見出し画像

仮想現実を見破ろう

個人の嗜好はそれぞれに異なるもの。

ある人にとっては雑音も、ある人にとっては最高のグルーブ溢れる調べ。
ある人にとっては激辛料理でも、ある人にとってはピリ辛だけど物足りないやつ。
ある人にとってはスリル満点のアクション映画も、ある人にとっては深みのない駄作。
ある人にとっては邪魔なノロノロ運転も、ある人にとっては慎重で安全な運転。
ある人にとっては朝の素敵な太陽の光も、ある人にとっては夜の眠りを妨げる邪魔物。

100人が100人良いというものはこの世にない。

その感性の違いをもって、自分が感じることを100%正解と思ってはいけないのだろう。だが、人間はそんなにできたやつではない。
チェンマイで車を運転していて、時速20kmのノロノロで平気で車線をまたいで進んでいて抜けやしない。
そんな時、腹が立つ。ついクラクションを鳴らす。
日本なら当たり前でも、ここタイではほとんどクラクションを鳴らす人はいない。
だから、側から見れば私の運転は危ない、クラクションうるさい、ということになるのだろう。

とても難しい。人を傷つけずに生きるのって。

ただ、人に傷つけられたことを腹立ててネットにそれをばら撒くことはヘイトを拡大・拡散させるだけであまり良いことではないとは思う。
先にツイッター界隈で盛り上がった「タイ料理は体に悪い」議論もその一つ。結局のところ、私もそれをネタにして変なラップもどきを作って笑い飛ばしたりしたが、まぁ人を傷つけるようなネタではないだろうから、良しとしよう。知らない人のために、再掲載。

これでも、カオマンガイが大嫌いな人にとっては不快な映像となりうる。

完璧を目指すのは息がつまる。
どうしてもわからない人に対して、どう思えば良いのだろう・・・

映画「マトリックス」のイメージ

この世はマトリックス=仮想現実

好きな映画の一つ「マトリックス」。主人公が生きている現実が実は仮想現実だというテーマがある。
確かに、この世はそうかもしれない。
人間として生まれてきた私たちの魂は、肉体という限界の中ではできることは限られている。肉体に縛られて思考も感性も左右される。
それぞれの限界の中で、それを上回る・あるいは想定外の現象が周りに起きてしまうと、人はバグる。
そのバグが「誹謗中傷」や「暴力」あるいは逆に「自傷行為」「自殺」に繋がってしまうのではないか。

ネットに溢れる情報とどうつきあうか

自分がそうしたバグを起こした時、または他人がバグを起こした時、それをどう止めるか。ほとんど止められないことが多いことは覚悟しておこう。
そして、バグを起こす前に、「引いて観る」ことをオススメする。
いわゆる「炎上」状態のものがあった時に、そこに引き寄せられるのはある程度仕方ない。見るなと言っても見えてしまうことが多いので。
そこに深く関わると、自分自身のキャパをオーバーするので、自分を止められず過剰反応してしまう。「炎上」と呼ばれる現象は、一握りの火の元にいろんな人が関わってしまうことでそれこそ「火がつき」ネット上にその関係の情報が溢れてしまうことを指す。
「炎上商法」というやつは、それをねらって・あるいは起こってしまったからそれを逆手に取って自分の利益に結びつけようとすることだ。
こうしたものに手を貸さない、火を拡大させないためには、やはり「引いて観る」しかないと思う。

「引いて観る」=「これも仮想現実」と見破ること

世の中の悲惨な事件事故ニュース・一方的な偏見に満ちた発言などを見聞きすると、「人として許せない」という感情になることもある。だが、それらのものも、自分という個人にとっては悪い意味じゃなく「他人事」である。
PCやスマホ・タブレットなどの端末や、テレビや雑誌などのメディアを一度OFFにして、周りを見渡してみよう。
部屋は片付いているか。洗濯物は畳んでいるか。洗い物は流し台に置きっぱなしじゃないか。そもそもちゃんとズボン履いてるか?
おっと・・・全部できていない俺じゃないか。俺という現実から目を背けて、何を考えていたんだ。
「仮想現実」をNote上で繰り広げていただけじゃないか。

こうして「仮想現実」であることを見破った私。
最後にbingさんに画像を作らせてCanvaでサムネを作ってTWで公開する。
これを読んだ人は、自分自身の「仮想現実」から目を覚ましてみましょうか。
散歩でもしてみてさ。

サムネの画像は"仮想現実を見破って外に散歩しに行く人"
Bing Image Creatorで作成。Powered by DALL-E.

いやいや、全然見破れてませんやん!😆

この記事が参加している募集

AIとやってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?