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しょーもなく、ねえ【亜is】

「しょーもねー」

大学でも町中でも、そんな声が聞こえてくると肩を強ばらせてしまいます。
勿論それは、私に対して向けられた言葉ではありません。

この膨大な生活の中で私に向けられる言葉なんてほんの一匙程度でしかありえない、と。
頭ではわかっているのです。

けれど、私はどこか、自分のしていることに引け目を感じている。
ただでさえ周りの役に立たない趣味だというのに(とはいえ、だったら何の趣味が周りの役に立つんだ、とは思うけど)、小説も、詩も短歌も見よう見まね。

辺鄙な路地裏。

ええ。わたしなんて、そんなもんです。

そうやって諦めたフリをしながら、けれど心の底では奥歯を噛み締めている。

「しょーもねー」

断ずるのは楽ですよ。そこにある色々を無造作にまとめてポイッと捨てちゃえるんですから。みんな断ずることが大好きです。理系も文系も、大卒も高卒も、陰も陽も、断ずるだけですぐに問題解決です。
断ずるのは楽ですよ。私も好きです。
ああ、もう。

ダブルスタンダードでいきましょう。

どんなに「しょーもねー」私だろうと、「しょーもねー」に異議を唱えてやるんです。

「しょーもねー」諸兄は、決して彼ら自身が「しょーもねー」じゃないと勘違いしていますから。
そこを叩くんです。
(勿論、内心で)


実はほんとはこんな記事、読まない方がいいです。

「しょーもねー」に言及した以上、私もまた「しょーもねー」になってしまいましたから。

匿名でもなきゃ、こんな恥ずかしいこと、書けやしませんよ。



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