ボンチノタミ、ジョーカーです。

このたび、またまたらぎーさんにお誘いをいただきまして、4PLのCoCシナリオに参加してまいりました。
今回のシナリオは『ぼくはなにもしらない～この事件の犯人はHO2～』略して『ぼくしら』。
らぎーさん以外は初めましての方ばかりでドッキドキでしたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました！

※途中まではネタバレありません。
※後半、ネタバレ部分の前に注意書きをしております。

『ぼくはなにもしらない～この事件の犯人はHO2～』概要

今回のシナリオ概要。

そう、これは、PLである我々は真相を全て知っているにもかかわらず真相を探らなければいけないシナリオなのです。
犯人はHO2なのです。でも探索者たちは知らないのです。

今回KPをしてくださったのはしのさん。
PLはHO1が氷さん、HO2がらぎーさん、HO3がハトムラさん、HO4がわたくしJOKER★でした。
らぎーさん以外のみなさんは初めましてだったんですが、とても楽しくセッションさせていただきました。ありがとうございました！

探索者

HO2か4がいいな～と思っていたんですが、希望どおりHO4をやらせていただくことになりました。
普通の人か～普通ってなんだ？？？

職業は自由ということで、普通の人ならサラリーマンあたりにしようかと思ったんですが、今回はドライバーにしました。あまり他でやらなさそうな職業だったので。
なるべく平均値になってくれよ～と願いつつダイスを振ること数回。（さすがにINT18とかは普通じゃないだろーよと思って何度か振り直ししました）
SIZ14以外はそんなに飛びぬけて特徴もない青年ができあがりました。

今回はせっかくなので差分も描いてみました。

ちなみに、性別も自由だったので、当初は普ちゃん女の子バージョンも考えていました。もしかしたら「ちょっとボーイッシュな女の子」になっていたかもしれない。

こうして、セッション1週間前には4人の探索者が出そろいました。

HO１：死体愛好家　　石田 好基いしだよしきくん＜作家＞（PL：氷さん）
HO２：うっかり殺人　成金 正太郎なりがねしょうたろうくん＜デザイナー＞（PL：らぎーさん）
HO３：苦労人警察官　只野 啓二ただのけいじくん＜警察官＞（PL：ハトムラさん）
HO４：一番普通の人　平通 普ひらどおりあまね（PL：JOKER★）

全員23歳で平均身長180cm。
SIZでかいの自分だけかと思ったらみんな大きかった……！
ここにNPCであるしぬよさんが加わり、仲良し5人組は楽しい楽しい休日を待ちわびています。
あんな事件が起こるとは知らずに……（我々は知っている）。

結果としては、END-B全生還でした。
わっちゃわっちゃして楽しかったな～！

以下、ネタバレありの記録と雑感

ネタバレありです！気を付けてください。

※『ぼくはなにもしらない～この事件の犯人はHO2～』シナリオのネタバレを含みます。

※メモを見ながら書いていますがいろいろ抜けているかも。
※自分用のメモ程度の記録や感想を書いています。

今回、普は全員を下の名前＋くん付けで呼んでいたので、その感じで下の名前で書いていきます。
HO1は好基、HO2は正太郎、HO3は啓二、NPCはしぬよ、です。

開始早々、いきなりHO2用のシナリオが入ります。
殺人事件パートです。秘匿じゃないので我々も聞いています。でも探索者たちは知りません。ぼくはなにもしらない。
「ゲームでめちゃくちゃ強いハメ技を使われてカッとなって殺した」というとんでもねえ動機でしぬよくんが正太郎くんに殺害されました。

さて、それ以外の3人はそんなことはつゆ知らず、本日のゲーム会場である正太郎くんの家（もともとは祖父の家であり、けっこうでかい家）に到着します。
「しぬよくん先着いてたんじゃないの？」「そういえば20分前から既読つかないな～」などと言いながらリビングまでスタコラ入ってくる3人。正太郎くんはもう冷や汗ダラダラです。

スマホ中毒のはずのしぬよくんのスマホが置きっぱなしで血がついていたり、なんとなく異臭がしたり……という状況ですが、3人はよもやこの家に死体が隠されているとは思いもしません。
正太郎くんはごまかしに必死。もう既にかわいそう。

と、ここで正太郎くんの電話が鳴ります。お母さんからの電話のようです。お母さんは長電話なので、ひとまず3人は正太郎くんを放っておいてしぬよくん探しを始めます。

ここから探索パート開始。
探索できる箇所はリビング、キッチン、トイレ、洗面所、浴室、私室、玄関など。また、その部屋ごとに収納や棚などもあり、探索箇所が多い！
全員が1回探索するごとに15分、4回探索で1ターン=1時間が経過していきます。
現在、ゲーム内時間でお昼の12時。制限時間は18時までとなっています。
なお、正太郎くんは電話がかかってきた際のロール1d2で2を出したため、2ターンの間は電話のせいで動くことができません。可哀想。

▶1ターン目・１サイクル目。
早速啓二くんに異変が起こってしまいます。

トイレを我慢していた普は早速トイレへ。
KP「人類学を振ってください」
PL全員「人類学！？」
能力まったく振っていないので初期値1でロール。当然失敗。
何の成果も得られていませんが、ここに来る途中コンビニでトイレに寄り損ねてからずっと我慢していたので、とりあえず漏らさずに済んで一安心ですね。

続いて啓二くんが買ってきたものを入れるため冷蔵庫へ。
KP「追跡を振ってください」
警察官なら追跡成功するだろ！ ヨッシャ！ と気合を入れて振った啓二くんですが、なんとここで99、ファンブル！！！
その結果、残念ながら、啓二くんはここから4時間の間、生ハムの原木をかじり続けることになりました。
しかもずっとお腹が空いている状態ということで、全能力値が‐10されます。
いきなりとんでもねえことになった。
頼りの警察官が早速生ハムにやられてしまうとは……。
啓二「生ハムおいしい」
アホの子になってしまった……。

このあと好基くんは洗面所へ。
APP×5を振るものの結果は失敗。
KP「いつもよりちょっと自分がかっこよく見える気がします」
金持ちの家の洗面所は、鏡も高級品なんだろうね。好基くん、鏡で自分の顔を眺めて探索終了となります。かわいいね。

▶1ターン目・2サイクル目。
普はそのまま、トイレの棚を開けます。
KP「SIZ×5を振ってください」
SIZだけは無駄にでかい普、ここはもちろん成功。
KP「しぬよの首があります」
普「ギャーーーーーー！！！！！」
いきなり首を発見した普。
バラバラ殺人事件だーーーーー！！！！！
普「首！ くび、首が！ くびくび！ 首！！」
叫び続ける普、駆けつける好基くんと啓二くん。
もちろん全員SAN値チェックです。（このあとバラバラ死体の一部を見つけるたびにSAN値チェックが入ります）
死体愛好家なら大丈夫かと思いきや、好基くんは死体を見つけるたびに嘔吐ロールが発生することがここで判明。そう、彼は実は死体なんてグロくてダメなんだよな。
ここで、嘔吐でどの程度トイレが汚れたか判別するために家主である正太郎くんが幸運値ロール。
ファンブル。
残念ながら、トイレの床はもちろん、備品や調度品に至るまですべてがゲロまみれとなりました。可哀想。

なお、首発見時に警察に通報しようとしましたがなぜかスマホの電源が落ちて通報できませんでした。ホラーですね。

その後、啓二くん、好基くんが続けて浴室の浴槽のフタを開けようとするも失敗。
回避ロールだったのですが、ふたりともほとんど振っていないため開けることはできませんでした。

ここで正太郎くんの電話が終了。

普「ねえ、首！ 首があったよ！ しぬよくんの首！」
と早速普に詰め寄られ、ここで醜態晒しタイム。
死体や殺人の手掛かりが見つかった際には、殺人犯であるHO2＝正太郎くんは1d20を振り、出た数字によってなんらかのごまかし……もとい、醜態を晒します。
今回はなんだ？
KP「窓の外をさしてUFOだ！ と言って気をそらしてください」

正太郎「あっ、UFOだ！！！」
正太郎くんの言葉に全員が窓の外を見るをと本当にUFOが飛んでいました。
「え……！？」
目の前の超常現象のおかげで首発見のショックが落ち着いたのか、ここで普が「もしかしてこれ、作りものじゃない？しぬよくんのドッキリかも」と言い出しました。
「ああ、そうかも。どこかに隠れてるのかもしれない」「じゃあしぬよを探すか」という流れに。
さらに
普「もしかして、ニセモノだから逆に気持ち悪くて好基くん吐いちゃった？」
啓二「ああ、そういうことか～。リアルだけど本物じゃないから逆に気持ち悪い、みたいな」
という謎の納得。なんだお前ら。大丈夫か。
※啓二くんはその間もずっと生ハムの原木をかじり続けています。

なお、好基くんはこの後もずっと「フィクションは好きだけど本物の死体はダメなんだよ！」と訴え続けるのですが、最後までその声は他の探索者たちに届くことはありませんでした。本当にかわいそかわいい。

あと、たしか最初に詰め寄ったときに正太郎くんが「ぼくはなにも知らないんだ！」と叫んでいて、ナイスタイトル回収！って思いました。
映像だったらここで正太郎くんの叫びとともに家の外観→空へパーンさせながらタイトルを出したいなって思いました。

▶1ターン目・3サイクル目。
生ハムの原木をかじり続けて喉が渇いた啓二くんは、買ってきた飲み物でも飲もうかな～とコップを探してキッチンの食器棚を開けます。
KP「綺麗な白い食器などが並んでいます」
なるほど、何もないのか……と思いきや。
KP「包丁が並んでいます。その中に、血の付いた包丁がありました」
啓二「血の付いた包丁……これって……？」
まさか……警察官の勘が冴えわたってしまうのか！？

ここで正太郎くんの醜態晒しタイム！
KP「犬の鳴き真似をします」
正太郎「ワオーン！ ワンワン！ キャンキャン！」
啓二「犬……？」
正太郎「隣の家の犬が鳴いているみたいだね！」
結局、ごまかせたのかごまかせていないのか微妙なところですが、包丁は無事に元の場所にしまわれることになりました。

続いて普は、リビングのキャビネットで目星ロール。
成功しましたが、中に入っていたのはゲーム機や小物などでした。

好基くんは家主の私室へ。ベッドを探ります。
KP「跳躍を振ってください」
好基「跳躍！？」
跳躍初期値で失敗。
好基くんは「ふかふかのベッドだ～」と飛び込んで調子に乗っているうちに落ちるというだけの結果になりました。なにそれめちゃくちゃかわいい。

▶1ターン目・４サイクル目。
これで最初の１時間が経過することになります。

リビングにいる普は、テレビを探ります。
DEX×5でクリティカルを出し、クリティカルチケットをゲット。
さて、テレビの裏に何かがあるようです……。
KP「手のない左腕が見つかりました」
普「腕だ！ すごい、めちゃくちゃリアルだよ！」
しぬよくんによるドッキリだと信じている普、血まみれの腕を掴んでリビングのテーブルの上に置きました。

未だキッチンにいる啓二くんは再び冷蔵庫を開けます。
冷蔵庫は前回ファンブルしていますが、再挑戦。今回の追跡ロールは成功。
KP「手のない右腕が見つかりました」
なんと、連続で腕を発見です！
啓二「なんか、これ……本物じゃないか……？」
とりあえずリビングのテーブルに置きます。
警察官は普通の人と違ってやはり勘が鋭いのかもしれません。腕を見て、これはやはり本物の人間の体の一部では？ と疑い始めています。

引き続き私室の好基くん。
正太郎くんの机を勝手にあさります。
図書館2分の1でロール。失敗。
好基くんは「オシャレな机だな～」と思うだけにとどまりました。ねえほんとめちゃくちゃかわいいなこの自称死体愛好家。

ちなみに今回の正太郎くんの醜態晒しタイムは土下座でした。
腕が見つかったあと「本当によくできた作りものだよね」と言いながらパシャパシャ写真を撮っている普（※普の趣味はバイクとカメラ）に対し、過去の罪を告白し、謝罪することで気をそらそうとします。
その謝罪の内容とは……
正太郎「普がイ〇スタでアップしてる写真がすごくよかったから、友達に『これ自分のアカウントなんだ～』って自慢しちゃったんだ！ ごめん！」
これに対し普は……
普「急にフォロワーやいいねが増えたのそれか。別にいいよ、僕は趣味で写真載せてるだけだし。今度正太郎くんにもいい写真が撮れたらあげるね」
あっさり許しました。あんまり気にしていないらしい。
土下座までしたのにね……！

なお、リビングのテーブルに見事に2本の腕が揃っているところを見た好基くんはやっぱり吐いていました。
どんどんゲロがまき散らされていく成金家。
「吐くほど死体が好きなのか」
「それともやっぱりニセモノだと逆に気持ち悪くて嫌なのかな」
相変わらず斜め上方向に勘違いしている友人たち。

1ターン目が終わり、ゲーム内時間が1時間進みました。現在13時。
死体を見てゲロをまき散らし、家主の私室で好き放題している好基くん。
生ハムの原木をかじり続けつつ空腹に苛まれながらも警察官の勘が光る啓二くん。
ドッキリ企画だと信じて疑わないマイペース普通の人・普。
そして冷や汗をかきまくっているうっかり殺人犯・正太郎くん。

1ターン目から既に愉快ですね。

さて、探索は2ターン目に突入します。

▶2ターン目・1サイクル目。
啓二くんは嘔吐で汚れたものなどを洗うために洗濯機へ向かいました。
ここで目星ロール成功、洗濯機からしぬよくんの右足を発見します。
啓二くん、警察官の勘が冴えわたっていますが、反面、やはり現実から目をそらしたいようです。「……ドッキリ……だよな……」そう、友人の家からバラバラ死体なんて見つかるはずないんだ。今日非番だし。

普はリビングのカーペットをめくろうとしますが、STR×5ロールで失敗。
普「こんな豪華なペルシャ絨毯みたいなの、そりゃあ重いよね」

一方、好基くんは洗面台で信用ロール。こちらも失敗に終わりました。

▶2ターン目・2サイクル目。
洗濯機が使えなかったため、浴室へ洗濯物を持っていく啓二くん。
普も合流し、先程開けられなかった浴室のフタをふたりで再び開けようとします。が、ふたりとも回避ロールに失敗。
諦めてシャワーで洗濯します。
しかしこの家の浴槽のフタ、どんだけ開かないんだ。お吸い物のフタみたいにピッタリくっついてんのか？？？

好基くんはリビングのソファで隠すロール。こちらも失敗に終わります。

▶2ターン目・3サイクル目。
ここで啓二くんと普に事件が起こります。

リビングに戻ってきた啓二くんと普。
好基くんはソファに座って目の前のテーブルに置いてある腕と足から目をそらしており、その近くでは正太郎くんがソワソワ。

啓二くんはリビングの本棚を調べることに。普も隣で見ています。
ここで啓二くん、図書館ロールで99、ファンブル！
一体何が起こってしまうのか……！？
KP「本棚には、表紙のイラストが自分に似ているからとうっかり正太郎が買ってしまったBL本がありました。その本を見てしまった人は、このシナリオ中、腐女子または腐男子になります」
啓二・普「ファーーーーーー！？？！？？」

ということで、ここで啓二くんと普に＜腐男子＞という属性が追加されました。あわせて、このシナリオ中＜追跡＋50＞の技能アップが付与されます。
（啓二くんはこれにより追跡技能値が100を越え、確実に成功できることとなりました）
こうして、生ハムの原木をかじりながらBL本を読む腐男子警官が誕生しました。

啓二「これは……なるほど……（BL本を読んでいる）」
普「面白いね（隣で覗き込んでいる）」
啓二「これいらないならちょうだい」
正太郎「え？ 別にいいけど……」
普「啓二くん、読み終わったら僕にも貸してよ」
啓二「うん」

どういう状況？？？

近くのソファに座っていた好基くんも「何か面白い本あったの？」と気になる様子。
啓二「BL本見つけた」
普「好基くんはBLとかは書かないの？」
好基「書いたことないなあ」
普「今度BLミステリー小説とか書いてよ」
好基「書いてみようかな」
啓二「書いたら読ませてよ。買うわ」
普「僕も」

ねえ、だからこれどういう状況？？？

続いて普は、さらなるBL本を求め私室の本棚をあさり探索しに向かいます。
図書館ロールに成功しますが、お目当てのBL本はありませんでした。デザイナーである正太郎くんらしくデザインの本や、他には漫画本などがあったようです。

リビングを出た好基くんは玄関へ。
玄関には収納が3か所あり、靴箱が2つと倉庫のような場所が1つ。
倉庫を探ろうと追跡ロールをおこないますが失敗。特に目ぼしいものは見つからなかったようです。

▶2ターン目・4サイクル目。
好基くんを追いかけ玄関へ向かった普に、またしても事件が起こります。

普は2つの靴箱のうち、2番を選択し探索。
目星に成功し、中に何かがあるのを見つけます。
KP「靴箱の中から『サディスティッククラブ』（※のちほどらぎーさんの表記を確認したところ『サディスティ倶楽部』でした）という本を見つけました。あなたは＜ドM＞になります。また、このシナリオ内で＜心理学＋50＞の技能値アップになります」
PL「ドM！？」
先程＜腐男子＞属性が付与されたばかりの普に、今度は＜ドM＞属性が追加されました。
正太郎くんに「そんな本読むな、返せ！」とちょっとキツめの口調で言われて「あ、もっと……もっと冷たく言って！」とか言い出す普。
お前はもう普通の人ではない。

一方、生ハム原木腐男子啓二くんは私室へ。
収納に対し歴史ロールをするも失敗。

続いて歴史に強い好基くんが同様に私室収納で歴史ロール。
成功するも、特にわかることはなかったようです。

2ターン目が終わり、ゲーム内時間は14時。
BLミステリー小説を書く羽目になった好基くん。
生ハム原木腐男子啓二くん。
腐男子ドM普。
見つけられたくない本を見つけられまくる正太郎くん。

もうしぬよくんとか死体のこととか忘れてない？ 大丈夫？

3ターン目へと進みます。

▶3ターン目・1サイクル目。
普は玄関の収納を確認。
追跡＋50のおかげかクリティカルを出し、2枚目のクリティカルチケットゲット。

啓二くんはリビングの棚。
博物学→失敗。

好基くんは私室のパソコン。
コンピューター→失敗。

▶3ターン目・2サイクル目。
好基くんはキッチンの棚を探索。
聞き耳→白ワインなどお酒がしまわれているのを発見します。

続いて普もキッチンへ。
アイランドキッチンで目星を振るも99、ファンブル！
KP「クリチケ1枚と相殺で普通の＜失敗＞にしましょう」
ここでクリチケ1枚を使用します。

普が失敗したため、啓二くんが同所を探索。
目星に成功しますが、特に情報はなし。普通のキッチンでした。

▶3ターン目・3サイクル目。
引き続きキッチンで探索を続ける3人。
2か所の収納を探りますが、特に何も見つかりませんでした。
普、目星失敗94を出す。あぶねえーーー！

▶3ターン目・4サイクル目。
啓二くん、また何かを見つけてしまいます。

啓二くんは玄関へ。普が探らなかった2番の靴箱を探ります。
目星に成功。すると……！
KP「アダルトグッズが出てきました」
啓二「！？」
ディ〇ドを発見した啓二くん。なんと大人の玩具に目覚めてしまいました。
KP「＜機械修理＋50＞になります」
大人の玩具で機械修理技能アップをゲット！！！
啓二くんは必死に＜見ないフリ＞を発動しクリティカルを出すも
KP「見なかったことにはできません」
見なかったことにはできない！！
啓二「せめて現実から目をそらしたい……！ これはディ〇ドじゃない、これはディ〇ドじゃない……！！」
現実逃避していますが、両手に生ハムの原木とディ〇ドを持ったやべえやつが爆誕しました。大丈夫？ 警察官として大丈夫？

そんなことは知らない好基くんは引き続きキッチンの探索。
先程、普が失敗した収納を探索しクリティカルチケットをゲット。

普はリビングの机でアイデアロールを失敗。

3ターン目が終了。ゲーム内時間は15：00。
死体は見つからないものの、なぜかアダルトグッズが見つかり正太郎くんが「これは違う！ 違うんだ！」と弁解する展開に。
うっかり殺人犯、生ハム原木ディ〇ド腐男子警官、腐男子ドMに囲まれた好基くん。
死体愛好家なのに彼がいちばんまともな人間に見えてくる不思議。

実は苦労人枠はHO3ではなくHO1なのかもしれない……。
4ターン目に入ります。

▶4ターン目・1サイクル目。
ここでまた普が厄介なことになります。

前サイクルで普が失敗したリビングの机を探る啓二くん。
目星に成功し『インスタントイゴーロナク』という本が落ちているのを見つけます。
啓二「なにこれ？」
正太郎「メルカリで100円で買ったんだけどなんなのかよくわからないんだ」
これ、実は最初のHO2用導入シナリオでもちらっと出ていました。
一体……なんなんだ！？

普は浴室の棚へ。
KP「薬学を振ってください」
普「薬学ぅ！？」
初期値だったためクリティカルチケットを使用し＜薬学＋30＞でロールすることに。無事成功。
しかしこの成功が悲劇を生みます。
KP「スクール水着を発見しました。スク水フェチ（着る）になります」
普「！？！？！？！？」
身長179cmの男が女児スク水を着ないとしぬ病にかかりました。
正太郎「お前、それは妹の……なんで着てるんだよ！」
普「着てないとしんじゃう！」
正太郎「やめろ、脱げ！」
普「あっ、もっと罵って！（ドM発動）」
正太郎「とりあえず上着だけでも羽織ってくれー！」
ドMスク水着用腐男子が完成しました。
どんどん一番普通の人という枠から遠ざかる普。

一方、好基くんは浴室へ。
先程から何度か挑むも、どうしても開かない浴室のフタがやはり気になる様子。
好基「絶対、ここ怪しいんだよな……」
KP「では、これまで何度か頑張って開けようとしているので少し開けやすくなった、ということで……＜回避＋20＞でいいですよ」
これまで好基くんが1回、啓二くんが2回、普が1回挑んでいる開かずのフタ。ついにここで開けることができるのか？
結果はクリティカル成功！ 無事、浴槽のフタが開きました。
KP「しぬよの上半身がありました」
PL全員が「やっぱりそこに死体隠してあるよね……」と納得した瞬間でした。

ここで、正太郎くんから「みんなに話がある……」とのことで、招集がかけられました。
バラバラ死体とともにリビングに集められた3人。正太郎くんは一体どうしたのか……？

実はこの少し前に、KPから「正太郎くん、もう自白していいですよ」との業務連絡がありました。
らぎーさん「えっ、もういいんですか！？」
KP「だってみんな死体見つけるの速いんだもん！ ピンポイントで見つけてくじゃん！？」
我々、有能だったらしい。やったあ。
らぎーさん「じゃあ、次の死体が見つかったら自白します」
このやり取りのあと、数サイクル後に見つかったのが上半身でした。

というわけで、ここでHO2成金正太郎自白タイムです。

正太郎「実は……しぬよを殺したのは僕なんだ！！！」
3人「ええ！？」
突然の正太郎くんの告白。
「なんで……」「どうして……」3人に衝撃が走ります。
（まあPLは全員知っているんですけれども）

正太郎「みんなが来る前にゲームやってて、あいつがすごいハメ技を使ってきて……それで、カッとなって……！ 自分でもどうしてそんなことしたのかわからないんだ！」
だからってバラバラにするか？？？
啓二「そんな理由で……」
正太郎「頼む、黙っててくれ！ ブタ箱には入りたくないんだよおお！！！」
啓二「先輩たち（警察）呼ぶ？ 先輩には俺からも話しておくから……」
正太郎「やめてくれえええ！！！」
普「自首しよう」
正太郎「嫌だ！ みんな、どこかに埋めに行くのを手伝ってくれ！」
啓二「俺、警察官なんだけど！？」
正太郎「好基！ これ、小説のネタにしていいからさ、黙っててくれよ！」
好基「たしかに小説のネタにはなるけど、ええ……！？」
友人一同、誰も助けてくれません。自首しろ、罪を償え、と正論を吐きまくります。そらそうだ。

そんなやり取りをしているうちに、ドMスク水腐男子・普が突然の奇行。
普（JOKER★）「正太郎くんに壁ドンします」
全員「！？なんで！？」
普「（正太郎に壁ドン）なんでだよ！」
正太郎「ヒィ！？ （スク水を着た成人男子の壁ドンこええ！！）」
普「なんで！ なんでこんなことしたんだよ！（ドンッドンッ）（壁を叩いている）」
正太郎「ヒィ！（壁ドンてこういうものだったっけ！？）」
啓二「なにあの壁ドン……こわ……」
正太郎「あの頃の……イ〇スタのアカウントのこと謝ったときに笑って『いいよ』って許してくれた頃の普に戻ってくれよお！（切実）」
いや、そんな普を変えてしまったのはお前の性癖なんだよ（？）。
180cm越えの男を壁際に追い詰め壁をドンドン叩き続けるスク水を着た180cm近いでかい男。地獄絵図か。

結局、通報や自首云々の前に、とりあえずまずはしぬよくんのバラバラ死体を集めよう、ということになりました。
自白後は、HO2自身が死体の場所を教えてもOKということで、4人で残る部位を探していきます。

KP「ではここで一旦休憩にしましょう。死体探しもですが、まだ探索していない箇所がいくつもあると思いますので、休憩しながらどこを探索するか考えてみてくださいね～」

ということで、ここで一旦、食事休憩。ここまで、リアルタイムで3時間くらい。

休憩が1時間ほどあったのでぱぱっと食事を済ませ、食事後の残り時間でスク水差分の普を描きました。
15分くらいで描いたので雑ですが、どうしてもやりたかったので。

＜HO4：一番普通の人＞のビジュアルじゃねえぞこれ。

わたしは一体なにをやっているのか？？？
休憩明け「普くんがスク水になってるｗｗｗ」とつっこんでくれたみなさん、ありがとう。悪ふざけしてすいません。

差分といえば、セッション中に何度か啓二くんのアホの子差分と好基くんの笑顔差分が見られたのが楽しかったです。啓二くんのアホの子状態いとおしいし、好基くんの笑顔は守りたい。

休憩後、しぬよくん探し再開。
ここまでに見つかっているしぬよくんの死体の部位は、首（頭）・右腕・左腕・右足・上半身。
残るは、目玉・右手・左手・左足・下半身です。
封印されしエクゾディア、完成なるか。

死体の場所は正太郎くんが知っていること、また、死体はダミー（BL本やアダルトグッズなど）が隠されていた場所にあることなどの情報を得て、改めて死体探しを始めます。
確かに、生ハムの入っていた冷蔵庫を再度探索した際に右腕が見つかっていたので、既にダミー発見済みのリビングの本棚、玄関の靴箱2つ、浴室の棚に死体が隠されていることは確定しました。
残るはあと1ヶ所です。
ここからはダイジェストでお送りします。

正太郎くんに案内され、やって来たのは洗面所。洗面所の棚にはふたつの目玉が隠されていました。
なんで目玉までえぐったんだよ。

その後、洗面台を探索するも特に何も見つからず。
洗濯機の棚にも何もなし。
スク水があった浴室の棚からは下半身が見つかりました。

死体の場所が確定し、制限時間のゲーム内時間18時まではまだ時間があるので、まだ探していない場所も探索していきます。
（概要に書いてあった地下室のことも気になりますしね）（ただ、普……というかJOKER★自身は、地下室のことをすっかり失念しておりました）（まじでただ単にカーペットめくりたかっただけ）

啓二くんは、まだ一度も触れていないリビングの電話を探ることに。
KP「機械修理です」
啓二「アダルトグッズで目覚めた機械修理が……！」
まさかあのアダルトグッズが伏線になるなんて！
電話の裏側に小さな鍵を見つけます。
家主である正太郎くんも何の鍵かは知らないとのこと……。

好基くんはカーペットに挑戦。先程、普がめくれなかった激重カーペットです。STR×5、失敗。
今度こそ！ ということで、普が再挑戦。無事にめくることができました。
KP「たぶん、上に乗っている机やソファをどかすのを忘れていたんでしょうね。どかしたらちゃんとめくれたようです」
みんなきっと動転していたんですね。
はてさて、カーペットの下には、なんと扉が。
鍵穴に先程拾った小さな鍵を差し込んでみると……見事、扉が開きました！
正太郎「地下室なんて、僕も知らないぞ」
普「もしここに入るなら、しぬよくんの死体を集めてあげてからにしない？」
正太郎「なるほど、この地下に死体を隠すんだな」
普「そういう意味じゃない」
とりあえず地下室はそのままにして、先に死体を全て見つけることにしました。

リビングの本棚で左手を、靴箱2つで左足と右手を発見し、リビングのテーブルへ並べます。
これで、全ての死体部位が揃いました。

この死体発見ラッシュで、死体発見のたびに嘔吐ロールが発生する好基くんのSAN値はもうズタボロです。
好基「もう胃酸しか出ない……オｒｒｒｒｒ」
正太郎「ごめん、僕がこんなことしたばっかりに、ごめん……！（※謝ってはいるが、死体を見て吐くほど喜んでいるんだなあと思っている）」
吐き続ける好基くん、申し訳なさそうに背中をさする正太郎くん、その姿を眺めて「なんか、ふたりの絡み、キュンとする……」とか言ってるドＭ腐男子、もうカオスです。
3人から「あいつ吐くほど死体好きなんだなあ……」「独特な喜びの表現だなあ」「ウレゲロ（嬉しすぎてゲロ）」ってずっと言われている好基くん、本当に本当にかわいそう。

そして全ての死体発見後、ようやく啓二くんは生ハムの原木から解放されました。

いよいよ地下へ突入します。
地下室には本がたくさん置かれているようですが、どこもかしこも荒れ果てており、本もボロボロです。
ここで全員、目星ロール。普以外の3人が成功し一冊の本を発見します。
内容はこんな感じ。

このとき、地下室に入った瞬間からBGMが『おもちゃの兵隊のマーチ』になっており「なんで？」と思っていたのですが、音楽にのって某3分クッキング風にKPしのさんがこの内容を読み上げたときに「なるほど！」となりました。とても楽しい演出でした。
※ただし、普だけはこの本の内容を読めていないのである。

3人「復活の呪文！？」
普「何か見つけたの？」
正太郎「復活の呪文が書いてある本だった。しぬよを生き返らせることができるかもしれない！」
必要なのは五体満足の死体。バラバラになっていた死体は既に全て揃っています。
早速リビングに戻り、復活させようということに。
啓二「ここは殺した本人が責任を持ってやってくれ」
正太郎「わかった。しぬよ！生き返ってくれ～！」

かくして復活は成功。
しぬよは「ふあ～よく寝た～。なんか体がバッキバキなんだけど～」などとのんきなことを言いながら目を覚ましました。
正太郎くんとふたりでゲームを始める前あたりの状態で復活したようです。

正太郎「しぬよ～！ ごめん、すまなかった！ よかった！」
しぬよ「？？？なにが？」
普「よかった～！しぬよくん、僕が見える？ わかる？」
しぬよ「見えるよ～なんでスク水着てんの？」
啓二「通報しなくてよかった……」
しぬよ「通報？ なにが？」
好基「これをもとに小説が書けそう」
しぬよ「？？？みんなどうしたの？ 早くゲームやろ！ 最強のハメ技決めてやるぜ～」
全員「ハメ技はやめろ」

ということで、エンディングへ。
KP「HO4、最後！ 最後！」
普（JOKER★）「！ ここか！」

普「今日もつまらない一日だったな……」

こうして無事、全員生還ENDを迎えることができました。

（このあと、「これでつまらないってどういうこと？」「普通って何？」という言葉に対し「ドMの僕を誰もいじめてくれなくてつまらなかった」と答えたところ「そういう意味！？」「そっち！？」と言われました。ドM属性を貫いた結果です）

エピローグ的な部分として、最後にHO1以外にアンケート。
KP「HO1石田好基さんは、死体愛好家ですか？」
そう、シナリオ終了後も「死体愛好家」と思われていることがHO1の目標なのです。
共通の友人から「本物の死体を使った展示会のチケットが10枚あるんだけど、あいつにあげてもいいかな？」と聞かれた3人は……

正太郎「吐くほど死体が好きみたいだから、いいんじゃないか」
啓二「ちょっと独特な喜び方だけどなあ……」
普「一緒にエチケット袋渡してあげたほうがいいかもね」

というわけで、満場一致で「あいつは吐くほど死体を愛している」という結果になりました。
よかったね、好基くん！（よくない）

これにて、全員目標達成となりました。

本当に、無事に全員生きて帰ることができてよかったです。しぬよくんも含めて。

他のENDの場合、しぬよ復活失敗、HO2が逮捕、PL全員が逮捕、などもあったそうなので、いちばん平和でいちばんHAPPYなENDを迎えることができたのではないでしょうか。

初の4PL、しかもKPさん含めて私にとってはほぼ全員初対面ということで緊張したりワクワクしたりドキドキしたりしましたが、本当に楽しい1日を過ごすことができました。ありがとうございました！

らぎーさん、ダミーを隠したときにはあんなことになるとは思いもよらなかったらしい。おかげでHO3とHO4はとんでもないことになり、ただただ可哀想なHO1が誕生しました。面白かった。

今回のお土産：お持ち帰り不定の狂気、各種能力値アップ、SAN値回復

普について。
今回、腐男子・ドM・スク水という属性が付与されたことにより、途中からは＜一番普通の人＞からはかけ離れた変態キャラみたいになっていましたが、逆に普段が何の特徴も信念もない平々凡々な普だからこそ、付与された属性にどっぷり浸かることができたのかな、と思います。
作家、デザイナー、警察官……と、世間一般の常識や感覚とは少し違う場所で生きている友人たち。
芸実的観点、人の死、不可思議な現象への興味や理解……彼らなら持っているかもしれないそういった部分を持たない、非日常から最も縁遠い、平通普という普通の人。
特別な何かを持たないからこそ、不意に与えられた役割や属性に染まりやすく、何者にでもなってしまう。そう解釈しています。
普で継続やりたいな……。