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"Habit"は僕のカナダ横断テーマソングです

曲と思い出は結びつく。久しぶりに聞いた昔の曲をきっかけに、当時の思い出がフラッシュバックしてくる瞬間がすごく好きだ。

ただ、受験期直後に発売されたアルバムを聞くと胃腸炎の記憶が蘇るのだけはなんとかしてほしい。

さて、自己紹介カード的なものの「好きな歌手」の欄にはずっとSEKAI NO OWARIと書いている。眠り姫で知って以来、なんだかんだずっとセカオワを聞いている。どこが好きか、は取り立ててもう書かない。「好きなものを語る人は微笑ましいけど鬱陶しい」という言葉があったような気がするからだ。ないかもしれないが。

そのセカオワがレコ大を取った、こんなに嬉しいことはない。「大人の俺が言っちゃいけないこと言っちゃうけど説教するってぶっちゃけ快楽」のフレーズ、ファンでも飽きるくらい聞いた。

あのフレーズをTiktokで切り取って『「やっぱり大人が悪いんだ!」とか騒いでる中学生たち、そーれは本筋とずれてるんじゃないのかい』とかなんとか古参ぶって言いたいことがないわけではない。ただ、こういうファンが一番タチの悪いことくらいわかっている。

Habitの配信開始が2022年の4月28日。その約10日後の5月11日~15日にカナダ横断鉄道に乗車した。発売直後の新曲を延々とリピートする習慣のある僕は、車窓から見える満天の星空の下、電波の入らない地域を走り続ける列車の個室寝台でHabitを狂ったように聞いていた。

普段は聞きもしないジャズなどを聞いていればもう少しサマになったのだろうが、新曲の重要度の方がはるかに高かった。ただ、なんというか、夜の列車には微塵も合わなかった。

あ、僭越ながら紀行文も書いたので読んでくれたら嬉しいです。

それ以来、Habitを聞くと、特に2番Bメロの部分を聞くとカナダ横断鉄道の記憶が蘇る。「悟ったふりして驕るなよ」。

世間的には"TikTokの曲"だが、僕にとっては"世界の車窓から"のBGMみたいな存在なのだ。

その曲がレコ大を取ったことは、非常に大きな意味を持つ。というのも、今後レコード大賞が続く限り、この時期に"過去の受賞作”としてHabitの存在を思い出すことになる。そして、それは自動的にカナダに想いを馳せられることを意味する。

Habitのレコ大は、"思い出の忘却のストッパー"になるといっても過言ではない。

ごちゃごちゃごちゃごちゃ書きましたが、レコ大受賞本当におめでとうございます!!!!と、これだけを言いたかったのです。嬉しかったあ。

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