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犬を飼うということ。後編

犬を飼うということ 前編の続きです。

 宝物とのかけがえのない時間 


「鼻が短くてお顔が小さい美人さんですね」
「おとなしいワンちゃんですね」

17年来のパートナー犬のチョコラとは
散歩で一緒に歩いていると

よくお声をかけていただいていました。

まだペットを迎えること自体を検討している時

ペットショップで抱っこしたヨークシャテリアやコーギーといった

「うちのコ候補」な仔犬たちの写真を見せるも

「このコ、カワ(・∀・)イイ!!」と

たまたま全員がダックスを飼ってることもあるかな?というくらい

万両一致でチョコラは「選ばれし犬」でした。

2021年7月5日に虹の橋を渡るまで
どこへ行くにも一緒に過ごしました。

お散歩デビューしたての頃から
波乗りにも必ず連れて行きました。
友達のおうちにさえ、一緒にお泊り。

泣き真似をする私の顔をペロリと
舐めてくれるから

慰めてくれているみたいで
癒されたくて、嘘泣きしたり

辛いことがあった時はチョコラを傍らに
本気で泣いたこともありました。

嬉しい事、楽しいって事があって
テンション高い私を見て
チョコラもしっぽを振ってくれたり。

その姿を見るのが癒しのひとときでした。

ある日

友達とチョコラ連れて
波乗りに出かけた時のこと。

波が良くて夢中になっていると
突然雨が降り出してしまいました。

それでもつい

いい波に乗りたいっ!
もう少し、あと少しっっ!!

と、なかなか戻れずにいると・・・。

砂浜に立てたパラソルにリードを括り付けて
待たせ続けているチョコラへ

「可愛いいワンちゃんがいるーーーーwww」

と駆け寄り、チョコラを優しく撫でている
面識のないボディボーダーの姿がありました。

同じエリアから一人で波乗りに来ていた彼女。

雨だと移動が億劫だろうからと

昼食に持参していたカップ麺を
ご馳走してくれるほど気前よく

とっても親切な姉御肌。

その後も一緒に波乗りに行くだけでなく

どんな悩みも打ち明けられる
大切な友人となりました。

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チョコラと出かけたオススメスポット




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チョコラという名前は
飼う前から

「疲れと肌荒れに効く薬」

そんな存在になって欲しいという意味を込め
顔を見る前から命名していました。

茶色いから「ショコラ」と間違われることが
多かったけれど

由来通りの効能とかけがえのない時間を
私だけでなく、私の家族にも与えてくれました。

母は大切な宝物だと言いました。

偏屈で変わり者の兄も
遺骨は分骨で用意して欲しいと言い

亡くなった時はどんな状態だったのか
詳細に知りたがり

火葬後1週間が過ぎた頃には

「可哀そうなことをした、もういないんだな、と泣けてくる」と

わざわざコールしてきて、呟き倒しました。

17年来の友人には、チョコラが旅立ったことをLINEで伝えると
「繋いでくれた縁だからね」と電話をくれました。

犬の映画 ー オススメ2作品 ー 


「犬に名前を付ける日」

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(写真出典:公式サイト

タイトルに惹かれて鑑賞。

名前を決めた時の気持ちを
懐かしくも感慨深く思い出しました。

「Marley & Me」

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(写真出典:映画.com)

日本語タイトルが

「マーリー世界一おバカな犬が教えてくれたこと」ですが

原作の雰囲気には「Marley & Me」のままが良いというレビューを多数拝見します。

私もそのひとり。

ペットと共に生きるって大変なこともあるけれど、動物の無邪気で屈託ない可愛いさがなんとも憎めない。

そして、共に生きてきた大切なパートナーとのかけがえのない暮らしにも

いつかはお別れの時が来ます。

その日を覚悟を持って迎えるために観ておきたい!そんな作品としてご紹介いたしました。

7月31日、1ヶ月もしないうちに
3ヶ月の仔犬を「ラム」名付けて
迎えちゃったけれど

チョコラとは、違うカタチで
必ずまた会えると信じて行動する

そんなきっかけになった文章を
あとがきに添えます。

あとがき


人間のもとで経験や学びを終えると
ペットたちは死を迎え

何度も「再生」を繰り返す事で
魂は経験を積み成長するそうです。

そして人間と1番近くに寄り添えたものが
人間へと生まれ変わる事が出来るのです。

早く転生して、飼い主に会いたい。
ペットには、そんは願いが
あるのかもしれません。

早く人間に生まれ変わりたくて
自分から志願して
「辛い修業の道を選ぶペット」
もいるのかもしれません。

私のもとを去ったあの子も
私のもとに戻りたいと
思ってくれているのでしょうか。

私は、その子を探しに
行くべきでしょうか。

それとも、出会いは
必然的にやって来るのでしょうか。

私の愛犬も単なる寿命
だったかも知れません。

風水的に言うと
悪い運気が私の身代わりに
あの子を連れて行った
のかもしれません。

しかし
スピリチュアルな世界では
死は「必然」で学ぶためにある
とされています。

人生で人は死に直面した時
悲嘆にくれますが

その死に遭うことになった
意味は必ずあります。

今後生きていくために必要な
「魂を磨くための学び」が
隠されているからです。

愛する想い、慈しむ心
癒しの方法、立ち直る強さ。

辛い出来事であればあるほど
私たちを大きく成長させる
メッセージがあるのです。

そしてこの辛い経験は
同じ思いをしている誰かを
「慰める力」にもなるでしょう。

この経験をくれたペットに
感謝し、いつかまたペットと
巡り合える日がくることを
祈り続けます。

出典: ペットの死から学ぶ「スピリチュアルなペットの死後の世界」

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