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【選挙ウォッチャー】 練馬区議補選2022・分析レポート。

 4月10日告示、4月17日投票で、練馬区議補選が行われました。
 欠員2に対して5人が立候補しましたが、水曜日に取材をした段階でポスターを貼れていたのは3人だけ。選挙も後半に突入しようかという時に、光が丘駅前という練馬区の中でもメジャーでたくさんの人が暮らしているエリアにポスターを貼れていないのですから、この時点で勝負は3人に絞られたと言っても過言ではありません。

西山 清孝 58 元 自民党
渡辺 照子 62 新 立憲民主党
薬師 辰哉 34 元 日本共産党
岩江 志朗 62 新 無所属
岩川 仁士 62 新 無所属

 この選挙の一番の見どころは、かつて「れいわ新選組」の顔として活躍していた渡辺照子さんが、立憲民主党に移籍して議員になれるのかです。政党こそ立憲民主党ですが、この選挙の結果次第で、この夏の参院選で「れいわ新選組」がどれくらいの票を獲得できるのかが占えます。

 思いっきり「れいわ臭」がする渡辺照子さんに立憲民主党を支持している人たちが投票するのか。どれくらいの票が共産党に流れるのか。おそらく自民党が圧勝することは間違いないと思いますが、自民党のオッチャンもなかなかホゲホゲしているので、早く結果が知りたくてワクワクします。


■ 岩江志朗候補の主張

 岩江志朗さんは、ものすっごく笑顔の写真を載せているオジサンです。この笑顔で「女性の幸福度向上を実現する政治」と言っているので、変態に見えてしまいます。もちろん、女性の幸福度を向上させることは必要です。そして、それは良い政治だと思います。が、具体的に何をするのでしょうか。
 男女の格差が深刻であること、働きやすさが先進国でワースト2位であること、夫婦別姓制度が採用されていないこと。どれも女性たちが苦しめられていることを示していると思いますが、最も大切な「それを解決するために何をするのか」というアイディアが発表されていないので、これではただの女性好きの変態になってしまいます。頑張ってください。


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