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詩  思い出迷子

休暇を楽しむ人の群れに
ひとりまぎれても
心は晴れない
寂しさが募るだけ
コンビニでコーヒー買って
ちょっと気どった飲み方をして
人の姿に
昔の光景を重ねてみる
あんなに無邪気に過ごした日々も
遠い蜃気楼
色褪せた思い出を
新しい色に塗り替える事は
できない
ひとりの日々は
思い出迷子のように
静かに
時間が過ぎていく
あの人の面影を探しながら
時間だけが
静かに過ぎていく











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