アラスカ旅行 熊の剥製とハワイからの友達
2007年1月10日、私は日本の語学学校で仲が良かった友達と一緒にアラスカのチェナという温泉リゾート地に行った。目的はもちろんオーロラを見るため。
彼女との海外旅行はこれで2度目。私は綺麗な海が好きで『モルディブのような海で泳ぎたい』というのが夢。一方、彼女は『オーロラを観たい』というのが夢でした。二人でこの2つの夢を叶えようねと、寮に入っていた時に話していた。
チェナ温泉はフェアバンクスから約100km離れたところ。私たちはアンカレッジの空港で落ち合い、そこから一緒にフェアバンクスまで飛んだ。私はミネソタから。一方、彼女はハワイからのアラスカ入り。そのため薄手の長袖パーカーしか持ち合わせていなかった。
アンカレッジ空港に降り立つと、目に入ってくるのは熊の剥製。ホッキョクグマやアラスカグリズリー。とにかく大きくて圧倒された。毛並みも綺麗で立派。アホっぽい感想だが、こんな大きな熊に襲われたら一発で死ぬだろうなって思う。そのうち、この熊たちはどうやって殺されたのだろうと考え始めた。だって、傷ぽい所が見当たらないほど、綺麗な毛並みだから。どこから見ても、傷がない。あらゆる角度から観察してみる。おそらくアソコだ。たぶんアソコだ。うんうん。絶対にそうだ。それは
お尻 人間でいう大臀部のあたり。
その辺りだけ、毛並みが乱れてるように感じる。大半の熊たちは同じような場所を撃たれている。背後を狙われて撃たれたのかなぁ。
さてさて、アラスカも寒いけど、ミネソタもかなり寒い地域。ミネソタ4年目となると、寒さにもだいぶ慣れ-5度くらいであれば、普通の感覚。反対に彼女は南国から極寒へ。アンカレッジ空港で私が着ていた防寒用ジャンパーを彼女に貸し、私は秋まで着ていたジャケットを着た。アンカレッジの空港内では、そこまで寒さを感じなかったが、フェアバンクスの空港はさすがに秋用ジャケットでは寒かった。ハワイ入りの友達はガタガタと震えており、正直寒さに耐えられるかどうか心配だった。でも直ぐに、予約していた極寒用のウェアを借りることができたので、一安心した。
フェアバンクスに着いた頃には、日が落ちていて暗かった気がする。外に出ると、駐車している車のエンジン部分からコードが出ており、プラグに差し込んである。おそらく、バッテリーが上がらないようにするためだろう。ミネソタも寒いが、もっと寒いことを思い知らされた一面だった。
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