どてのすかんぽじゃわさらさ

こんにちは、吉田ちえみです。
タイトルを読んで、特に若い世代の方は、「とうとう筆者もこの夏の暑さでやられたか…」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

私は大丈夫です🙆‍♀️笑

さて、このタイトル、何かというと、
北原白秋(作詞)と山田耕作(作曲)の作品で「すかんぽの咲く頃」という曲の歌い出しなんです。

正確に書けば、

土手のすかんぽ ジャワ更紗

となる訳です。

ことの発端は、劇音楽を制作している友人から、
「先輩!すみません!出船の伴奏弾いてもらえませんか?!」
と、急に依頼されまして。

出船ってどんな曲なんだろう、と思い調べたところ、美空ひばりのこのアルバムが出てきました。

それで出船を聴いていたらですね、やっぱり美空ひばりいいなぁと思いまして
アルバム全部聴いてみよ〜となった訳です。

今はApple Musicという夢のようなサブスクがあるので、本当にすぐ聴けるってすごいなと思います。

そしたら、流れてきたわけですよ、

どてのすかんぽじゃわさらさ

「えっ⁉️」ってなりました。
日本語の音なのに、全然意味がわからなくて、タイトルを確認するも、さらに「すかんぽ」によるメダパニを起こすのでした。

すかんぽとは、正式名称「イタドリ」という植物だそうで、Wikipediaによれば、

和名イタドリの語源は、傷薬として若葉を揉んでつけると血が止まって痛みを和らげるのに役立つことから、「痛み取り」が転訛して名付けられたというのが通説になっている[11][12][13]。平安時代初期の本草書『本草和名』(918年)には、イタドリの名前が記されている[13]。漢字(漢名)では「虎杖」とも書き[14]、軽くて丈夫なイタドリの茎が杖に使われ、茎の虎斑模様から「虎杖(こじょう)」とよばれたことによる[15]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%89%E3%83%AA

とのこと。かなり歴史のある植物なんだと分かりました。

ジャズボーカルの曲をはじめ、英語の曲って発音がやはりかっこいいなと思うことも多い今日この頃ですが、

日本語の曲も、言葉のリズムというか丸さというか、すごい面白いなって思うんです。

特に童謡や古い楽曲については、言葉の跳ね、伸ばし、韻を踏むこと、などなど、
短い言葉に要素がぎっしり詰まってるな〜、それをピタッと曲にしちゃう作曲者もすごいなぁ…と思う訳です。

「土手」の「ド」で濁音があり、
「すかんぽ」の「ポ」で半濁音があり、
「ジャワ」の音はすごいジャワジャワしてて、
次に続く「更紗(さらさ)」との音の対比がクリアですよね。

今度キッズクラスで日本の童謡クラスでもやろうかな〜!

そんなことを感じた夏の終わりでした!

#北原白秋 #山田耕作 #童謡

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