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【うつわ旅】「大磯うつわの日」に行ってきました! イベントの楽しみ方と魅力を解説

 先日、神奈川県の大磯町で開催中の「大磯うつわの日」に初めて行ってきました。
 今回は、どんなイベントなのか、どのように楽しめばいいのか、その魅力を行ってきたばかりの目線からお伝えします。

大磯うつわの日とは

「大磯うつわの日」とは、大磯町内のお店や施設を会場として、うつわを展示販売するイベントです。

 大磯近辺の作家さんが中心となり、2011年に始まりました。
年々規模が大きくなり、今年は含め90名以上の作家さんが参加。50カ所以上の会場で開催されます。

 町歩きを楽しみながらうつわ選びができる、ユニークな形式の地域密着の
イベントです。
 うつわ以外のお店や作家さんも参加しているので、幅広い世代が楽しむことができます。

【2023年開催概要】
 開催日:2023年10月20日(金)~10月22日(日)
 会 場:大磯町内各所
 *2023年会場一覧:https://oisoutsuwa.com/place
     公式HP:https://oisoutsuwa.com/


行って来ました! 2023「大磯うつわの日」レポート



以前から、気になっていた「大磯うつわの日」。
車で行くと回りにくい?と聞いたことがあり、電車で行くことに。

平日の方が空いていると予想し、通勤時間帯の電車に乗り込みました。

幸いにも東京駅から座ることができ、スーツ姿の会社員を横目に、完全に遠足気分!

まずは、大磯駅でマップを入手

使いすぎて1日でボロボロ

 大磯駅に到着すると、構内にうつわの日のブースがあり、地図を入手。
 
ちなみに、私は大磯を訪れたのはおそらく…初めて。
しかも、初めての場所は迷子になりがち。

なので、スタッフさんにざっくりと回り方を教えていただきました。

案の定、同じ道を何度か歩いてしまいましたが…

気のむくままに、町歩きを楽しむ

記念すべき1カ所目。地元の作家さんのギャラリー。


今回は、初めての町とイベントを楽しむのが目的。
大磯駅から、歩ける範囲にある約20の会場を巡ることにしました。

それでは、うつわ巡りスタートです。

会場前に掲示されている「旗」を目印に、気になったお店に入店。


この旗を目印に歩きます。

大磯らしい、海をモチーフにした看板がカワイイ。

下の画像は、ヨシノマユコさんのネコの貯金箱。
細かいラインと、ゴールドの粒が特徴。
うつわにもこの柄が描かれていて、素敵でした。

使いやすそうな染付のうつわがたくさん並ぶ、青野明子さんのブース。
とっても人気で、常ににぎわっていました。

まあまあ歩いたので、ギャラリー「magnet(マグネット)」で休憩。
席がゆったりしていて、雑誌もあり、くつろげました。

糖分補給で一休み。後半戦に備えました。


会場目印のうさちゃんも、作家さんの作品。


会場の一つ、東光院には、キッチンカーが3店舗ほど。
ただ、食べるスペースがあまりないので、長居はできなさそう。
個人的には、カフェで休めて良かったです。

会場のいくつかは古民家というのも、このイベントの魅力。
ちなみに、下の画像の会場名は「旧岡村宅」。

その名のとおり、アーティストの岡村さんの元ご自宅。
親戚の家にお邪魔するような感覚で、うつわ選びができます。

可愛らしい「顔」が描かれたお皿、自分や家族に似ている物をさがしてみては!

線路沿いのお花屋さんに並んでいたのは、大阪の作家YOKIさんの花器。
カラフルなキャンディーのような色合いが素敵。
オブジェのように、飾っておきたくなる美しさでした。


カフェの入口には、少し古いヴィンテージのうつわが。



大磯駅近く、古民家が並ぶ「茶屋街路地」。時が止まったよう。

本屋さんの一角に、古いうつわを扱うコーナーがありました。
かなりリーズナブルで、どれも1点物なのがいいですね。

古い調度品は味わいがあり、長居したくなる空間でした。

店内の棚。細かすぎる引き出し…。何が入っているんだろう。

 最後に訪れたのは、「グルニエ メメ」。
古道具と家具を扱うお店で、店主(メメさんこと、井元文さん)の自宅とガレージを開放。

 私はガレージの古道具をチェック。
ホウロウの容器にお花を飾るアイデアがいいですね。

【グルニエ メメHP】 https://paddler-shonan.com/spot/meme/

大磯うつわの日に行ってみて分かったこと

1.新しい作家さんと出会えた

ヨシノマユコさんのうつわ

大磯の作家さんからメキシコの陶器まで今回見たのは、おそらく全員はじめましての作家さん。

 うつわのイベントは、行っている方だと思いますが、まだまだ知らないうつわがたくさんありました。
これだからうつわ巡りは、やめられません。 

2.観光もセットで楽しめる

 大磯町内には、お寺や神社が多く、島崎藤村宅などちょっとした名所もあります。
次の会場へ移動する途中に、観光できるのも良かったです。
以下に、主な観光スポットを3つ紹介しますね。

1.大磯迎賓館

 駅前にある美しい洋館は、大磯迎賓館。
中はレストランになっていますが、入口付近は見学可能。
昔の大磯駅の写真などが展示。大磯の歴史を知ることができますよ。
【大磯迎賓館HP】https://www.oisogeihinkan.com/

2.旧島崎藤村邸

こぢんまりとして落ち着く空間。
建物内に入ることはできませんが、お庭から無料で見学できます。

イベントの一環で、ファブリックの展示がありました。


【旧島崎藤村邸パンフ】https://www.town.oiso.kanagawa.jp/material/files/group/22/tousonteipanfu.pdf


3.鴫立庵(しぎたつあん)

 鴫立庵(しぎたつあん)は俳諧道場。京都の落柿舎、滋賀の無名庵と並び、日本三大俳諧道場の一つと言われています。

 私は時間がなく、手前の門や小川の付近だけ散策。
敷地内には茶室や観音堂などもあり、見学は有料です。町内と町外では入庵料が違うのでご注意を。

入庵料:町内の方:大人110円・子供90円310円
    町外の方:大人310円・子供160円
   
【鴫立庵について】https://www.nem-shiteikanri.jp/shisetsu/shigitatsuan/  

「大磯うつわの日」・自分のペースでうつわ探しと街歩きを楽しもう

お花屋さんも数件ありました。花と花器を買うのもいいかも。

大磯うつわの日の魅力は、自分の好きなように楽しむことができること。

私のように、ノープランで行くのもよし、好きな作家さんだけを見るのもよし、時々カフェや観光をはさむのも自由。

陶器市は、1箇所の会場にたくさんのお店が出店するのがよくあるパターン。

うつわの日は、会場が点在しているので、自分だけのオリジナルコースで見て回れるのが楽しいです。

大磯は、うつわ以外のお店や、古い建造物など見どころもある素敵な町。
うつわ好きでなくても楽しめます。
ご家族やお友達を誘って、行ってみてはいかがでしょう。

その際には、「歩きやすい服装」で。
また、住宅地を歩くときは、私有地に入らないようにお静かにして下さいね!


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