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 『きみは正しい』


今日は、何文字と決めずに書き始めました。

そういえば、
終わる恋の間際には疲れた体を横たえて、
電話をとっていた。

どうでもいいと思う相手が掛けてくる電話には、自分の状況がどうであれ、
「なに?」って、
ぞんざいに答えて。

語尾をいい加減にして
相槌で答えたり。

大切なことを話すとき、
相手の顔を見て、頭の中を整理して、
キチンとする。

キチンとしないで向き合った相手とは、
関係が終わる合図がある。
自分から出した合図。
相手から受け取った合図。

電話は、相手の顔が見えないから、
よけいにキチンとした姿勢を取らないと
いけないんだ。

私は、いつも ここぞというときに
気を抜いてしまう。

その分別を知るきみは、正しい。

そういうことは、
自分が歩んできた道の途中で
誰かが、見せてくれた背中をみて覚える。

私には、誰かを幸せにしたいと
言いながら、あまり
上手に伝える術を知らない。

寝ぼけ眼で、
電話に出てしまうこともある。

あんまり電話がスキじゃない、
と言って、
ひとから入ってくる情報を減らして。

なんだか
きみには誠実でいないといけない
気がする。

襟をただす
挨拶をする
返事をする

日常の
ささいなこと

キチンとしたいとおもう



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