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マリーンズ・ポジション争いに注目② 〜外野編〜

3月中旬になり、いよいよ、開幕が迫ってきましたね。
練習試合、オープン戦を重ね、少しずつ「2024年シーズンのマリーンズの形」が見えてきつつあるように思います。

ただ、3月13日のタイガース戦の中継で情報として紹介されていましたが、千葉でのオープン戦の間は試合中の細かいサインは出さない方針とのことです。つまり「チームとして勝つ」力を高めるのは名古屋から。それまではもう少し個人のアピールを見るよ、という首脳陣の考えだと、受け取りました。

そうであれば(勘違いかもしれませんが(⌒-⌒; ))、こちらもそのつもりで、個人のアピール合戦=熾烈なポジション争い、という視点でこの時期のマリーンズを楽しんでみようと思います。

今回は外野手編です!


ポジション争いに「風」が吹いてきた!

内野手編で少し書きましたが、内野の変化が、外野にも影響をあたえていると思います。

さらに、外野のポジション争いを激化させたのがケガ…。
藤原選手の骨折…。オフの間の肉体改造(デカくなりましたよね!)に加え、実戦が始まってからのフォーム改造の断行! そしてそれで結果が出つつあったところの、、、無念の骨折…。正直、泣きそうでした(T ^ T)

また、直近の怪我ではないですが、高部選手のケガからの回復具合が思わしくない(ように感じられる)ことも、ポジション争いに拍車をかけてる気がします。実践に入る前は、パワフルな打撃練習と明るい表情を見て、お!もう大丈夫なのかな? と思っていましたが、なかなか実践で守備に就く姿が見られず、直近では打撃で結果も出てないところを見ると、まだ本調子ではないのか??? と少し心配になってきたところです。

いずれにせよ、正直なところ、キャンプイン直後は、左から、山口、藤原、高部の外野陣でスタートするのでは? と、決めつけていたところが自分の中であったのですが、その(あくまで自分の中でですが(⌒-⌒; ))「無風」だったところに、風が吹いてきた。その風は、マリーンズをさらなる高みへと連れて行ってくれる風! そう信じて応援していきます(⌒▽⌒)

それでは、具体的な選手を挙げながら「風」を見ていきます。


チームを強くする「風」予報(1)岡選手のレギュラー奪取なるか?

岡大海選手がこれまで以上にハツラツとプレーしているように感じます。オープン戦での数字自体は、まだそんなに上がってないんですが、何度か中継を見て、元気そうだな、動けてるな、という印象を持ちました。ファイターズ時代から誰もが認める潜在能力、脅威の身体能力を持ちながら、今ひとつブレイクしそうでしない、レギュラーを掴みそうで掴めない状態が続き、ファンとしては(もちろん、首脳陣もご本人もでしょう)やきもきしておりましたよ…。「ヒロミナイト」に象徴されるように、一瞬の爆発力はすごいものあるのになあ、「持ってる」と思うんだけどなあ。

そんなふうに思っていたところ、昨シーズン、109試合で372打席で90安打7本塁打2割8分2厘の成績。打席数、安打数、本塁打数はキャリアハイ。しかも打席数は過去最も良かった2015年シーズンの294打席を大きく更新しています。これって、単純計算ですが、出場した1試合平均3打席以上立ってる訳で、レギュラーに限りなく近づいたと言って良いのではないでしょうか。その勢いに乗って今年はガッチリポジションを掴めるか!? 期待しています!

チームを強くする「風」予報(2)和田選手は次のステージに?

藤原選手の長期離脱、高部選手に少し不安がある、と言う状態で、2人の代わりをどうするか考えた時、本来真っ先に名乗りをあげてほしいのが、同じ左打者で瞬足で広い守備範囲を誇る和田選手です。自分が大ファンで、今も大好きな岡田幸文選手(現イーグルス外野守備走塁コーチ。ジャイアンツ戦での大ファインプレー3連発が思い起こされます!)となんとなくダブって、応援したくなる選手です。

入団当初は細身な体ながらフルスイングするところから「和ギータ」と話題になりましたが、その後走塁技術を高め、代走の切り札となり、タイトルも獲得しました。昨シーズンは本塁打も放ち、成長をアピールしましたが、レギュラー獲得には至っていません。正直、外野の一角を取れなくても、足のスペシャリストとしてチームに貢献できると思います。ベンチを外れることはないでしょう。でも…やっぱり、レギュラーとして外野を駆け回り、塁上を駆け巡る和田選手を見たい! もちろん、ご本人もその決意でしょうし、首脳陣もそう期待しているからこそ、実戦の機会を与えていると思います。対外試合が始まってからも「1軍に置いておくと、代走とかで使いたくなってしまうので」という理由で、あえて2軍でスタメンの経験を積ませてましたものね! 

オープン戦では打率が1割を切ってしまっていて、先日のトークショーでも元気のなさが気になってしまいましたが…。それでも、もう少し打席の中で相手バッテリーを揺さぶって、四球が増え、出塁率が上がっていくと、元々守備と走塁は抜群なので、センターかライトで、1、2、9番あたりで定着していくのではないでしょうか!

チームを強くする「風」予報(3)山口選手の4番としての覚醒!

もはや、ポジション争いではなくて、ポジションほぼ確定なのですが、外野の話をするにあたって、山口選手にどうしても触れたくて、3つ目の風予報で取り上げました。

オープン戦好調ですよね! 8試合で22打数9安打の打率4割越え! HRこそありませんが、大きな当たりはあるし、何よりご本人も首脳陣もHRがないことに焦ってるような感じがないのがいいですね。村田コーチも公式YouTubeで、しっかり右に意識を持ち打てていることを評価されていました(https://youtu.be/AXuM9SshO2c?feature=shared)

←3:35あたりです
首脳陣ともしっかり意思疎通ができてるんでしょうね!

ポジションとしては、昨季はファーストと外野のどちらも、という部分がありましたが、今季はソト選手が入団してファーストに入りそうなので(開幕間に合うのか?と心配した時期もありましたが、オープン戦で早速のHR!)、基本はレフトになりそうです。どのみち、よほどのことがない限り、山口選手が打線から外れることはないとは思いますが、それでも「外野1本でいくんだ」と固まっていると打撃にも好影響が出ると個人的には思っています。守備位置の変化への対応、というストレスが減るでしょうし、退路を立つというか「言い訳はできないぞ」という覚悟の強まりが集中力を増すこともありそうです。今季は本塁打をたくさん打ってほしい!最低でも20本!できれば30!という気持ちもあるものの、数字ではなく、どっしりと打線の中心になり、チームを勝たせてほしい、という期待の方が強いです。タイガースの大山選手のようなイメージでしょうか。それがマリーンズの常勝軍団化に必須ではないかと思っています。応援してます!


待ってます…

外野ということだと、ぜひ、この選手の名前もあげておきたいです。
それは、山本大斗選手。
去年の今頃は、吉井監督から「ダイナマイト」と愛称をもらい、注目を浴びていましたが、最近はあまり名前を聞きません。先日、イースタン公式戦のスタメンで出ているのを速報アプリでみてホッとしたのですが、本来は、そこではなくて、藤原選手の抜けた穴を埋める!と名乗りをあげる一番手であってほしい、、、と願っています。

2020年ドラフトでの入団ですからまだ高卒4年目。じっくり、でも良いのかもしれませんが、同じ年のドラフト5位で指名された、同じく高卒外野手の西川選手はもうチームにいません(行き先を心配してましたが、くふうハヤテに入り、先日スタメンで出てました😊)。今シーズン、なんとか爪痕を残して、1軍定着とレギュラー取りのきっかけを掴んでくれることを願ってます。待ってますよ!ファイティン!


 




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