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【選挙ウォッチャー】 東京都議補選2020・大田区レポート。

東京都知事選と同時に行われた東京都議補選は、北区、大田区、日野市、北多摩第3選挙区で行われました。このうち、大激戦となったのが、欠員1に対して5人が立候補した北区と、欠員1に対して6人が立候補した大田区です。ホリエモン新党を除いた全員の実力が拮抗していた北区と異なり、大田区は6人が立候補していながら、実質的には自民党、立憲民主党、日本維新の会の3人による戦いになっていたのですが、来年の東京都議選と年内にも行われるかもしれないと噂されている衆院選を占う上でも、とっても重要な選挙だったと言えそうです。

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鈴木 晶雅  61 元 自民党
松木 香凛  27 新 立憲民主党
松田 龍典  32 新 日本維新の会
原 忠信   68 新 個人タクシー運転手
久田 真理子 54 新 自分探しおばさん
小林 隆弘  35 新 ホリエモン新党

この選挙は、昨年の参院選で日本維新の会の比例区から立候補した柳ヶ瀬裕文さんが辞職したために行われる選挙です。なので、日本維新の会としては議席を失わないように、後継者として松田龍典さんを立候補させてきたのですが、自民党は前回落選の鈴木晶雅さんを擁立。ベテランなので、どういう戦いをするのかが興味深いところでした。


■ ホリエモン新党の大惨敗

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今回、ホリエモン新党からは、立花孝志の秘書のような動きをしていた小林隆弘さんが立候補してきました。かねてから立花孝志は「美男美女作戦」を展開すると発表しており、今回、北区では美女の新藤加菜さん、大田区ではイケメンとされる小林隆弘さんを擁立し、美男美女でどれだけ票を取れるのかという実験をしてきました。結論から言うと、ポスターすらまともに貼れていない自分探しフェンシングおばさんこと久田真理子さんより票が取れていないので、美男美女以前に「ホリエモン新党がクソ」ということになってしまい、まともなデータになりませんでした。小林隆弘さんは、選挙終盤に立花孝志と一緒に北海道ニセコ町で行われたアドベンチャーレースに参加するなど、選挙より「遊び」を選んでおり、ちゃんとした政治家になろうなんていう気持ちは微塵もありゃしないクソ野郎です。なので、これからも衆院選や参院選に立候補してくる可能性がありますが、こんなクソには投票しない方がいいということは伝えておきたいと思います。


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