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人の背後に立つことは

昨日、投稿したつぶやきの自転車は海に行ったときのモノです。そのときにあったことで私が恐怖に感じた出来事があり、できれば皆さんに気をつけてほしい行動について書こうと思います。

私は(写真で)見ての通り普通のママチャリに乗っています。実家の方は田舎で道は勾配が多く、電動自転車を利用しています。写真の自転車は一人暮らしをしている街中で使っています。なぜか他人から、よく声を掛けてもらうことが多く、知らない人から道を聞かれたり、スーパーで食品を選んでいても質問をされたりします。
多分、ぼんやりしている性格もあり、話しかけ易いのだと自覚しています。隙を感じさせない、というタイプには見えないのでしょう。

海に行ったとき、平日の午前中でした。海辺の公園では、清掃を任されているであろう年配の男性が制服を着て草むしりをされていました。特に変なところがある方ではなかったと思います。受付業務で働いていたときに、普通の格好でも少しクセのある一般の方はなんとなく判るものでした。

私は海辺の公園に自転車を置き、貴重品だけ肩掛けバッグに入れてから石や貝殻を拾ったり、写真を撮ったりして40分ほど過ごしました。
喉が渇いたため自転車に戻ると、私の自転車の隣に年季の入った白い自転車がとめてありました。お茶を飲み、携帯電話をチェックしていると電話が鳴りました。登録したばかりの派遣会社からでした。現在の状況で、本人確認をするための内容でした。生年月日、名前、住所、電話番号や名義など、個人情報に関する内容を口頭で話しました。
海岸から自転車に戻ったときに、自動販売機の裏で作業していた作業着の男性が、見えないことに気がつきました。

私の後ろの自転車は、その方のものでした。私は派遣会社の人に連絡している間、後ろに気配を感じたものの、振り返ることはせずに個人情報を話していました。
公園の管理を任されているくらいですから変な人物ではないでしょうが、今は簡単に音声を録音したり、動画を撮ったりする機能をもつ携帯電話を多くの人が所持している世の中です。
5〜6分の会話ですが、その間、ずっと背後にその年配の男性がいたのです。
電話が終わり、私は後ろを見られませんでした。音を立てず、何をされていたのか分かりませんが、自転車の横に立っていたようです。暫くじっとされていました。
白い自転車に背を向けたまま、数分間、メールなどを見て過ごす間に男性は自転車に乗って、公園の入り口にむかいました。

一度、振り返って会釈すればよかったのです。
多分、その人は私と話をしたいだけだったのだと思います。
でも、名前や生年月日を聞いていたかもしれない知らない人に笑顔で会釈出来ませんでした。

コミュニケーションの位置というものがあります。介護職の勉強で学びました。

自分からみて横の場所は『友達』。
向かい合う場所は『敵』の位置。
そして、背後は『恐怖』の位置。

細かいところは失念しましたが、「はじめまして」のとき、ご年配の方にお話しする場面では真ん前に座ったり立つのではなく、少し斜めの位置から挨拶をする、ということです。

できれば背後に立つことは、心理的によくないので、後ろからは声を掛けない、と教わりました。悪いことをする意思がなくても、どんな方にも避けてあげてください。
いつもなら、知らない人でも話をすることに躊躇しないのに、最近は色々なことでヒトに警戒心を持っていたのかもしれません。
やはり、再就職のことで一波乱ありそうで。

それはまた、次の機会に書くことにします。
秋なのにな(*_*)

※イラストの方でも同じ気持ちになるかは謎

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