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“想定外”と”板挟み”を解決できるか?

【おすすめポッドキャスト a scope 】

a scope という #ポッドキャスト をご存じですか?
今、大人気の『#コテンラジオ 』を聞いている人はきっと多いですよね。
めちゃくちゃ面白いですもん。

私も、『コテンラジオ』の大ファンの一人で、全エピソード制覇済み。
おかげで、今や立派な歴史好き。
それに加えて、大げさに言えば、世界の見方が変わった気がしてるほどです。

今日は、そのコテンラジオのパーソナリティの一人、 #深井龍之介 さんが主宰する別のポッドキャスト、 #ascope   の中のエピソードの紹介です。

深井龍之介さんの紹介はこちら。

「リベラルアーツで、世界を観る目が変わる」というキャッチフレーズのこちらの番組、各分野の第一人者が毎回、それはそれは深い話をされて、
これで無料?!とびっくりすることもしばしば。
すごい情報が簡単に手に入る、良い時代になったものです。
(そう、情報にたどりつくのは昔に比べて超簡単になったのだ。これが今日のテーマの大前提。)

今日、紹介するのは「すべての中高生とその親御さんにきいてほしい!」と思った、 #鈴木寛 さんがゲストの回です。

“すずかん”こと、鈴木寛先生は、教育者であり、政治家、社会学者で、日本の教育改革の最前線を知る人。

詳しくは、ぜひ聞いてみてほしいのですが、
私が聴いて思ったのは、「大人は、自分が受けてきた教育のイメージとこれからの子たちが受ける教育のイメージを変えるべきである」ということ。

今の大人が学校に通っていたころ、求められたのは、すこしでもたくさんの情報を暗記すること、そして正しい答えを見つけることだった。
テストの点数はほぼほぼ暗記が勝負だったし、正しい答えは先生が知っていた。

激しい受験競争を経験した私は、いやというほどこのことを知っているし、
今、大学生になった二人の息子たちの高校時代も、それはちっとも変ってないようだった。三男だけは、日本の標準的な教育課程を飛び出してしまったので、ちょっと違った教育を受けている。

でも、暗記と正解のある答えを見つけることに関してもはや人間は絶対にAIにかなわない。これは、もう聞き飽きるほどあっちこっちで言われていて、よーくわかってることですよね。

今の人間に求められているのは、
問いを立てること、答えのない問題について考え続けること、

でも、だからって教育が、これに対応してぱっと変わらないのが難しいところ、というのもご承知のとおり。私の知るのは狭い範囲だけど、子ども達は、相変わらず、昔ながらの勉強をしているように見える。でも、実際は変わっているところもあるんでしょう。エピソードの中では、大学が総合選抜入試を大きく取り入れ始めたことが語られているし、その出口の部分が変わるにしたがって、これから大きな変化を迎えるのかも。

せめて、今、大人は、自分たちが受けてきたような、標準化された人材を作ることを目的とした詰め込み教育のイメージで子どもの教育を語らないようにしたい。

この春から変わる高校の学習指導要領は「主体的で対話的な深い学び」を求めている。

効率よく知識を吸収する=勉強、だった世代の親は、自分の子どもがそれをやっているだけのように見えたら、気をつけておいたがいいと思う。

子ども達は、
自分の頭で考えているか?
言われたことをするのに追われていないか?
正解のない問いを“面倒くさい“って避けていないか?
自分の考えを持つことを放棄していないか?
効率ばかり求めていないか?

すずかん先生がエピソードの中で言っていた、「想定外」「板挟み」
これを自分なりに解決する術を探求するのがこれからの教育になっていく。
それは、教えるがわにとっても、今までの知識伝達型よりずっと面倒くさい。

でも、これが実現されるならこれからの日本は大きく変わる気がする。







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