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最近気になること・・・京都市交響楽団との縁

最近、なぜか京都市交響楽団との縁を感じています。
京都市交響楽団とは、1956年創立、日本で唯一、自治体が設置し、運営に責任を持つオーケストラ。ということで、私も京都へ移住して以来、注目しているオーケストラではあるのです。かといって友の会に入るとか殊更応援しているわけではなかったのですが、最近、聴きに行きたいコンサートプログラムを京都市交響楽団が担当していることが続いているので、何となく気になっています。

最初は、3月中旬のこと。会員(友の会ではなく無料の会員)になっている京都コンサートホールからのメールでラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」のピアノ独奏があることを知り、チケットを購入したのでした。弾き手のフランス人ピアニスト、ジャン・エフラム・バウゼ氏については申し訳ありませんが全く知りませんでしたが、久々にラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聴いてみたいという思いでした。
というのもこの曲は、私がピアノを大人(中年)になってもう一度やってみたい、という思いに至ったきっかけの曲だったからです。
子供の頃、ピアノは大して好きでもなく、時には嫌々ながら通っていたピアノのお稽古だったのに、何故か突然、数年前にまた弾いてみたいと思ったのが、この「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聴いたときでした。
早速電子ピアノを買い、「大人のピアノ」教室へ通い始めました。が、この曲は私にとって結構手強いものでした。優しくアレンジしたバージョンでは弾くことができますが、今の私の実力で原曲を弾くことはもう少しかかりそうなレベルです。
京都へ移住してからもレッスンに通っていますが、とりあえずは地道に弾けそうな曲を練習しています。

P席は特にピアノ演奏を見るにはかなり良い席なのかも?

ジャン・エフラム・バウゼ氏による演奏は素晴らしく、相変わらず「亡き王女のためのパヴァーヌ」は私にとっての大切な一曲であることを再認識しました。
この日は、京都市交響楽団の定期演奏会だったのですが、フライデー・ナイト・スペシャルといって金曜の夜7時30分開演の仕事帰りにも気軽に立ち寄れる休憩無しの約1時間のプログラム。そのためチケット代も全体的にかなりリーズナブルで、何と私が購入したP席(舞台後方席)は1500円という格安。
舞台後方席はサントリーホールなどにもありますが、座っている人の顔が客席からよく見えてしまうために敬遠していたのですが、実はピアノの演奏を見るにはこの席はかなり良いことがわかりました。特に中央やや右寄り(客席からは左寄り)でしたので、ピアノの鍵盤がバッチリ見えてラッキーでした。
それに、この日のコンダクター・広上淳一さんの表情豊かな指揮をまるでオーケストラの一員になったかのように真正面に感じ、楽団員の人たちのいろいろな書き込みのある楽譜を覗き見でき、音は前へ向かって響くので確かに音響的にはよくないのかもしれませんが、安いわりにはちょっと特別感のある席でした。
それに、この日のコンサートマスターが石田泰尚さんで、これも私にとってすばらしいことだったのですが、これも当日になって知りました。
石田さんが2020年から京都市交響楽団の特別客演コンサートマスターに就任したのは知っていたのですが、京都で実際に拝見したのは初めてだったのです。
自らが率いる硬派の弦楽合奏団「石田組」の演奏を東京で聴いて以来のファンです。
P席では石田さんの横顔がチラチラと見える程度でしたが、演奏はしっかりと聴けました。

billboard classics玉置浩二コンサートでも京都市交響楽団が演奏

次が大阪フェスティバルホールで開催されたbillboard classics玉置浩二コンサート。billboard classicsとは、クラシック音楽を象徴するオーケストラと、トップクラスの歌唱力を持つポップス実力派アーティストとのコラボレーションを中心に、ジャンルを超えた音楽体験を数多く提供するステージ。
オーケストラと圧倒的な歌唱力を誇る玉置浩二との融合に魅せられて、このシリーズにはこれまで何回も聴きに行っています。東京にいた頃には度々国際フォーラムへ、京都へ越して来てからは昨年、ロームシアター京都へも聴きに行きました。
そして、今年は京都では公演がなかったので大阪へ。大阪フェスティバルホールは初めて行った会場ですが、とても見やすくて、音響的には詳しくはありませんが、少なくとも私にとってはすばらしいホールでした。
各地で行われる公演ではその都度オーケストラが変わり、必ずしもその地域を本拠地とするオーケストラが演奏するわけではないのですが、今回の大阪の公演では京都市交響楽団だったのです。
つい数日前に京都市交響楽団の定期演奏会を聴きに行ったばかりだったので、舞台上のオケの面々に親近感が生まれ、ぐっと身近に感じられました。
オケとの息もピッタリ、玉置浩二の歌声がいつもを変わらず素晴らしかったのは言うまでもありませんが。

大阪特別公演では辻井伸行くんのピアノも楽しみ

そして、お次はまだ先ですが7月の辻井伸行のピアノコンサート。
ピアニストとして神がかっている辻井くんのピアノも何回も聴きに行ってますが、今回は京都市交響楽団の大阪特別公演としてザ・シンフォニーホールで開演されまず。これもたまたま関西圏で聴ける辻井くんのピアノコンサートを探していたら見つけた公演で、共演するのが京都市交響楽団と知ったのは偶然でした。

オマケですが、京都市交響楽団ではオリジナルグッズの販売もしていて、私が買ったのは、100円のクリアフファイル。これは安い!!
全体に白地で、表にオケの写真と「今日、京響?」という縦書きの文字入り。
販売している人に思わず「これ、安すぎませんか?」 と思わず聞いてしまい、笑いを誘いました。

京都市交響楽団では練習風景も公開しているようなので、今度一度見に行ってみようかなと目論んでもいます。何だかどうも気になるですよね・・・






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