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グランド湯 〜看板犬ユキちゃんが迎えてくれる温かなローカル銭湯〜

「グランド湯」というネーミングを聞いて、みなさんはどんな銭湯をイメージしますか?

ひつじのイメージでは、バリバリに改装されて、もしくは鉄筋コンクリートでがっつり建て直されて、浴槽の種類も豊富なんだろなーと。
どちらかというと、ローカルな滋味深い銭湯の方が好きなんだけどなーと思っていたら。

思っていたらば…!

実際は、ドンピシャでローカルな滋味深い銭湯でした!!!(爆)

間取り

フロントやロビーがあるものの、脱衣所から奥はいたってシンプルな昔ながらの銭湯です。

特筆すべきは浴室奥のタイル画。
女湯と男湯にまたがって、グランドな山並みに沈む夕日が描かれています。
タイル画にしろペンキ絵にしろ、人の目線から描かれた作品をよく目にしますが、こちらは鳥の目線で山々を見下ろす構図。
画面いっぱいに景色が広がります。グランド!

タイル画は150mm角タイル一枚一枚に釉薬で描かれたもの。
しかも画面は高さも幅もたっぷり。
とても手が込んでいて見応えのあるグランドなタイル画です。

浴槽はしっかり熱い主浴槽とは別に、永遠に浸かっていられる温度のぬるめのお湯も。
ここに浸かってのんびりタイル画を眺めるのも良きひとときです。

そうそう、その前に。

フロントでは、看板犬のユキちゃんとおじいちゃんが出迎えてくれます。
初対面のひつじにも、おててぺろぺろしてくれました〜(めろめろ〜)

ユキちゃん、ポスターにも

ひつじにグランド湯さんを激プッシュしてくださった木村さんというデザイナーさんがいます。
フロントのおじいちゃんに、「木村さんから紹介してもらったんです〜」と伝えると、「ああ木村さんね、あのポスターも作ってくれたんだよ」と。
振り向いたところに貼られていたポスターがこちら。

わ〜〜〜ほぐれる〜〜〜〜〜♨︎
思わずほっこりするポスター。ユキちゃんもかわいすぎ!

このポスターは、2017年にすみだクリエイターズクラブ展で制作されたもの。

すみだクリエイターズクラブとは?
すみだクリクラ(SUMIDA CREATORS CLUB)は、東京ではめずらしいコミュニティ型のクリエイター集団です。
江戸の昔からご近所づきあいの濃い下町、墨田区の不思議な人のつながりパワーを背景に2013年の秋、とても自然な流れで発足しました。
メンバーはグラフィックデザイナー、Webディレクター、コピーライター、映像作家、プロダクトデザイナー、建築家、音楽作家など多岐にわたります。
HPより抜粋)

2017年には銭湯をテーマとした展示&イベント企画「銭湯バカンス」を開催された際に、協力銭湯のポスターをクリエイターさんたちが制作されたとのこと。

グランド湯さんから徒歩1分のアトリエで活動されている木村さんがデザインされ、今もグランド湯さんのフロント前に貼られていました。
銭湯と常連さんの羨ましい関係!

地元のクリエイターさんたちが地元の銭湯に愛情をもって取り組まれる、とても良い企画だな〜とほっこりしました。

他の常連おばちゃんたちも「ユキちゃ〜ん♡」と声をかけていく、温かな関係を紡ぐグランド湯さん。
ひつじもご近所に住みたくなってしまう、憧れのホーム銭湯です。

向島は花王さんのお膝元

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