AIを使った文章作成の未来 - 自分で実験してみた
AIと文章作成の実験について
最近、色んなAIが開発されているのをご存知でしょうか。それに伴って、AIを活用したツールもたくさん登場しています。
私はその中から、文章を書くAIを使って、どんな結果が得られるかを試してみました。今回はその実験について、理解しやすいように説明します。
実験に使ったAIとは?
まず、私が使ったAIは「ChatGPT-4」というものです。そして、もう一つは「Cohesive」いう名前のライティングAIです。これらを使って、ブログ記事を書かせてみました。
AIと英語でのコミュニケーション
「ChatGPT-4」には、「AIからの予期しない回答の原因と対策について」のブログ記事を書くように命令しました。
ここで注意したいのは、今回私が使った言語は日本語ではなく英語です。その理由は、英語の方が文字数が多く送信でき、回答も文字数が多くなるからです。また、英語の方が回答スピードが非常に速いです。なので、私は今回、全て英語で実験を行いました。
自動ブログ作成ツール「Cohesive」
次に「Cohesive」についてですが、こちらは「フルブログジェネレーター」というツールで、目標、トーン、そして文字数を指定するだけでブログ記事を生成してくれます。
私は、目標を「ChatGPTへの命令の書き方を改善する」、トーンを「教育的な」、そして文字数を「2000語」に設定して記事を生成してもらいました。
実験結果の報告
さて、実験の結果を報告します。実際にChatGPT-4とCohesiveが生成したブログ記事を読み比べて、それぞれがどんな主張をしているのかを確認しました。
結果として、全体的に見てChatGPT-4から得られた記事の方がより良いものでした。
Cohesiveの結果と問題点
Cohesiveには一部問題がありました。内容自体は良かったのですが、指定した文字数に対して内容量が少なく、同じことを違う表現で何度も書いているようでした。
つまり、同じ内容を何度も繰り返し言葉を変えて書くことで、指定した文字数を埋めていたのです。これは私の設定の問題かもしれませんが、それでもこの結果は意外でした。
ChatGPT-4の結果と課題
一方、ChatGPT-4が生成した記事は、人間が読むにはとても理解しやすいものでした。その話の展開や論理的な書き方は、人間のものと比べても遜色ないものでした。
ただ、ChatGPT-4が生成した記事をそのまま使うことは難しいと感じました。というのも、記事中には専門用語が出てきて、それを説明する必要がありました。例えば、「クエリをリフレーミングする」という表現が出てきたのですが、これは理解できる人には分かる表現ですが、全ての人が理解できるとは限りません。そういった部分は説明を追加したり、書き換えたりする必要がありました。
AI文章生成の可能性と課題
この実験から、AIが文章を書く能力は確かにあることが分かりました。しかし、それをそのまま使うのではなく、人間が内容を理解しやすいように調整することも必要だと感じました。
この実験を通じて、AIの能力だけではなく、その課題も明らかになりました。
AIに何を書かせるかが重要
AIに何を書かせるか、つまりどんな指示を出すかが、出来上がる文章の質に大きく影響します。
自分が何を伝えたいのか、自分の意見や主張をどう表現したいのかを、AIへの指示にうまく反映しないと、それがうまく伝わらないことがあります。
あいまいな指示はあいまいな結果を生む
例えば、自分が出した指示があいまいだと、AIが生成する文章もあいまいなものになります。
AIは私たちが与えた情報をもとに文章を作るので、もし質の低い指示を出したら、質の低い結果しか出てこないでしょう。
これはAIが学習する材料としても、私たちが使う結果としても良くないと思います。
個別性と多様性の重要性
また、AIにざっくりとしたテーマを与えて文章を書かせると、同じような内容が量産されてしまう可能性があります。
例えば、「AIについて説明して」という広いテーマをAIに投げると、一般的な説明文が出てくるだけで、それはWikipediaで読むことができます。ここには、各作者の独自の見解や経験談が含まれていません。そのため、個々の記事や本が同じような内容になり、多様性が失われてしまう可能性があります。
AIを草案作成のツールとして使う
だからこそ、AIに全自動で文章を書かせるのではなく、自分の意見や主張を反映させるためには、少し違ったアプローチが必要です。
それはAIを草案作成のツールとして使うことです。AIに同じテーマで文章を書かせ、その中から良いと思った部分を取り入れ、それをさらにブラッシュアップするという方法です。
AIとの共同作業の必要性
ただし、AIに一度で完成度の高いブログや本を書かせるというのは難しいかもしれません。
AIが持っている情報を出すだけで、自分の主張がどう反映されるのかという部分は、やはり人間が手を加える必要があると思います。
AIを一つのツールとして活用する
AIを使うときには、あくまでコピペできる完成品を期待するのではなく、一緒に作業を進めていくパートナーとして見るべきだと思います。
そのためには、何を書きたいのか、どういう形にしたいのかという、自分自身の意見や主張をしっかりと持つことが大切です。
AIとの共同作業の重要性
全てをAIに書かせるのではなく、AIを一つのツールとして活用する。これが私が現在試している方法です。
AIを使う際には、自分の意見や視点を持つことが重要で、その上でAIを使って情報を整理し、文章を作成するという流れを作ることが有効です。
新しい挑戦へすすめ
皆さんもAIを使って何か新しいことに挑戦してみてはいかがでしょうか?
AIが提供する情報や視点は、私たちの思考を広げ、新しいアイデアを生み出すきっかけになります。これからもAIとの共同作業を通じて、新しい可能性を探求し続けていきたいと思います。
さいごに
以上、AIを活用した文章作成についての私の視点と経験を共有しました。
私たちがAIをどのように使うかは、これからも進化し続けるテーマでしょう。
このブログを通じて、その一部を皆さんと共有できたらと思います。
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