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【選挙ウォッチャー】 堺市長選2019・分析レポート。

かつては大阪維新の会から立候補したのに、いつの間にか大阪都構想反対の急先鋒になってしまった堺市の竹山修身市長。ところが、そんな竹山修身市長に億単位の裏金疑惑が浮上し、市長を辞職することになりました。大阪ダブル選大阪12区の衆院補選を勝ち、大阪都構想実現に向けて波に乗っている大阪維新の会が、この戦いを制するのか。それとも、大阪都構想に反対する自民党がギリギリのところで粘るのか。5月26日告示、6月9日投票の日程で行われることになった堺市長選。今回は売名を目的とするNHKから国民を守る党の立花孝志も参戦し、とってもカオスなことになっている堺市長選を取材してまいりました。

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野村 友昭 45 新 自民党
永藤 英機 42 新 大阪維新の会
立花 孝志 51 新 NHKから国民を守る党

情勢としては、野村友昭さんと永藤英機さんの一騎打ちとなっており、立花孝志は供託金没収ラインを超えるか超えないかの戦いをしています。政令市の市長選の供託金は240万円なので、これが没収されたら、だいぶ楽しいのですが、堺市民の皆さんは賢明な判断をしてくれるでしょうか。今回はしっかり取材ができておりますので、文字数多めです。


■ 丸山穂高の戦争発言

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竹山修身市長が不透明な政治資金問題が原因で引責辞任することになり、堺市長選が行われることになったのですが、そんなタイミングで日本維新の会の丸山穂高さんが北方領土問題にからみ、「戦争で取り戻すべき」というアホアホ発言をしてしまい、少なくとも日本維新の会は離党することになりました。大阪都構想に向け、堺市が最大のブレーキだったことから、どうしても堺市長の座をゲットしたい。今日の今日まで憎き竹山修身市長を落とすためにコツコツと追い詰めてきたタイミングで、日本維新の会の国会議員が国際問題に発展するレベルのクソ失言をかましてくれたわけですから、日本維新の会の決断は実に早いものでした。すぐさま丸山穂高さんを離党させた上で、「辞職勧告を出すというなら協力する」とまで言い、完全に丸山穂高さんを切ることになりました。これに酒に酔った上での発言なんだから情状酌量の余地があるではないかと主張するようになったのがネトウヨたちです。「丸山穂高さんはただのアル中なんだから社会復帰できるように支援するべきだ」などと言うようになったのですが、アル中だからってロシアとの関係を悪化させられても困るわけです。一般人がどこぞの安い居酒屋でくだを巻いて噛みついているならともかく、わざわざ国会議員の特権を使って国後島の土を踏み、その上で酔っ払って「戦争で取り戻すべきでは」と持論を展開し、ロシアに交渉を有利に進めるための隙を与えているのです。こんなクソみたいな奴が国会議員になってはいけないのです。確かに、丸山穂高さんは酒癖が悪いです。2015年には居酒屋で一般人と口論になり、手を噛むという暴挙に出て警察沙汰になりました。その時には禁酒宣言をして、もう二度とトラブルを起こさないことを誓ったのです。人間生きていれば失敗することはありますので、スッポンのように手を噛んでも当時は大目に見てもらえたものです。ところが、その時の反省はすっかり忘れ去られ、手を噛むどころか、北方領土は戦争で取り戻す以外にないという持論を繰り広げているのです。よりによって軍事大国であるロシアに戦争を仕掛け、北方領土を取り戻すと言ってしまう頭の悪さ。もちろん、戦争でロシアに勝てば北方領土は取り戻せるかもしれませんが、もし戦争に負けるようなことになれば、日本はもれなくロシア領になります。日本が丸ごとロシアになるという意味で言えば、北方領土問題は一気に解決しますが、僕たち日本人はプーチン大統領のおっしゃる通りに生きていかなければなりません。「オマエたちはロシア人にすべての資産を差し出せ」と言われても「かしこまりました」以外の返事はできません。丸山穂高さんはヤンキーとケンカしたことがないのでしょう。ヤンキーとケンカをすれば、そこらへんのザコは負けてしまう。お金だってカツアゲされてしまう。ケンカを売らずに通り過ぎることもできるのに、わざわざザコの分際でヤンキーにケンカを売るなんて愚の骨頂です。小さい頃からヤンキーにボコられていれば、負けるリスクの一つも学べるはずです。ところがどっこい、大人になり、国会議員という特権を得てからイキってしまっているパターンです。これほどタチの悪いことはありません。多くの国会議員は生粋のお坊ちゃまだったりするので、金持ちケンカせずで、イキることに美学を見出すことはないのですが、丸山穂高さんはネット弁慶のごとく、あらゆる人たちを見下すことで心の均衡を保とうとするタイプの人間なので、一般人にもケンカを売るし、ロシアにもケンカを売ってしまうのです。これは一言で言うなら「壮絶なアホ」なのですが、ネット上で調子に乗ることで心のバランスを保ってきた人間にとって、ネットで無能として扱われるのは最大の屈辱なのです。これから何をやっても「ロシアとの関係を悪化させたクソほどの無能議員」として扱われることになるので、自分はそんな人間ではないということを証明しようとすると、ネット上でテロのような過激発言を繰り出すしかなくなるのです。噂によると、丸山穂高さんは国会議員の不倫を暴露するってなことを言っているようですが、こんなことをしてもダサいだけで、それで国会議員としてのポジションが上がるわけでもありません。むしろ、まったく関係ない人をも巻き込んでしまうクレイジー野郎でしかなくなるので、誰も相手にしてくれなくなり、孤立が深まります。これほど悲惨な話はないのです。丸山穂高さんがこれからどんな行動に出るのかは、今後も注意深く見守っていこうと思いますが、日本維新の会が早々に丸山穂高さんを切ったことは、最終的に正解だったと思います。


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