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【うつわ旅】やきものの町「多治見」を訪問 ~ 本町オリベストリートを1時間半でめぐるうつわ旅

岐阜に行くならうつわは見たい!
やきもの産地「多治見」に行ってきました。


旅行好きの我が家。
休みがあえば、宿場町や城下町など古い街並みを見て回るのが定番です。

今回は、岐阜県の「郡上八幡」と「いわむら城下町」に行くことに。
岐阜県は、日本有数のやきもの産地ですが、家族はうつわに無関心。

今回は、純粋に城下町を楽しもうと思っていたのですが…
1日目の宿泊先が、多治見とのこと。

多治見といえば、多治見焼の産地。

うつわ好きとしては、スルーできない! ということで、
旅行プランを練り直し、
観光名所である「本町オリベストリート」のみをめぐることにしました!

本町オリベストリートとは?

昭和初期まで、陶器の問屋街であった本町。
古い商家や蔵が残る約400メートルものエリアが「本町オリベストリート」です。

美濃焼の1つである「織部」で有名な古田織部は、茶の湯に新風を起こした人物。その斬新で自由な精神をいかして作られたそう。

古い建物をリノベーションし、ショップや飲食店に改装。
2023年にも新しい複合施設が増え、
モダンとレトロが融合した注目のスポットです。

中心に建つ「たじみ創造館」では、伝統的な美濃焼から若手陶芸作家の作品まで、さまざまなうつわを見ることができます。
ギャラリーでは、上絵付け体験工房も併設しています。

今回は、時間の都合で行くことができませんでしたが、
お店以外に、お寺や陶磁器商の旧宅など名所もあります。

うつわ店を巡りつつ、焼き物の町の歴史を学ぶこともできるのはいいですね。
■公式HP:https://www.oribe-street.com/

本町オリベストリートってどんなところ? 
行った順にお店を紹介!

私たちが、現地に着いたのは16時前。
ほぼうつわ店だけのエリアのため、16~17時の閉店がほとんど。
そのため、気になるお店を駆け足で巡ってきました。

IRISE antuque

まず、最初に入ったのは、行きたいと思っていたアンティークショップ。
古民家を改装した店内には、フランスのアンティークのプレートのほか、日本のデットストックのカップ類など、うつわのほかに焼菓子や雑貨類なども販売。

古い家具を活用したディスプレイも素敵!
お店の方のセンスを感じるセレクトも個人的にはツボで、
ご近所にあったら、毎週訪れて常連になってしまいそう。

旅の記念に、印判の小皿を購入しました。
家族が将棋好きのこともあり、将棋の駒の柄のものを選びましたよ。

■公式Instagram:https://www.instagram.com/irise_antique/

古民家Koya Koya

入口にはフロアガイドが表示

明治20年の2階建ての古民家を活用した商業施設。
中には、タイルと陶器のアクセサリーのお店、美濃焼のお店、昭和レトロな雑貨を扱うお店やカフェがあります。

レトロなショップのレジ

中庭もあり、天気が良ければコーヒーなどを楽しむのも良さそうです。

■紹介HP:https://www.oribe-street.com/koyakoya-1/ 

(本町オリベストリートHPより)

ハナタロウ商店

KoyaKoyaの並びにある、築100年の古民家を改装したお店。
店内には、うつわのほか焼菓子や布製品など生活雑貨が並びます。

特にマグカップの品ぞろえが充実。
さまざまなデザインのマグカップはどれも魅力的。
時間があれば、買いたかったなあ…

■公式HP:https://munyamunya.base.shop/


やままつ

明治時代創業の美濃焼の卸売業「加藤松治郎商店」が営む、陶磁器の小売店。
味のある店内には、ふだん使いしやすいうつわが所狭しと並んでいます。

店頭には、お買い得品が販売されており、つい手に取ってしまいます。

お茶碗や湯呑みなど、毎日使ううつわを探すのに良さそうなお店です。

■公式Instagram:https://www.instagram.com/minoyaki.yamamaz/


THE GROUND MINO(ザ グラウンド ミノ)

ハナタロウ商店さんの向かい側にある、2023年4月にオープンした複合施設。

敷地内には、青山の骨董通りにあるうつわ店「at kiln(アットキルン)」のほか、ギャラリーや飲食店、器作りができるスタジオなどもあります。

私がいいなと思ったのは、自宅で使わなくなったうつわを持ち込むリサイクルコーナー。
中古のうつわを材料に新しいうつわを生み出すという取り組みです。
他の地域にも広がって欲しいですね。

■公式HP:https://theground.jp/


陶都創造館

多治見駅から向かうと、一番近い「本町オリベストリート」のスタート地点にある商業施設。
17時近くに訪れたところ、まさに閉店直前。

ほとんど見ることはできませんでしたが、1階には多治見市PRセンターがあります。
多治見のキャラクターの「うながっぱちゃん」のグッズやお土産などを販売しているので、お土産探しには最適かも。
(多治見駅には、お土産を扱うお店がほとんどないので…)

館内は3フロアからなり、ギャラリーや陶磁器店のほか、
多治見の歴史が分かる博物館「多治見商人物語」などもあります。

前の広場ではキッチンカーもあり、食事もできますよ。

■公式HP:https://www.toutokan.jp/


織部うつわ邸

最後に立ち寄ったうつわ店。
ショッピングモールなどでよく見かける「織部」の系列店。
旧商家の古民家を改装した店内には、さまざまな作家さんのうつわが並び
店内全体がギャラリーのよう。

靴を脱いで、畳の上を歩きながら、たくさんの美濃焼を
見て、触れることができるのは楽しかったです。
また、うつわにあったパネルなど雑貨も販売しています。

店内奥には、喫茶室がありお茶碗を選べるそう。
中庭を眺めながら、和菓子をいただくのも良さそうです。

2階もギャラリーになっており、かなり見ごたえのあるショップです。

■公式HP:http://oribe-minoyaki.com/


短時間でも楽しめますが、再訪したい「多治見」の町

多治見といえばタイル!モザイクタイルの種類も豊富

今回は、旅のスケジュールの都合でわずか1時間半の滞在。

「本町オリベストリート」は、うつわ店が集中しているので、
効率的に10店舗程度回ることができました。

それなりに楽しめましたが、
うつわ好きとしては1つ1つのお店にもっとじっくり時間を掛けたかった…
というのが本音。

次回は、春との秋に開催される「たじみ陶器まつり」にあわせて行って、
美術館などの観光も楽しんでみたいです。

多治見は名古屋からからのアクセスがいいので、
今度はうつわメインで再訪したいですね。
常滑や瀬戸とセットで行くのもいいかも!と期待はふくらみます。

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