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私(僕)、記者30人と友達なんで~PR会社、コンサルタントの選び方~

PR会社の営業や、時にはフリーランスの広報パーソンが、営業トークとして、メディアとのパイプの太さを口にすることがあります。
 
 
クライアントにしてみたら、そのパイプで露出につながる!!と、当然のことながら期待を持つでしょう。
 
で、最初の1回ぐらいは”お付き合い”で露出につながることもあるでしょう。
 
 
ですが、よく考えてみましょう。
 
 
PR会社やコンサルがクライアントに提供するべきは、「クライアントとメディアとの良好な関係」を創出し維持するためのサービスであると私は考えています。
 
 
PR会社のパイプだけで露出を獲得しているうちは、メディアはクライアント企業や商品・サービスに共感し、ファンになることはありません。
 
 
メディアにファンになってもらって、その企業の記者会見があったり、リリースが出るたびに、次は何かなと関心をもってもらえるような関係性をつくっていかない限り、継続的な露出にはつながっていきません。
 
 
この関係性をうまく作っておけば、最悪の事態、例えば不祥事などがあった場合も、そこまでひどく叩かれることもありみません。(多少は叩かれますが、少なくともあることないことみたいなことは防止できると思います。)
 
 
当然、パイプがあれば、色々と役に立つ情報がはいってきたりすることもありますし、ないよりもあった方が良いこともありますが、ですが、必須ではありません。
 
 
時間は少しかかりますが、一から関係性をつくっていくことはもちろん可能です。
 
 
なので、広報・PR活動を外注する場合には、メディアとのパイプを自慢するところではなく、あなたの会社や商品、サービスに心から共感してくれる会社・人であるかどうかを重視してください。
 
 
パイプを自慢する人よりは、よほど一生懸命、商品やサービスについて勉強し、あなたの会社の代表としてメディアにアプローチしてくれると思います。

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