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【選挙ウォッチャー】 武蔵野市長選2023・分析レポート。

 12月17日告示、12月24日投票で、東京都の武蔵野市長選が行われることになりました。これは地元の「東京18区」から選出されている菅直人さんが引退を表明し、その後継候補として松下玲子さんを指名したことによるもので、松下玲子さんは衆院選の準備のために市長を辞職。このたび市長選が行われることになりました。
 なかなかの急展開ですが、ここで立候補を表明したのは、武蔵野市のネトウヨを代表して小美濃安弘さん。松下玲子さんの後継候補として立候補したのが笹岡裕子さん。新人2人による一騎打ちとなりました。

小美濃 安弘 61 新 自民・公明推薦
笹岡 裕子  37 新 立憲・共産・れいわ・社民・生活ネ推薦

 武蔵野市は、ゴリゴリのネトウヨだった1983年から2005年まで土屋正忠さんが、安倍晋三みたいな市政運営をやらかした反動で、2005年から現在に至るまでリベラル系の市長がリーダーシップを取るようになりました。
 ところが、外国籍のある人でも武蔵野市内で暮らしている人には住民投票に参加できる権利を与えることを検討すると、ネトウヨたちが反応。住民投票条例案は否決されることになり、このあたりから松下玲子市長に対する風当たりは強くなっていました。
 菅直人を生み出し、文化的な暮らしをしているはずの武蔵野市民が、このたびの武蔵野市長選で「ネトウヨ市長」を誕生させたのは意外で、どうしてこうなってしまったのかを書いておかなければなりません。




■ 武蔵野市長選・選挙ボード解説動画


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