選択肢がないのであえてそう表現しようと思う。 やさしいことと、女性を蔑視しないこととはあまり関係がない。やさしくて、女性蔑視をする人は結構な割合でいる。よかれと思って女性への声かけをするけど、だいたいピントがずれている。 生々しくなりすぎないように、どこか日本ではないとある国の夫婦の会話という設定で進めてみる。 ナンシーとパ

          やさしさと差別的であること

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          noteはじめました。 正確には2年前にはじめてましたが(先ほど2年おめでとうのバッジを獲得)、ここに来て初投稿とはスロースターターにもほどがあるな、と思いながら。 FBに書き溜めてきた長文たちを、まずはお引越しさせたいなというところです。ぼちぼちと慣れていきますので、よろしくお願いします。

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