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さよなら地球

今年の夏頃から、「地球に転生するのは今世が最後になる魂が多い」というスピリチュアル界のメッセージに触れることが何度かあった。
様々な苦難や制限のある地球という惑星、そこで輪廻を繰り返して学びを得ることを終えて卒業へ向かうのだと。
自分がそうであるかどうかは分からないが、そうだったらめでたいことで、でもやはり淋しいとも思う。

私はコロナ禍の前から感じていたのだが、地球“ガイア”は人類を絶滅までは行かなくとも減らす方向に舵を切っていないか?と。
気候変動により大規模な自然災害が多発し、日本ではあまり意識しないが森林火災も増え、食糧難も限られた地域の話ではなくなりそう。
それは地球の“意思”などと考えずとも人類が引き起こした結果でもあるのだが。

どうあがいても人類は、失敗ルートに入ったのではないか。特に日本は、と諦め気分に傾いていた。

そして2020年、新型コロナウィルスが世界各地へと広がる。
小松左京先生の小説『復活の日』を思い出し、とうとうこの時が、と震撼した。

『復活の日』は、強力なウィルスが蔓延して人類が死に絶えて、各国の南極観測基地にいた人達だけが生き残るという物語。生き残って終わり、ではなく話はそこからが大変。
書かれたのが50年ほど前で、私が読んだのが10年以上前だが古さは感じられず、いつ同様のことが起きてもおかしくないと思えるリアリティがあった。

現実はウィルスそのものによりあっという間に人間がバタバタと死亡してほぼゼロにという事態にはならなかった。それでも初期の頃は皆、自分は生き延びられるのか?と戦慄したのではないかと思う。

そして、現在「コロナ明け」などと言われても、ウィルスは消えたわけでなく変異を続け、即死亡には至らないものの感染者もまた増え続けているのだ。
日本ではあまり報知されていないが、海外の研究では新型コロナに感染して病状は回復しても体に様々な影響が残る。
はっきりと後遺症として発現しなくとも、ゆっくりと体内で進行する可能性がある。
生殖器官に障害を起こす場合もあるし、妊娠中の女性が感染した場合、生まれた子になんらかの症状が出る確率も高いと。

人類の減少をじわじわと進めているような不気味さがある。

自分も一年前に一度感染して三日で治る軽症で済み、後遺症もないが、いつまで平常でいられるかと覚悟している。そして再感染を避けたい。

転生の話に戻ると、このまま人類が減るならば今の地球上に生きている者の魂は死後、長く霊界に留まるか、他の星の生命体に転生するかということになる。
地球に生まれるのはこれで最後になる人が多いというのも道理という話だな。
自然科学的にも人類は増えすぎたと言えるようだし。

確かに、数十年後の地球の環境を想像すると、現人類にはおそらく過酷だ。
予測されているだけでも、耐えがたい夏の猛暑、大規模な気象災害の多発、水資源の枯渇、食糧生産システムの破綻、とある。

霊的世界から見ると、一部の国や地域は除外されるとしても地球は魂の刑務所か罰ゲームみたいな星となってしまうかもしれないね。
学びのために生まれる場所を選択して来るのなら、ハードな修行の場というべきか。
あるいは、ディザスタームービーを楽しむような感覚で災害を体験しに来る星と位置づけられてしまうかも?

そうはならないように軌道修正されて、平和で争いのない星になるとよいけれど。

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