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カナダで働きたい保育士さんを助けたい‥

はじめに

先週から、ポッドキャストでサブチャンネルを立ち上げました。
タイトルは、「カナダで保育を語る」というチャンネルです。

カナダで保育士をしたいと思っている方、もしくは将来的にいつかカナダの保育の現場に立ちたいと思っている人に役に立つ情報を提供したいという趣旨です。

きっかけは、保育士仲間との会話から

Early Childhood Educator 

私には保育士をしている友人が数名います。お互いの職場の大変なこと、クラスルームでのアクティビティのことなど、ざっくばらんに話せる仲です。

そんなとき、彼女の元同僚で日本での保育士免許をカナダの保育士免許に書き換えた保育士の話を聞きました。

彼女は日本での保育士としての経験は豊富ですが、英語を使って働く経験は初めてだったので、仕事を始めてすぐに子供と接したり、同僚とコミニュケーションが上手くゆかず躓いてしまいます。

しかも、彼女の保育士免許をカナダの免許に書き換えをしたのはある留学エージェントで、しかも資格が州から認可されたら、ビザがすぐに出るような職場を紹介し、すぐに働けるというようなことを言われていたらしいのです。

その方はできる限りのベストを尽くしたようなのですが、英語を使った仕事はハードルが高かったらしく、仕事を辞めてしまいったのだそうです。

しかも、そのエージェントは今度はその方に介護士の学校を勧め、学生ビザを取らせて学校に通わせているというのです。

その方もカナダに居たいという気持ちと、エージェントが彼女をカナダにいさせるための利害関係が一致し、言いくるめたのではないかと思いました。

もし、本人が決めたことだとしても、お金も随分とかかっていることでしょう。

私は、その方を気の毒に思いました。せっかくこちらに希望を持ってきていたはずです。こういった形で人生の方向転換をさせられたのだとしたら、現役保育士として、正しい情報を発信しなければと思ったのです。

郷には郷に従え

カナダは多様性に重きをおいている社会

日本にいると、周りの人は日本人で日本語を話す人達で社会は成り立っています。

ところが、海を超えるとそこは別世界。周りを見たら合う人合う人違った言語を話す、これがカナダです。

デイケアに通ってくる子どもたちは一人ひとり違ったバックグランドがあります。それは働く保育士たちも同様です。

保育士たちは複数での担任なので、チームワークで仕事をすることは必須で、ある程度の英語力が必要です。

日本と違って保育業界には州ごに認可施設の運営基準があり、その内容を理解していないと、認可施設のライセンスと同時に保育士資格が剥奪されることもあります。

英語力は話すだけではありません。デイケアによっては観察記録、子供の成長記録を作成したり、子供が怪我をしたときの報告書など、ライティングも重要なスキルとなります。

特に子供が怪我したとき報告書はインシデントレポートと言われ、一定の書式があります。これに沿って記録を残しておかないと保護者から訴訟を起こさせたときに、ご自身の保育士免許に響きます。

大変な一方で楽しいこともあります。仕事を通してカナダで教育者として子供に関わっていくことができるのは、とてもありがたいことです。

そういったものすべてを含めてポッドキャストでは発信したいと思っています。
よろしくお願いします。





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