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【選挙ウォッチャー】 みなかみ町議選2022・分析レポート。

 9月27日告示、10月2日投票で、群馬県みなかみ町議選が行われました。定数14に対して15人が立候補し、落選するのはたったの1人。4年前は定数が18あったところに、なんと、29人が立候補する大激戦。今年は定数が4も減ったので、さらなる激戦になるかと思いきや、立候補する人がほとんどおらず、とても「ぬるい選挙」になりました。
 大激戦となった次の年というのは、だいたい思ったほど候補者がいない傾向にあり、最初から諦めてしまう人が多数のようです。しかし、今回こそチャンスだったと言えるかもしれません。

 同日に行われた町長選は面白かったのですが、町議選は1人しか落選しないので、ハラハラする要素がなく、あんまり面白くありません。特徴としては、30代の候補が4人も立候補しており、逆に70代の候補は2人しか立候補していません。田舎なのに、候補者の平均年齢が非常に若いという、不思議な現象が起こっています。
 けっして給料が高いとは言い難いですが、若い人たちの活躍で町が再び活気を取り戻すのかどうか。この「みなかみ町」は、温泉があって、キャンプもできる「アウトドアブーム」の中では、かなり魅力的です。そういったポテンシャルを活かす政治ができるのか。その手腕には注目です。


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