街中華屋のご主人の最高に素敵な返答
GW初日、あいにくの雨の中、6歳の息子と近所の街中華屋さんに昼ご飯を食べにいった。
とても歴史のある味のある外観で、期待を裏切らない正統派の街の中華屋さんだ。
ラーメンとチャーハンと餃子、野菜炒めという王道メニューを食べて満腹になって大満足。会計を済ましてお店を出ようとした時のこと。息子がカウンターの向こうにいたお店のご主人におもむろに質問をした。
「おじさんはなんでラーメン屋さんになったの?」
いきなりそんなことを聞かれても返答に困るだろうと思って聞いたいたら、
「それはね、おじさんのお父さんがラーメン屋さんだったんだよ。僕が小さい時からお父さんがラーメンやチャーハンを作っているところを見て、いつも「カッコいいなあ〜」と思っていたんだよね。だからおじさんもラーメン屋さんになったんだよ。」
ご主人のとっさの返事がこんなに素敵な内容で、僕は密かに感動してしまった。
いつもふざけることしか知らない息子もその言葉をとても真剣に聞いていたのがとても印象的だった。
帰り道すがら、息子に「なんであんな質問をしたの?」と聞くと、
「だってあんなに美味しいラーメンやチャーハンが作れるのは何でかなと思って」
時に子供の無垢な疑問は物事の本質をこうも見事に射抜くものなんだなと、心中感心しながら、同時にちょっとほっこりして、雨の中家路についた。
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