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先生との、さようなら

今日は、保育園が「新年度準備するので、家庭保育ヨロシク!」な日なので、有休をとっています。年度末に快く(ないかもしれないけど、嫌味ひとつなく)休ませてくれる職場に感謝しつつ、電車に乗って少し遠くの公園へ行って、しこたま遊んで、お弁当を食べて、半ば無理やり連れ帰ってきて、眠りの森に押し込んで、いまに至ります。ほっと一息。

……という書き出しで、昨日途中まで書いたのですが、末尾に至る直前でひよこが昼寝から覚めてしまい、公開できず。時制とかちょいちょい直して、ただいまアップします。

一昨日までの1年間、ひよこのクラス(満2歳児)には、4人の先生がついてくださっていて。そのうちのお二人が、昨日付で退職されました。園全体では、ほかにも数名の先生が。先生の入れ替わりについて、私立保育園がこういうものなのか、開園2年目の新設園ゆえか、ひよこの園特有の何かがあるのかは、わかりません。そこは、ひよこの情緒面や、送り迎えのときに見かけるほかのお子さんの様子から、気を揉んではいません。

ただ、ただ、さみしいです。とくに、ひよこのクラスの先生お二人は、1歳児クラスから持ち上がりで見てくださった方々なので。もう、あのクラスを担当してくださった先生は残り1名になってしまいました。慣らし保育で、毎朝ありったけの声で泣いて「今生の別れ」をしていたこと。1歳児クラスのあいだ、「揺れるの、いやぁぁぁ!」と、最初から最後まで立ち乗りベビーカーを断固拒否したこと。そんな子が、いまや、保育園行きたさに勝手に玄関の鍵を開けて外に出て、家の前の公園でブランコを立ち乗りして私を待つようになって。これから3年でもっとおもしろ可笑しくなるだろうに、卒園のときに、「あんなこと~、こんなこと~、あったでしょう」を入園からの全スパンで思い出話ができる先生が、どんどんおられなくなってしまうなぁ。

「魔の2歳児」「悪魔の3歳児」たちを取りさばく姿はまさに猛獣使いのようだと、我が家では全幅の安心と信頼を先生方に寄せていました。でも、「子どもたちと一緒に、たくさん笑って、たくさん泣いた1年間でした」との退職メッセージを寄せられていて、ああ、やっぱり、ウラでは涙されることもあったのだ、と安心したのとともに、オモテではそれを感じさせずにいつも気持ちのいい応対をしてくださってたことに、一層感服しました。

ひよこは、「せんせいたち、しょうがっこうにいくんだもんね」と、年長さんの卒園と混同している節がありますが、わたしからは訂正していません。そうそう、一生会えないわけじゃない。ひよこも、先生も、未来はあかるい。寂しい気持ちだけじゃなくて、ぎゅーっと抱き着いて、笑顔で「せんせいも、がんばってね」と送り出すのって、そういうお別れのしかたができるのって、とてもいいと思いました。

サヨナラからはじまることが たくさんあるんだよ

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