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稲穂のように

 今年の梅干しも無事に完成し、あとは塩角が取れ味が丸くなるのを待つのみ。そこでハッとした。

今な気がする!

何が?

お米の花ですよ。5月の田植え~9月の稲刈りまでの間、わずか2時間程度しか咲かないらしい稲の花。

7/27だか28だか。予想では8月上旬に開花と思ってたけど「今だ!」の直感で夕方16時過ぎに田んぼに見に行くと、見事に咲いていた稲の花。いや見事と言うほどのものでもない可愛らしい咲き具合。

稲の足元の水面には、すでに散った小さな花びらが夏の花いかだをつくっていた。

この見えている花が雄しべで、中の奥に隠れているのは雌しべ。開花直前に風によって自家受粉できるそう。誰にも見られることなく、虫の力も借りず、毎年健気に自ら受粉して種を繋いで来てくれたと思うと、どれだけ謙虚で偉大な植物なんだろうかとジンときた。

あ、そう言えば、稲の花言葉って何だろう?と田んぼでしゃがみこんだままスマホで調べてみた。

 


「神聖」




参りました。

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