10年ぶりにダンスバトルに出て考えたこと
北海道札幌市で学習塾とダンススタジオを運営する元小学校教員ダンサーchiakiです。
今回は、アラフォー2児の母の私が久しぶりにダンスバトルに挑戦した話です。
ダンサーさん視点で読むと、甘かったり、イライラしたりする表現があるかもしれませんが…ダンスやバトルの話というよりも、生き方やダンスとの向き合い方についての個人的な考えと思って読んでいただけると幸いです。
少しばかり(いやかなり)身内ネタも含まれますが、何か、伝わるものがあればと思います。
なぜバトルに出ようと思ったか
先日『SOOS SAPPORO 15』に出演させていただきました。
私が運営する札幌社会人ダンスサークルBUDDYZのLOCK活動隊長kyo-hexがみんなでSHOWに出よう!と企画してくれたのが発端。
同日にバトルがあるのは知っていたけれど、LOCKのソロバトルなんて記憶の限り10年程出ていないわけで…そのための練習はもちろんしていない。普段、自分のスタジオでレッスンはしているけど…そんな状況でした。
この状況でバトルに出るなんて、バリバリ踊っていた10代〜20代前半の私だったら恥晒しもいいところ…考えられないことでした。
でも、
ふと、
本当に私、いるのに出なくていいのかな?
と、考えたのです。
SHOWのチームメンバーがほとんどバトルに挑戦すること…
生徒の子達がSHOWを見に来てくれてダンスバトルを生まれて初めて見ること…
背中で見せろ、ということですね笑
グダグダなダンスになっても、負けても、失うものはないんだから、自分が挑戦して、挑戦は楽しいって示さないと!!!
…そんな思いで、直前にバトルエントリーを決めました。
バトルの結果
結果は、まさかの優勝。
本当に、謙遜とかではなく、自分が夢中になって毎日踊ってきたシーンから10年以上経ち、レベルアップしているこの舞台で、結果が残せるとは思ってもいませんでした。
予選は、やっぱり昔と比べてレベルが高いなぁ、みんな技術が素晴らしいなぁと感じました。
加えて、自分自身があまり乗りきれなかったこともあり、ギリギリ通過できたかな、やっぱり無理かな、といった体感でした。
その上での、思いの外の6位通過。
ジャッジの方によって、何をどこまで重視するのかが違うなぁというのは、昔たくさん場数を踏んだ経験上、痛いほどわかっていました。
この踊りで予選通過できたということは、もしかしたら、今日のジャッジの方は、私が大事にしてきたことをわかってくれるのかも…そうなったら、自分を出して、やれるところまでやってみよう…ベスト16の前はそんなことを考えていました。
そんなマインドが、この日はいい方に働いたのかなと、終わってから振り返っていました。
ジャッジコメントと私のダンス観
ジャッジは、
BUSTA JAKK BOOGIEのTAKE-Cさん。
Ol'LocoのYu-Kiさん。
ジャッジコメントでTAKE-Cさんが、「ダンスに人間味があふれ出る」(記憶で書いているので表現違いがあったら大変申し訳ないです…)という話をしてくださいました。私に子どもがいること、2人いることが、決勝戦の延長のダンスでわかった!と!笑
そして、終わった後にYu-Kiさんと個人的にお話しさせていただいた中には、「細く続けるって難しい、生活の中で色々なことがあってそのバランスをとらなきゃいけなくて、この歳にならないとその難しさはわからない」というお話(こちらも私が受け取ったニュアンスで書いてあるので、表現違いがあったら大変申し訳ないです…)をしてくださいました。
私が、それぞれのお話から感じ取って、私なりに得たことは、ダンスは表現であるからその人の全てが出るということ。即興であるバトルはきっと、それが顕著で、ダンス以外でのたくさんの経験や価値観もそこに表れるということ。
私のダンス、バリバリやってたときにはあって、今なくなってしまった良さもある(体力とか…笑)。
けど
就職して、社会人ダンスサークル作って、仕事して、結婚して、子供産んで、育休取って、復帰して、退職して、事業立ち上げて…
たくさん感じて、
たくさん考えて、
たくさん決断して、
たくさん行動して、
たくさん出会って、
10年前から比べて、考え方や価値観がだいぶ成長した自分がいて。
そして、ダンスが中心ではない生活の中で、仕事してても妊娠してても踊りたくなくなっても踊り足りなくてウズウズしてても、いつも、できるだけ、マイペースにずっと踊っていた自分。
10年越しのバトルには、そんな自分が表現として出たのかなぁと思いました。
そして、このイベントに出てバトルに出ることを喜んでくれた仲間や応援してくれた方がいたことも、この10年間の財産だなぁと思いました。
スキル的には不十分なところだらけなのも自覚していて、ワンパターンだし、ダンスへの自信はなかったけど、こんなダンサーもいていいんだなって、認めてもらえて嬉しかったです。
そして、HANAIさんやRIKIYAさん、K-SKさんが、私のことを覚えていてくれて嬉しかったです。Cojiさんに会えたのも嬉しかった。ネバストを一緒に盛り上げてくれているKU-GAくんは、生徒さんたちの姿からも改めてすごいなと思ったし…本当に、書ききれないくらい、色々な方の感性を受け取れた1日でした。
ずっと続けている方々って、素晴らしいなと改めて尊敬しました。
1度いい結果がもらえたからといって、次もうまくいくわけではないことは、これまで教壇に立ってきて痛いほど知っているので、ここで過信するのではなく、この日の嬉しさは1つの小さな自信にしながらも、変わらず、私のまま、ダンスを続けていこうと思います。
終わりに
長くなったので、今回はここで終わろうと思います。が、この日の収穫は大きくて、
1週間前に受けたHIPHOP WSのこと
バトル中のマインドが昔と違ったこと
バトルが終わった次の日こそが最高の日と感じたこと
社会人がダンスを続けるために大切なことを再確認したこと
やっぱりすごい人は動画で見るだけじゃなくて生で見ないと感性を受け取れないということ
結局ダンスだけじゃなく人生って全てやる気や自信の連鎖が一緒だと感じたこと
教育的観点から考えると子供たちにどんなマインドを育てていきたいかということ
などなど。
いっぱい、まだまだ、書きたいことがたくさんるので、また続きを書こうと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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