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【選挙ウォッチャー】 流山市長選2019・分析レポート。

連日、殺人級の猛暑が続いており、僕の仕事部屋にエアコンがない関係もあって、昨日は脳味噌をやられてしまい、更新ができませんでした。皆さんは体調を崩していないでしょうか。こまめな水分補給と塩分を摂って、熱中症にならないように気を付けていただきたいですが、こうしている間にも千葉県柏市では柏市議選が行われ、「NHKから国民を守る党」の大橋昌信が当選してしまいました。まったく仕事をしない人間のために税金を払っている場合ではないのですが、まだまだ「NHKから国民を守る党」がカルト集団であることに気付いていない人が多いので、この国はだいぶヤバいことになっています。流山市でも4月21日の統一地方選挙では市長選と市議選が同時に行われたのですが、市議選の方ではNHKから国民を守る党の候補者が当選を果たしています。なので、この東葛地域の問題を考えてみます。

井崎 義治  65 現 無所属無党派
徳増 記代子 66 新 共産党推薦

流山市長選は、選挙をやる前から結果が決まっているような選挙です。現職の井崎義治さんが圧倒的に強く、自民党からゴリゴリ支援を受けるような候補でも勝つのは難しいです。ましてや共産党の候補が勝つのは非常に難しく、一応、選挙が成立したという感じです。市議選と一緒なので投票率はそこそこ高く、ある程度、民意が反映されていると考えられそうです。


■ 東葛地域とNHKから国民を守る党

流山市長選はほとんど取材ができていないので、柏市や流山市を含む「東葛地域」におけるNHKから国民を守る党について言及しておきたいと思います。今年の参院選で、この千葉県は「NHKから国民を守る党」に投票する人が比較的多かった都道府県だということになります。特に多かったのが千葉市内や東葛地域で、千葉県では「さゆふらっとまうんど」こと平塚正幸という陰謀論者の売れないユーチューバーが「アンチ枠」として立候補し、NHKから国民を守る党にお金を出してもらい、「NHKから国民を守る党に投票してはいけません」などと言っていたのです。とんでもなくスベっていたので、目も当てられない痛い奴でしかなかったのですが、千葉県全体で8万9941票を獲得。シェア率は3.9%でした。南房総市では2.1%、いすみ市では2.5%、九十九里町では2.9%、長南町では1.6%などで、田舎ではシェアが低くなっている一方で、千葉県柏市や流山市などでは比較的高い傾向にありました。

柏市:4.1%(8月4日)
流山市:4.3%(市議当選)
松戸市:4.1%(市議当選)
船橋市:3.9%(市議当選)
市川市:5.1%(市議当選)
野田市:3.5%(市議落選)
我孫子市:3.5%(11月17日)
鎌ケ谷市:4.1%(市議落選)
習志野市:4.7%(市議当選)
八千代市:3.9%(市議当選)

立花孝志は「党勢拡大」を表明しており、松戸市は中村典子(立花孝志の元カノ)、船橋市は小川友樹、市川市は佐直友樹、流山市は宮城壮一、流山市は大野富生、八千代市に宮内敏と、千葉県内には6人の現職議員が存在します。とうとう柏市でも大橋昌信が議員になってしまいましたので、東葛地域は野田市を除いて反知性派カルト集団に侵食され、ろくすっぽ仕事をしない議員たちを生み出してしまっています。連日、NHKから国民を守る党がニュースとして取り上げられるせいで、意外とまともではないかと勘違いする人たちが続出しており、地方の市議選では楽勝で当選できるレベルになってます。立花孝志は既に我孫子市議選に候補者を擁立すると明言しており、我孫子市が陥落するのも時間の問題になっています。


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