２０２０年末に第１弾が発売されて以来、
いまも連日、読者の皆様から感動の声が寄せられている
「１日１話、読めば心が熱くなる３６５人の教科書」シリーズ。

わずか１ページの分量でありながら、
一つひとつのお話には、
胸が熱くなる感動が詰まっています。

全部で７３０あるお話の中で、
皆さまの心に最も深く残ったのは、どのお話だったでしょうか？

「１日１話、読めば心が熱くなる３６５人の教科書」シリーズの中から、
特に心に残った記事と、その感想をシェアしていきます。

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倒産から立ち上がる人、立ち上がれない人
野口誠一　八起会会長
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倒産から立ち上がる人、
立ち上がれない人の違いとして、
最初は何といっても自分に経営者としての資質があったかどうか。
それを見極めなくてはならないでしょうね。

例えば手形や返済可能な借金の限度はどこまでかという判断能力、
正しい社員教育が行えているか、
経営理念を確立しているか、というようなことです。

２番目は自己改革です。
ここで大きなポイントは、いつまでも過去の問題で苦しんだり、
憎んだりしてはいけないという点です。

私は「苦しむなら明日のために苦しみなさい」と言っています。
要はプラス思考の人間になることですね。

そして改革するなら生活態度や習慣まで変えなくてはいけません。
早寝早起きができて、正しい努力ができるかどうかもその一つです。

一言で努力といっても、無駄な努力が結構多いんですね。
本を読むのはいいとしても、
いつまでも勉強ばかりしていてもしようがないわけでしょう。
何々クラブの名誉職に凝ると、そればかりに偏ってしまう。
ゴルフに凝るとゴルフばかりになってしまう。
会社の足を引っ張ることはできるだけ慎まないといけませんね。

３番目としては、時代の流れが読めるかどうかです。
読めなきゃ、やはりいい商品は生まれない。

消費者がどのような意識を持ち、どのように行動しているか。
こういうことを年中考えていないと、
世の中から取り残されてしまいます。

４番目は、儲けよりお役立ち意識ということです。
お金ばかり追いかけていたらお金は逃げていってしまう。
世の中のため、人のためという意識があってヒントとかアイデア、
知恵が湧いてくるものです。

そして５番目は経営を天職と思えるかどうかです。
私のことを申し上げると、倒産させた製造業という仕事を
どうしても天職とは思えませんでした。だから遊んでばかりいた。
儲ける仕事なら何でもいいなんて、そういうのはでたらめ社長です。

やるなら一生の仕事と思えないといけません。

倒産をきっかけとして巡り合った八起会の仕事、
講演活動はまさに天職だと思っています。

転んだら何かをつかまないといけませんね。

「七転び八起き」って言いますけど、本当は一転びでたくさん。
二度と転んではいけません。

倒産したということは落第生ですから、もう一度勉強して、
そこから進学していけばいいんです。

それを勉強しようともせずに、
そのまま立ち上がろうとするからいけない。
円満な家庭を築いていくことも
経営者としての資質を高めていくことも、すべてが勉強なんです。

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１日１話、私のイチオシ
西條智之さん（一般読者）
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倒産から立ち上がる人と、立ち上がれない人の違いを読んで、
自分に欠けているところに気づきました。

それは、２番目の自己改革で、
「いつまでも勉強ばかりしていても、しようがない」というくだりと、
５番目の経営を転職と思えるかどうかという点です。

私は勉強が好きですが、
経営をやろうと思っていない自分に気づきました。

学習塾を経営しているとは言え、規模が全く大きくならないのです。

それは、自分は教えること自体が好きなだけで、
経営者になろうとする気持ちがないということに気づきました。

すべての問題は、自分のあり方にあるとわかりました。
はっとさせられました。

ありがとうございます。感謝。

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