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平成を振り返る〜社会人1年目の私へ〜

#社会人1年目の私へ


気付けば平成が終わり、

新しい元号の“令和”になっていました。

平成の振り返りと併せて、
流行りの社会人1年目の自分にメッセージを送ってみようかなと(^^)

社会人1年目の私は、
今と同じ某金融系企業の、内務やシステムの企画をする部門に配属され、調布の住宅街にあるオフィスに通っていました。

私の前任者は、同じく新人で配属されたが、半年足らずで退職したとのことで、
私のことは、とにかく辞めないように。と、大事に大事にして貰った気がする。

10人ほどのとても小さなグループで、
課長のほかに男性と女性が半々、
一番歳の近い先輩は5歳年上、
一番年上は、定年間近の58歳の男性だった。

入社当時、すでに翌年に吸収合併されることが決まっていた会社だったので、
新しいことを教えても…と、担当業務も先輩に言われるがまま。
3ヶ月は試用期間、2年間は契約社員、
ということもあり、とにかく定時の16時45分になったら、誰より早く帰りなさい。
と帰されたものでした。

職場のメンバーは、とにかくアットホームで、
親戚の叔父さん・叔母さん、お兄さん・お姉さんと一緒に仕事をしているという感じで、

20も30も年が離れている大先輩方に仕事を教えて頂き、
一人前どころか半人前になるのもいつのことやら…なんて日々でした。

毎日定時で上がれるので、
当時お付き合いしていた彼とも毎日デートして
社会人なんてこんなもんなんだー。
と、かなり甘く考えていました。

ただ、祖父母が教師で、躾には厳しかったので、仕事では使い物にならないなら、
せめて職場の環境を整えようと、
朝は一番に職場に行き、
職場の机の上や電話機を拭き、
コピー機やプリンターに紙を補充し、
ホワイトボードを綺麗に整え、
ポットのお湯を入れ替えて沸かし、他のメンバーが出社するまでに仕事が始められるようにしたり。
その当時あたりから段々とこういうことは見聞きしなくなった記憶がありますが…(笑)

それがある日、急に様子が変わったのです。

9.11同時多発テロにより、
合併が決まっていたもう一社が突然破綻したのだ。

そして、そのとき私が所属していた会社も経営難になり、
予定以上の希望退職を募ることに。

そこで、同じ職場にいた2人がそれに手を挙げ、年度末を迎えるまでに退職することに。

そこから急に私にその一部が引き継がれたり、
新しい仕事を担当することになったりして、忙しくなりました。

さらに、予定されていた合併の時期が3ヶ月ズレ、合併の数ヶ月前に担当しているシステムの統合が遅れていることが発覚。
そこからは深夜残業が続きました…

終電ギリギリまで仕事し、
駅から事務所が遠かったので、残っていた女性の先輩と割り勘で駅までタクシーで帰ったり、
なんとか終電で辿りついた駅まで彼に迎えにきて貰ったり。

仕事の中身よりも、とにかく状況を理解出来ないまま日々が過ぎていたという感じです。

ただ、とにかく人がどんどん減っていき、
新人の頃私を育ててくださった方々は、合併前後にみんな居なくなってしまったので、
とにかく自分がやらなきゃほかにやる人がいない!
という妙な責任感は生まれました。

そんなこともあり、社会人2年目からはたくましくなれた気がします(笑)

そもそも、四年制大学に入ったとき、
とにかく親の顔色を伺うために、大学に入ることをゴールに設定していた私は、
将来についてなんてあまり考えてなくて、

大学を出たらテキトーにどこか就職出来ると思っていました。
それが、就職氷河期になり、三流四年制大学出身の女子にとって就職がとても大変だと知ったのは、四年生になってから。

必死に就活した記憶もなく、
なんとなく受かった会社に、契約社員だけどまぁいいか。と入社。
入社したらしたで周りの優しさに甘え、定時で退社。

とにかくお気楽過ぎたと思うww

でも、そんな激動の一年目があったから、
いまもこうして、多少の事には動じずに仕事を続けていけてるのかな。
と思っています。

令和は、アラフォーからのスタートで、
もう肩のチカラは抜けきっていて、フニャヘニャだし、
それも含めて楽しみしかないのですが(笑)、

こうして平成、とくに社会人一年目を振り返ると感慨深いなぁ。

あのときの自分にひと声掛けるとしたら、
なんだろうか…

「早いうちに痛い目に遭っておいた方が良い」

ですかねぇ。
昔のひとは、若いうちの苦労は、買ってでもしろ。と、よく言ったもんです。
ホント共感。

でも、それも経験してこそですよね。

皆さまも、ステキな令和をお迎えください。

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