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自分の「ちょうど」を測れるように、かしこくなりたい

外に出ると風が気持ちいいのに、家の中は暑くて暑くてたまらなかった昨日、今シーズン2回目のベランダBBQをしました。18時半から炭をおこし始めて、20時前には鎮火の、家族3人だけでの、さくっとBBQ。こじんまり感が、インドア派の我が家にちょうどいいです。お肉が美味しいし、家が焼肉臭くならないし、冷蔵庫から出したてほやほやのキンキンに冷えたビールを飲めるし、なんせ家だから食べた後に「帰る」工程がないし、お皿は食洗機が洗ってくれるし、25cm×45cmの小ぶりなコンロは片づけもらくちん——夫とひよこがお風呂に入ってるあいだにおしまい——なので、やめられません、止まりません。

勤勉なわたしは、ネットで調べて、着火剤なしで炭をおこせるようにもなりました。8分の1サイズにした新聞紙を棒状にねじって、井桁を組んで、そのまわりに炭を積むやり方です。ホームセンターで買った炭は形も大きさも不揃いなので積むのに難儀するのだけど、築いてしまえばこっちのもん。ライターで井桁に火をつけて、あとはビール片手にメラメラ燃える火の番をするだけです。夫とひよこがクーラーの効いた部屋の中でYoutubeを観ながら「はやく食べたーい」と宴の始まりを待っていても、まったくイライラしないくらい、簡単。おかーさんにまかせといて。

国家な夫は「ついにBBQも”食べるだけ”のポジションにつけてラッキー」、ええかっこしいなわたしは「いつかどこかで披露できるスキルが身についてラッキー」、両親のケンカに遭うのを御免したいひよこは「無事に穏やかに宴が始まってラッキー」の、WIN-WIN三重奏です。

そりゃあ、「僕が準備するから、君はただ座って待っててくれたらいいからね、ハニー♪」な旦那さまだったらもっともっともっとラッキーに思うのだろうけど、それと同時に、わたしの「ええかっこしい」が満たされずに無駄に張り合ってしまう(もしくは、偽悪的に振る舞ってしまう)気もして、そうすると、いまのこの役回りがちょうどいいような。その解釈ひとつ正解はなくて、自分で落としどころを見つけるほかないから、「ちょうど」を測れるように、考え方や選択肢はどんどんインストールしたいし、計測する言葉を紡ぐかしこさが欲しいです。

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